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正々堂々blog

衆議院議員川内博史の日記。

食品安全委員会プリオン専門調査会

2005年05月19日 | Weblog
ここに来て、いよいよ食品安全委員会プリオン専門調査会の委員の先生方が、安全委員会事務局の批判を強めています。

専門家の先生方の真摯な議論を、官僚がねじ曲げてねじ曲げて、事務局官僚にとって都合がいいように文章を作り上げ、米国からの牛肉輸入の再開に結び付けられてしまうことに対して、不信感を増大させているのです。

昨日の衆議院農水委員会で、プリオン専門調査会の品川委員の長期欠席問題についてどう思うか?

という私の質問に対して、食品安全委員会の寺田委員長は「品川委員も6ヶ月・7ヶ月ぐらい前に辞意を表明された」ことを明らかにしました。

私が電話でヒアリングをした金子座長代理も「このままでは私が国民の皆さんにウソをついたことになる。

招致されれば国会の場で、私の思いを国民の皆さんに表明したい。」とおっしゃいました。

また、山内委員も神保哲生さんと言うビデオジャーナリストのインタビューに答えて、「官僚にだまされた。」と明確に言われたそうです。

金子座長代理、品川委員、山内委員、この3人の専門家は、日本の異常プリオンの研究者の中での最高峰であり、調査会の議論をリードされてきた方々です。

この方々が、委員会並びに調査会のあり方に重大な疑問を呈しているのです。

いよいよ明日は、衆議院農水委員会で山内委員が参考人として証言します。重要な証言がなされることを期待しています。


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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なぜそんなにこだわるの? (kingowl)
2005-05-23 14:53:57
委員会の意見はあきらかに曲げられている。委員は若齢牛の全頭検査をやめれば、当然リスクは増加する。(これ当たり前)しかし、そのリスクはそんなには大きくないと言っているだけである。だって、たとえその牛がBSEに感染していても若ければ検出限界以下(陽性がわからない)になる。そうであれば、私はアメリカ産でも輸入を解禁してもよいのではと思っている。ただし、条件は産地表示をしてもらうこと。リスクは消費者が判断して、買えばいいと思う。このステーキはアメリカ産です、そんな日本みたいに牛の管理なんか出来ません。そんなこと気にしない人だけ買ってください。
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Unknown (H. M.@Team Hypostase)
2005-05-25 15:57:40
私は、やはり厳格に検査するに越したことはないと思います。消費者のリスク判断には限界があるからです。

仮に偽装表示に直罰規定を設けたとしても、一般の犯罪と同様、法令違反をあえて犯す人間はいることでしょう。それに欺かれて、牛肉を食べた者が生命・健康に危害を受けた場合に、これを消費者自身の責任とすることには疑問があります。

やはりこの場合、行政が水際で危険防止に努めるべきではないか。

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