正々堂々blog

衆議院議員川内博史の日記。

黒豚さん、ボク頑張ったよ!!

2004年11月30日 | Weblog
本日の15時から15時30分まで、農水委員会で質疑をしました。
そーです!例の鹿児島黒豚偽装事件です。
ボクが独自に入手した、全農本体が偽装に関っていたことを疑わせる資料2点を示し、全農田林理事長と島村農水大臣に対して質疑を行いました。
鹿児島黒豚をはじめとする地域特産品であるジャパンブランドを守る為に、この種の食品偽装事件を根絶しなければならない。
その為には、今回のアメリカ産、カナダ産黒豚が鹿児島産と偽られて小売された今回の事件に関して、島村農水大臣は、力強く、そして決然と「徹底的に真相を解明するし、全農が本日持ってくる業務改善命令に対する報告書も不充分なものであれば受け取る訳にはいかない」と、答弁されました。その瞬間、ぼくは黒豚を一生懸命育て、月に20頭ずつ出荷している黒豚生産農家である、友達の顔を思い浮かべ熱いものがこみ上げてくるのを感じました。
疑惑みたいなものを追及するのはあまり得意じゃないし、気が進まないのです。
でも、頑張って大地とともに生きているお百姓さんたちのことを思うと、流通段階で悪いことをする人達を見過ごす訳には行かないんです。
全農の田林理事長も、アメリカ産黒豚については調査が不充分であったことを認めました。
さっき17時50分に農水省から電話があり、全農の報告書を受けとらなかった、という報告がありました。今回のこの事件、特にアメリカ産黒豚については、まだ分らないことだらけです。全農の再調査、そして農水省の独自調査の結果を、しかも事実に裏づけされたしっかりとした調査を期待します。
ぼくも出来る限り調査を進めて、農水省に協力させていただきます。
農水省はお百姓さんの味方だ、ということが、今回はよくわかりました。それがすごくうれしかったです。
黒豚さん、ぼく頑張ったからね!

最後の話題、エンタメ勉強会です。法政大学の岸井大太郎先生をお招きして、独占禁止法上の著作物を法文上で限定をすることについてお話いただきました。
「当分の間」独占禁止法上の著作物とは、新聞、雑誌、書籍に限定する。」
これが一番いいのではという意見でした。
これを条文の中にストレートに入れるか、もしくは附則に入れるのか、それとも政令委任するのか。
今後の検討課題です。
来年の通常国会目指して、頑張ります。

黒豚さん!ボク、頑張るからね!!

2004年11月29日 | Weblog
明日はいよいよ、アメリカ産やカナダ産の豚肉が2000tあまり鹿児島産黒豚として、偽装表示のうえ小売された事件に関して、農林水産委員会で全農の田林理事長、そして島村農林水産大臣と議論させていただきます。
いままで判明していなかった、あるいは公にされていない事実や、新たな証言が出てきています。
明日の委員会でお話をさせていただきますが、この事件はもう一度、徹底的に事件の真相を解明すべきです。
鹿児島の県議会も、県民の総意として決議をしています。
この日記で、いつも書いていますが、お百姓さんが丹精込めて作ったものを守る為には、今の食品業界の現場で起きていることを、まず明らかにすることが必要なのです。

明日は気合を入れて頑張ります!!

原口一博との契り

2004年11月26日 | Weblog
敵を知り、己を知れば百戦あやうからず。

独占禁止法上の著作物再販についての議員立法に向けて、何をさておいても、勉強!勉強!また、勉強!
来週、11月30日(火)にエンタメ勉強会を企画しています。
講師の先生は、法政大学の教授で独占禁止法と競争政策の権威で、公正取引委員会の著作物再販協議会や音楽CD等の流通に関する懇談会のメンバーでもある、岸井大太郎先生です。
講演の内容はみんなにもお知らせしますので、楽しみにしておいて下さい。

でも、少しだけ苦言を申し上げるとすれば、この著作物再販協議会の7月9日の第4回議事概要。発言者の名前が伏せられているのは、公正取引委員会の名が泣くぞ!って感じです。業界利益を代表する人の発言はしっかり名前を名乗って頂かないと不公正だと思う。

