katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

流しの下地の補修と新たな依頼

2019-12-06 23:53:34 | モザイク教室
今日はまず流しの下地の補修から。下地にスタイロフォームって断熱材を使っていて、厚みがあればあるほど値段が張るので、薄いのを何枚も重ねる事で、多少のズレが段差のようにあって、先日の1回目はほぼザックリでも良いので、体験がてらに塗って貰ったのね。そこに更に塗り足して

直したのね。それも1回では無く、2度.3度みたいに暖房で乾かしては更に・・・みたいに。これで次回は張れる下地になったのね。そんな中、ポストを見ると、コープみらいカルチャーの千葉からの封筒・・・中身は残念な事に閉校になるらしいのね。お世話になっていたので残念な事だが

、更にそんな中、実はコープみらいカルチャーの中野の依頼があって、そのサンプルを作らないとならず、それが先方からアジサイのお題が出ていて・・・どうしようか?とかぐやと悩んでいた最中の2つの話。それは最初の出会いが千葉からの紹介で中野に伺うようになり、そして更に・・

この後、連絡が入り中野の紹介で今度は埼玉に・・・となった。きっかけの場所が無くなり、また新しい場所で出来るかも知れない・・・色々思う事はあるが、月並みだけれど、出会いと別れ・・・折角の機会、何とか結果を出したいと思うが、何しろアジサイ・・・何とも厳しい。

例えばアジサイをモザイクにする・・・一体何枚切ればアジサイに見える?って事になると、結果が良ければ良いが、体験で初めての人なのに相当な枚数を切らないとアジサイには見えないし、そもそもアジサイの花自体、パンチが無いのね・・・それと若干地味。

例えばアジサイと言えば・・・なんて想像すると、鎌倉なんて思い浮かんだりするが、以前展示の話があったりして、伺った時の周辺の年齢層の高さ・・・つまり若い層の方向きでは無い・・・そんな感じがするのね。それと色もかなり限定されて来る・・・そうなるとアシストしてくれる

何かが欲しくなる。例えばカエルやでんでんむし・・・こんなのがいると、かなり可愛くなるし、一挙に華やかになる。ただどうしても、可愛くなる分、そっち側に行き過ぎると、幼稚にもなり兼ねない。勿論、そこら辺の微妙な所が上手く行けば大人向きにもなるんだろうが・・・。

そんな事をかぐやと考えていて、やっと何とか描けたと思った矢先の出来事・・・描けた事は描けたし、悪くも無いとは思う。ただ埼玉の担当者さんと話をして、今までの方達と雰囲気が違っていて、更に言えば、同じサンプルを両者に使う事を考えると、何か違うかな?と思ったのね・・・

今描き上がった下絵は、アジサイと提案されて、アジサイ寄りになっていて、そこにでんでんむしが小さく乗っている・・・そんな感じだから、真面目かっ・・・って仕上がり。しかも、広告の写真の小ささから言って、でんでんむしがいる事自体、気が付くとは思えない。

つまりインパクトは全く無く、ただアジサイのモザイクであるってお知らせな感じ。そこでやりたい・・・って思って貰うには、アジサイが好きって言う人を引き付けるよりも、何これ?って勝負に出た方が、開催されなかったとしても後悔が少ないんじゃないか?それをお題に寄せ過ぎて、

無難にした下絵だったな・・・って思ったのね。ただこれはこれで例えば、公民館のような大きな写真を乗せられる場所なら、あっでんでんむし・・・的に隠れキャラを見付けて貰って面白い・・・と思って貰えれば悪く無いが、インパクトと言う点では、小さい広告には不利。

それと一番気にしたのは、千葉の事・・・そこから次々と話が広がったのは有難い話だけれど、そこで大きく結果を残したとは思えないし、しかもその場所は無くなってしまう・・・結果を残せないと明日は我が身・・・そんな気分にもさせられた。

その時に、もしこれが最後の1回だとしたら?って下絵か?と思うと、これで終わりだと後悔が残る。だから、最後の1回となっても俺らしい1回の下絵って・・・となった時、アジサイ寄せじゃないな・・・もっと責めて半々位な生き物を大き目にした方が、インパクトがある気がしたのね

・・・。そんなこんなで下絵は出来て、後もう1つ埼玉からは違うものを頼まれて、それは以前作ったけれど、タイミングが合わなかった下地があって、ただそれは体験用だったんで、それを改良しないとならず、それも下絵直しして終わったのね。


