中高一貫校の視察2日目は、東京の玉川学園におじゃましました。
私たちの世代だと、薬師丸ひろ子を思い出す人が多いようですが、玉川学園駅から続く
その敷地の広大さと素晴らしい環境に圧倒されます。
朝の時間、通学する生徒とともに校舎に向かいましたが、私の子供たちの小・中・高時代とは
全く違う子供たちの環境に、いろいろな事を考えました・・・。
万が一私の子供たちが、ここの一貫校で育った生徒と知り合ったら、ものすごい
カルチャーショックを受けるのでは無いかと、冗談でなく思いました。
玉川学園は、私立である事や、幼稚園から大学までの一貫校であり、私どもの公立の
中高一貫校とは少し違いますが、この学校が取り組んでいるIBクラス(国際学級)の
視察も兼ね伺いました。
一通りの説明、質問、意見交換後、国際学級のクラスの授業を見学する事が出来ました。
私は、教育環境の整備には非常に関心が高いのですが、教育者ではありません。
それでも、一関一高付属中学の生徒が、英語の時間は、教室で英語のみでの学習を
している事は聞いていましたが、玉川学園にある、この国際学級では、
「国語、体育、音楽」以外のほとんどの学習が英語でなされているそうです。
私たちは、歴史の授業を見学してきましたが、その授業風景は、私には驚きで
その様子は、外国映画のワンシーンのようでした。
先生と生徒が歴史上の出来事(多分平安時代・・・)について、自由にディスカッションする様子に
引き込まれました。
高校生だそうですが、その多くの生徒が国際大学?(海外や上智等・・・)を目指しているそうで、
そのうち一人の志望校は、秋田にある「国際教養大学」だそうです。
私も、数年前この大学の存在を知りましたが、その偏差値の高い事やどうして秋田に、
こんな素晴らしい大学を誘致できたのかなど・・・興味はありました。
あらためて、この大学のホームページを開いてみましたが(写真で紹介)、
その図書館の様子に、是非とも足を運んでみたいと思いました。
あらためて、日本の教育環境の充実ぶりに感心しました。
この玉川学園のIB(国際学級)の授業料は、年約150万円位だそうです・・・。
普通の家庭では難しいのかもしれませんが、この秋田国際教養大学には、
昨年も本校から、多分1名が進学しています。環境も重要かもしれませんが、本人の
やる気が一番です。
すべての人が学べる環境、経済的に恵まれなくても学べる環境が、日本にはあります。
国際ニュースを見るたびに、日本に生まれて良かったと感じるのは私だけでしょうか?