それと、とてもGOODなニュースです。
今国会に提案されていた、独占禁止法の改正案が正式に次の通常国会に継続されることに決定!!
昨日、この独占禁止法の我が党の担当者である、あの原口一博氏に、この著作物の独占禁止法での限定を新聞・雑誌・書籍だけにしよう!と提案したところ、「それは、GOODだ!!次の国会でぜひやろう!」と言ってくれました。僕は原口一博が大好きです。

ところで、新幹線フリークに耳よりな情報です。
九州新幹線、博多・鹿児島間は今年3月13日に新八代・鹿児島中央間が開業して好調という事はみんなも知ってるとは思います。
今、工事が進行している、新八代・博多間も当初の予定では、平成24年開業ということだったのだけれども、工事が順調なことと、予算の目途がたっているという事で、全線の開業が2年前倒しで、平成22年になる事が今朝の新幹線の会合で明らかになりました。
みんな!!新幹線に乗って、鹿児島に遊びに来てください。

それから、政府もいよいよ食物を知財戦略のひとつとして、ようやく認知したようで、11月24日に知財戦略本部の中に、日本ブランド・ワーキンググループが発足したようです。
これからは、安心・安全な食の時代。
広島かき、名古屋コーチン、夕張メロン、下仁田ねぎ、鹿児島黒豚等、他にもたくさん、たくさん!
地域特産物は、食物界のセレブ、食物界のシャネルになってもらって、それらの生産者が権利者としてファン(食べる人)からの、尊敬と信頼を集めてゆく時代です。
即ち、いいものを作るお百姓さんは21世紀は、大変なフィーバーを起こしているヨン様と同じようなスターになるのです。だから、ぼく達は、お百姓さん(アーティスト)を利用するだけ利用してお金儲けだけを考える業界の横暴を許してはいけないのです。

ぼくは予言します!21世紀はお百姓さんからスターが生まれる!!


知財戦略と黒豚

2004年11月24日 | Weblog
今週は、23日が休日だった為に、今日が最初の日記になります。

著作権法改正による音楽レコードの還流防止措置について、文化庁と税関(とレコード協会)との協議がなかなかまとまらないようで、本来10月下旬頃には発表される筈の通知(ガイドライン)が未だに発表されていません。
来年、1月1日の施行を前に現場が混乱をするのではないかと心配しています。

それから、鹿児島県産黒豚の偽装表示問題について、農林水産委員会での質問がいよいよ11月30日に決まりました。
この問題は話すと長くなるのですが、農水省から全農に対して、業務改善命令が出ているくらいに重要な問題です。安心・安全な食が叫ばれている中で、こともあろうに、日本の農業・生産者をしっかり守ってゆかなければならない立場の人達が、目先の利益につられて、偽装表示に手を貸すようなことをするのは許せないことです。

今、中国では、現地のお金持ち達が、日本の生産者が丹精込めて作った、安心・安全な農作物を、ものすごく高い値段で買い漁っているんです。
鹿児島の黒豚を始めとして、関アジ、関サバ、岡山の桃等、今やこの国は世界中のお金持ちが手に入れたがるブランド農林水産物の宝庫と言ってもいいでしょう!
そーです!!農林水産物も知的財産戦略が結びつく時代です!
でも、ぼくが今回、農水委員会で取り上げる鹿児島黒豚を始めとして、国内の食品市場は海賊食品であふれているのでは、と思われる状態です。
まず、国内から海賊食品を一掃して、真の安全・安心な食文化を確立することが、21世紀の食と農を守る第一歩になると信じています。

続編を期待して下さい。

エンタメ機動部隊勉強会

2004年11月19日 | Weblog
みなさん、こんにちは!!

