katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

ウォンバットのリピーターさん教室・・・完成

2022-02-05 00:54:13 | モザイクタイル教室

今日は午後からウォンバットのリピーターさん教室。いよいよ最後の目地入れとなるのね。一応、順に追って説明すると、まず目地入れの前に、タイルにくっ付いたボンドは落としましょう名のね。それが普段の内装用のボンドなら、お湯で、

スポンジで何度か拭いてほっといて、頃合いを見て、カッターで削ぐ。って事になるんだけれど、今回は外用ボンド。って事は、シンナーを使ってウエス・・・まぁ日本手ぬぐい的な素材が使いやすいのね。それで拭きながら削ぐ。

そしたらいよいよ目地入れ。

ちょっと大き目な作品だったんで、こんなのを使って見たけれど、いつもの小物作品なら・・・

こんなシリコーン製だったら、特に何でも良いのね。まぁ弾力みたいな話ね。でもタイル屋さんなら、ゴム鏝ってのを使うのね。ちなみにゴム鏝も黄色と緑があるんだけれど、俺の頃は緑がプロっぽかったし、使いやすかったのね。

ちなみにこれね。それで押し込むような気持で塗るのね。でもそれを塗る意識が強いと、撫でるに近くなるから、そうじゃ無くて、鏝の弾力を利用して、力任せにならないように、スピーディに・・・かっぱく・・・って言葉全国区かな?

そうすると、こんな事になるのね・・・本来、もっと伸ばして、固まっているのを無くすんだけど、えー汚くしてどうすんの?って声が聞こえそうだけど・・・塗り終わったら、ほんの数分待ってから、今度はスポンジを濡らして、軽く絞って荒拭き。

大事なコツは、指先で拭くんじゃ無くて、第二関節位までスポンジに押し当てて、荒拭きの時は、何しろ汚したタイルの発掘作業的に・・・。それと縦横の目地に平行に拭くと、目地をほじくってしまう事もあるので、斜めに拭くと良いのね。

それと水の含ませ過ぎは禁止って事と、この後の仕上げとは拭きあげ方が全く違うのね。荒拭きの時は、大袈裟に言えば、どーでも良いから、汚したのを拭いて・・・って感じなんだけれど、仕上げの時は一筆書きみたいな感覚。

そーっと斜めに拭いて、途中で止まらず、ゆっくりと最後の最後まで拭く。そしたら裏面にして同じくもう一回。つまりゴシゴシ的にせず、スポンジを一方へ向かってゆっくりと拭き、タイルからはみ出すまで、戻したりしない事。

つまり荒拭きの時と違って、表裏の2回しか拭けないのね。音で説明すると、荒拭きはゴシゴシ的に行ったり来たりになり、仕上げは、スーと引いて裏にして、またスーって引いて、またすすぎで・・・って感じになるのね。

まっちょっとお小言的な事を言えば、荒拭き画像の手の置き方が正解で、仕上げの手の置き方は、第一関節にも届いておらず、指先で拭いてる感じに見えるでしょ。これではピンポイント的にしか拭けてないのね。

もっと指先全体でスポンジに手を乗せて・・・すーって引くのね。仕上げの時は、押して拭くんじゃ無く、引いてる感じになるのね。その後、しばらく置いていると、すすける・・・なんて事が起きるのね。そしたら、またウエス・・・

すすけたタイルを乾拭きすると・・・完成です。中々の大作が出来ました・・・なのね。しかも外。通行人に見られる事にもなるだろうし・・・楽しみなのね。そんな中、新作の話になり、モチーフはマタドールって闘牛士の衣装なのね。

ここが難しいのね。例えば闘牛士って言うと、前向き?後向き?どっち・・・って事になる。前向きなら牛目線になり、後ろ向きなら闘牛士目線になる。前向きなら顔が必要になり、マタドールはベストみたいな感じになる。

それと場合に寄っては、牛の背中越しに闘牛士みたいになるから、闘牛士が作りたいのに牛の方が大きくなる。ただ臨場感はある。逆に、後向きなら人の顔はいらないけれど、牛の顔がいる。マタドールは背中になり、模様を大きく出来て、

桜吹雪の金さん的になり、牛は遠くにも出来たりして、闘牛士を大きく描ける。勿論、牛を入れない場合、恐らく布は絶対必要になるし、前とか後って言うよりも、斜めに立って布がなびいていた方が動きが出ると思うのね。

それを全身入れると、模様は小さくなり、上半身なら模様を重視になる。更にマタドール重視になれば、洋品店の吊るしのように、ハンガーに掛かったみたいに作る事になるし・・・それを闘牛士が作りたいと表現されたとしたら?

どんな感じ?って深堀りしないと、鵜呑みにして下地を切ってしまったら、後でそう作りたかったの?って事になるのね。ただ、一体どうしたいのか?となったら、難しいのは、経験値が無ければ何と無く簡単に決まっちゃうことが多いのね。

それは困る事に、お任せします・・・なんて事になるから。良くこんな時に、出る言葉で、でも闘牛士が作りたいって言葉にこんなにバリエーションがある中で、お任せされても趣味趣向が判らず、一体どれだけの時間に耐えられるか?

となると、簡単なのは労作展の子供達のように、100時間は・・・みたいに時間設定がされたり、大きさ設定があると、それならこれかな・・・って決められるけれど、丸投げは非常に困るのね。そうね、初めての人にご飯買って来てって、

頼まれた感じね。それだって、朝ならパンも良いかも知れないけれど、昼は?とか、夜は?になると、夜にマックは無いよなぁ?みたいに、ザックリしか判らないと、安心なのは・・・みたいになり、現場なら牛丼みたいな事になる・・・。

要するに通るかどうか?は判らないながらも、一応気になった事を伝えてくれると、その中から適切であろう事を探すみたいなやり取りが必要なんだけれどね。勿論、リピーターさんはその意味を知っているから、一緒に考えるんだけど、

これかな?こんな感じ?と見せると、良いんですけど・・・・そうなのね。けど・・・なのね。けどってのは、便利な言葉で否定しないだけで、大して良くないのね。否定されていないだけ・・・だから正解では無いのね。

そうやって繰り返す内に、あっ・・・それ・・・って言うのが見つかって、それなら縦長の下地になるし、額縁も四角じゃ無くて、ちょっと変わっている方が良いと思う・・・って感じに、どんどんと決まるのね。

今日は最後の最後に構想がまとまったんで、かなり前進したのね。リップルって硬いタイルでここまで出来た人だから、色んなタイルが使いやすいし、バリエーションも増える。何かもう完成が見える感じで、素敵だったのね。

そんな後は小学校の卒業制作の下地のペンキ塗りの続き。

何とか夜半には直しも終わったんで、斑点みたいな模様をちょっと入れて見たのね。

まぁこんな感じだろうな・・・後は所々入れたらようやく完成。

 

 


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