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ご新規さん?教室とノアさんからの依頼作品完成

2019-12-06 06:35:11 | モザイク教室
今日は午後からご新規さん教室・・・って言うか、亀有の人。アトリエが初めてなだけで、すっかり顔馴染みなのね。そもそもそれなら何故?って・・・これがカルチャーの2時間じゃ足りないからって言うのは、今までもあったけれど、今回の理由は中々面白いのね。それは流しが作りたい

からなのね。一軒家の外にあるじゃない?お勝手の横とか、庭の脇に・・・あれあれ。ウチの親父が小僧さんの頃だから、60年以上前の修業先ではね、車庫で雨が降るとこれを作らされたらしいのね。それが今ではプラスチックじゃ無いけれど、frpとかみたいに軽い素材で、既製品があって、

そんな中、岐阜にまだこれを昔よりもお洒落になったものが売られていたりして、どうやらそれを見て、こんなのを作れますか?って出会った頃に質問されて、ん・・雰囲気なら出せますよ。ただいずれにせよ、タイルを切るって技術はあった方が、より良いものが作れますよ。って話で、

今に至ったんだけれど、ようやくその日が来たのね。下地の準備はしてあったので、今日は形を決めて切り出して、そこにモルタルを塗る前の下塗りをする・・・ここまでやりたいのね。しかもここまで来れば、その後の下地塗りはこちらでやるので、次回からは張り出せる予定。

そんな午前中はノアさんの依頼作品の目地。


中心部と外側の色を変えたいとは思っていたんだけれど、例えばオードリーなら外側は黒いタイルだった事で黒い目地って事になっていたが、実はそうじゃなくて、何故黒いか?は夜だったからなのね。だから夜空にする為にクラッシュの目地の線が要らなかったのね。じゃ今回も同じか?

となると、別に消す必要があるか?・・・この場合、場合に寄っては暗闇みたいに見えると嫌だし、けれど黒くするとグレーや黒金などの模様がクッキリして綺麗ではある。あっちを立てればこっちが立たずなのね。ただ今回は余り迷わずに黒じゃ無いな・・・とブラウンを選んだのね。

じゃ仮に外側をブラウンにした時、中心は?となるのだけれど、以前様子が見たくてクリームの目地を顔に入れて見たのね。その時はそれで良いと思っていたんだけれど、段々違うな・・・って気分になり、それじゃ一体何にしたいのか?となると、ん・・・って候補としてライトグレ―なんて

あったんだけれど、ライトグレ―なら外は黒でオードリーの作品の雰囲気は良かった。ただ外側をブラウンにしようとしているのなら・・・やはり中心部はベージュの方がシックリ来るかな?と。そんなこんな検討して見た上で、こうなったのね。湿っている状況ではまだ判らないけれど、

明日どうなっているか?・・・まぁ帰る頃に、一工夫はして帰ったんだけれど・・・。そんなこんなのお教室。まずは形を切り出すんだけれど、どんな形か?ってなった時に半丸みたいな・・・と言うのだけれど、そもそもシンクが長四角だから、丸と言うより楕円になるはずなのね。

つまり楕円の角度の問題・・・先端を尖らせるか?丸に近づける楕円にするか?みたいな話で、型紙作って切り出して、それを軽くペーパー掛けして、その後に下塗り。ここまでで下地はおしまいになるのだけれど、それじゃタイル選び。以前練習として3つ色違いで花台作ったんで、リップル

を選択したのね。外に出すには向いているし、そこそこの硬さもあり丈夫だし、そこはクリアー。ではデザインとなるのだけれど、以前はその岐阜の会社の金魚のデザインがきっかけなんで、金魚は捨てがたい感じではあるし、植物が好きと言う事でどうしよう?・・・って感じなのね。

そこで迷っていると、つい色選びをしたくなるのね・・・何色にしようかな?って。ここが良く言う、作詞から入るのか?作曲から入るのか?の違いだったりするのね。例えば金魚が作りたい・・・となったとする。じゃ金魚は何色?となると、赤、白、黒、浅葱とこんな感じ。

じゃそれ以外の色をバックに・・・おしまいって感じになるけれど、これを逆から始めると、シックに紺とかにしようかな?とか自分の好きな色からスタートすると、ではモチーフの金魚はどうする?って事になると、赤はきついかな?黒は見えなくなるし、じゃ白・・・。って事になる。