今週も、あっという間に金曜日。
でも、鹿児島に戻ったら選挙区の会合や、鹿児島市長選挙等、予定がギッシリです。
みなさんに生かされている人生です。
ありがたい感謝の思いを体に刻んで頑張ります。

今週の総括は、誰がなんと言おうと、エンタメ機動部隊、独禁法上の「著作物」の特定に向けた勉強会です。
佐藤謙一郎隊長を筆頭に20人の猛者が集まりました。
こちらが作成したメモを読み合わせて議論もしました。月曜日HPにアップしておきますので、ぜひよく読んでください。

→独占禁止法第23条を巡る論点整理

→著作物再販制度の見直しについて

しかし、法制定の時には確たる合理的根拠もなく、独占禁止法上の適用除外を受ける事になった著作物たる6品目なのに、今度は新聞、雑誌、書籍を残して、音楽レコード・CD等、3品目はずすとなると、確たる合理的根拠が必要になるというのは、何となく割り切れない思いになりませんか?
でも、再販維持をしようとするレコード協会の議論も説得する事ができるだけの理論武装をしっかりとしてゆきましょう!!
党内の根回しですが、原口一博規制改革調査会事務局長、海江田万里NC経済産業大臣には話をして、党内議論もボチボチしてゆきましょう!と言う事になりました。
今、臨時国会に提案されている、独禁法改正案が継続審議になれば来年の通常国会で再び議論されます。
みんな!!継続を祈ろう!
そして、来年の通常国会に、この著作物の再販制度も含めて、国民的な議論にしよう!

中村哲治議員(エンタメ副会長)と焼肉

2004年11月17日 | Weblog
みなさん、こんにちは!!

昨日は、ぼくが大好きな中村哲治議員(エンタメ副会長)と焼肉を食べに行きました。
とってもおいしかったです。
その時、最近ぼくが読んだ本の中で最も感動した、浅田次郎さん著の「蒼穹の昴」の話をしました。
西太后の清の時代の話です。
「人々の為に尽くしきる人生を送ること」それが、ぼくの役目なんだ、ということを改めて教えて頂いた本です。
中村議員もメモして読んでみるって言ってくれました。文庫本になっていますからみんなも読んで見て下さい。

それから、明日はエンタメ機動部隊の勉強会。独占禁止法の改正に向けてやる気充分の猛者達が集まって来るでしょう!
明日は午前11:15から民主党の政策調査会A会議室です。
衆議院法制局の独占禁止法担当のスタッフの皆さんに来て頂いて、法改正に向けて議論をスタートさせます。
もちろん資料も用意しました。

でも、みんな!!ぼくは最近つくづく感じます。勉強が大事です。
今回の法改正に向けて資料を読んで初めて分かる事が、たくさんあるんですから。
例えば、1953年に、独占禁止法改正の時に、再販売価格維持制度を導入する為に政治力を使ったのが、化粧品業界であったこと。その中心は資生堂で、そのために資生堂は社長を参議院議員にまでしていること。
新聞・雑誌・書籍・レコードは類似の販売形態をとっていたために、”なんとなく”入ってしまったこと。
しかも、バカヤロー解散(吉田茂首相)の前後で、法案の中の文言が「出版物」から「著作物」に変わってしまったこと等です。

とにかく、確たる理由もなく、政治的に運動を展開したわけでもない。著作物たる新聞・雑誌・書籍・レコードが、一番導入に熱心だった化粧品が指定取り消しになった今でも独占禁止法の適用除外の恩恵を受けているんです。

IT化が急速に進む中で、活字文化を守るという意味では、新聞・雑誌・書籍の再販は認めざる得ない面があるにせよ、音楽に関しては、欧米に大きく立ち遅れている。ネット配信のビジネスモデルを推進するうえでも、音楽レコードの再販制度は時代遅れと言わざるを得ないでしょう。

では、みんな!!明日の勉強会待ってて下さい、また報告します。

独占禁止法の改正を目指す

2004年11月12日 | Weblog
みなさん、こんにちは!!