つまりこの場合、好きな色が使いたかっただけで、残った色で金魚を決めた事になる。これじゃ金魚が作りたかった事にはなりづらい。これが金魚から始めれば、素赤じゃなくても、更紗でもキャリコでも・・・と、より金魚に近いリアルな方向も作れるのね。

もっと判りやすく言えば、ベテラン主婦は何を作るって決めなくても、スーパーへ行ってから決められるのね。あっ、これが安いとか、これがあるなら・・・とか、瞬時に料理が決められるし、もっと言えば、冷蔵庫の中身まで判っているのね。じゃ例えばカレーにしようって決めた。

家に帰って下ごしらえして、じゃルーを・・・あっ無いじゃん。あっ使ってたのかぁ・・・えっと・・・あっシチューあるじゃん。じゃシチューで・・・みたいに、イレギュラーな事にも対応出来たりする。これが長年の経験だったりするのね。これが新婚なら?買い物行ってるね。

つまり簡単な話で、モチーフ好きならモチーフから決めた方が良いし、別にモチーフよりも全体の色合いの方が大事なら、そっちからみたいに、どっちか決めたらすぐスタート出来るんだけれど、ついつい良いモノが作りたいと、あれこれ欲張っちゃうのね。それで手が止まっちゃう

・・・これでは全く進まないのね。じゃ金魚か?植物か?の悩みは置いといて、全体の色合いは?と逆の質問をするのだけれど、話している道中に気になる言葉がちょくちょく出て来るのね・・・それは可愛過ぎるな・・・。この言葉をタイル屋のおかみさんがちょいちょい使うのね。

そのまま受け取れば、ボーイッシュ寄りって事なのね。ただ、それがどの程度か?のさじ加減。それを質問すると、私は可愛いのが好きなんだけれど、旦那さんと共有する部分は男前風味で・・・なるほどね。つまり流しは共有部にあたるのね。じゃピンクは無いな・・・きっと。

って感じで、読んで行くのね。オレンジも無いかな?みたいに。多分、青が来る・・・みたいに。紺じゃ無いだろうな?それは、男って感じにピンク、オレンジ、黄色・・・って無くない?でも、青はあるでしょ?けれど紺は無いかな?・・・ここは本人は可愛いのが好きって言うから、

そこを紺にしてしまうと、男前風味じゃなくて男っぽくなっちゃう・・・こんな事を予期して、どんな事を言うか?聞くのね。すると、浦安のでっかいねずみのホテルの名前を言うのね・・・あんな感じと。そうね、クリームっぽいのと青のツートン。それなら話は早いのね。

じゃそのまま外側を決めて、それに合わせて上は?中は?下は?と順番に決めれば簡単に終わって行くのね。それは1つ決まったからなのね。あれこれと出発を何方向も考えるのはベテラン主婦の夕飯作り・・・手慣れていない場合は、何か1つを決めてそれを頼りに進むのね。寄り道せず。

しかもそんな立派な人気のある建物・・・そりゃ誰もがグッと来る。そんな雰囲気なら余計な色を入れれば、台無しになるでしょ?見える所には違う色は使わない・・・これで決定。では何かちょっとだけ・・・って変化が欲しいのなら?流しの床部分。ここなら雰囲気は壊れない。

しかも今度はさっきの話と違って、既に青を使っているから、今度は紺を使いやすい。統一感って感じがするでしょ?ここまで来れば、元に戻って、金魚だろうが、植物だろうが、白で輪郭だけ作るのなら、雰囲気も壊さず、作りたいモチーフを入れられるのね。

お笑いやドラマじゃ無いけれど、伏線張って回収する・・・最初に白ならモチーフを輪郭だけで描けるはず・・・と踏んではいたものの、何色を選択するかは判らない。でも可能性として残されていたのは、本人は可愛いのが好きであって、男前を入れる・・・この表現。

仮に可愛い色を選んだとしても、ピンクとかね。そしたら床部分にエンジのような渋い色にすれば、白い金魚は入れられるし、黄色であっても黄土や茶色なんて選択もあっただろうし、仮に白を使われたとしたら、黒にして入れる事も出来ただろうね。

個人レッスンの難しさは、こうした何を選択して来るか?判らない状況でのアドバイスって言うのは、サンプルを真似してね・・・ってスタイルとは違って、アドリブ的な要素があるのね。だから対応力が試される。まぁ毎回ドキドキものなんだけれど、どうやら今日も逃げ切れた。


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