週1回は、この正々堂々日記を書かなければいけませんよね。
今週は、いつもに増して忙しい1週間でした。

火曜日が沖縄及び北方問題に関する特別委員会で、鳩山由紀夫先生の代理で、今年発生した米軍ヘリ墜落事故問題の質問、そして水曜日がぼくが筆頭理事として委員会を仕切らせていただいてる、文部科学委員会での
「日本原子力研究開発機構法案」の質問。
まず、9日の米軍ヘリの質問の感想。「町村外務大臣、忙しいのは分かるけど、もう少し勉強してください。」って感じでした。日米地位協定について、あまりにも何もご存知ないので、気の毒になってしまって、論点を詰めるどころではなかったです。「オイオイ」、「ウワァー!!」「何じゃ、そりゃ~!!」って感じの答弁がたくさん飛び出したので、この後は、質問主意書できっちり、詰めさせていただきます。
沖縄の皆さんの為にも、地位協定は運用の改善ではなく、協定の改定でなければなりませんからね。

次に10日の文部科学委員会。原子力政策は、国策であることは間違いありません。核燃料サイクルの是非を含めて、もっともっと、国民的議論が必要だと思います。高速増殖炉についての高等裁判所での判決、六ヶ所村の再処理工場の稼動問題、原子力長期計画の策定と、それを策定する原子力委員会新計画策定会議の問題等、様々な論点がまだ未解決です。法案は反対をさせていただきました。

それと今週、皆さんにどうしてもお知らせをしておかなければならない事があります。
正式にエンタメ議連で、独占禁止法の改正を目指そうと思います。
これまで、独占禁止法上の著作物とは、公正取引委員会の解釈・運用で、新聞、雑誌、書籍、音楽レコード、テープ、CDの6品目が指定されています。
みんな!!思い出して見て下さい。
今年の著作権法改正の時の参考人質疑。当時、レコード協会の会長だった依田氏は、ぼくの質問に対して、こう答えました。「今回の還流防止措置と、独禁法上の再販制度は別のものとして考えております。」と。が、しかし、but、ぼくは発見しました。平成8年9月26日付の行政改革委員会規制緩和小委員会に対してレコード協会が出した意見書には、こう書いてあります。「著作権商品の再販制度は、文化政策的見地から著作権法と相互補完的な密接な関係を有するものと思われます。
我が国では、レコードは著作権法上、著作隣接権の対象として扱われ、著作権の対象として保護される映像商品と比し、その保護が希薄となっておりますが、現実にそれを補っているのが、レコード等の再販制度です。そーです。依田会長はぼくらをだましたのです。
レコード協会は、再販制度は、著作権法の保護のないことの代替措置だと言っているんです。
ぼくらは、輸入権も再販も必要ないと思っています。
でも、百歩譲って、彼ら自身が言ってるように、著作権法上の保護措置であるレコード輸入権が手に入ったのだから、再販はあきらめてもらわなければなりますまい。

来週から、エンタメ機動部隊を編成して、勉強会を精力的に開いて、なぜ、音楽CD、レコード、テープは廃止をして、新聞、雑誌、書籍は再販制度を残すのか等、論点整理をして法案化作業に入ります。
乞、ご期待!

香田君の死

2004年11月01日 | Weblog
香田君の死について。

残念の極み。自衛隊のイラク派遣そのものが、間違っていたんだ。
復興支援と言いながら、自衛隊は、国連安保理決議に基く多国籍軍の一員、即ち占領軍として駐留しているのだから。
テロに屈しない。とか、脅しに負けない。とか自分は絶対傷つかない場所に居て、勇ましいフリをするのは、誰でもできる。だけど、何の罪もない、香田君の死を、何の罪もないワールドトレードセンターで死んだ人々や、何の罪もないイラクの大地で死んでいった人々や、兵士達の死と重ねあわせる時、なぜ血を流し、死んでいかなければならなったんだろうと思う。
彼らの死を平和につながる意味のあるものにできるのだろうか?

合掌

それから、著作権関連は、質問主意書を提出して、詳しく政府の見解を問うているのでわかったらみんなにお知らせします。
しかし最近は、政府があたかも議員の質問権を奪うかのように、主意書を制限しようとしているのは、こんなところでも、国家権力の横暴が忍び寄っているんだと思い、なんだか心が寒くなってしまうのです。