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夏休み

2005年07月20日 | 私見
多くの学校は今日が終業式で、明日から夏休みです。

これほど仕事の少ない学校だから、夏休みは思いっきり休めるのかと思いきや、そう言うわけにも行きませんでした。親さんのレスパイト(休養日)のため、結構夏も子ども達が学校に来ます。そりゃ、42日間もずっと一緒に居れば、親さんだって介護疲れがでますよね。普段の学校生活も、教育しているというより「養護」しているという意味合いが強いかもしれません。何故ならば、てんかん発作の重い児童にとっては発作が起こるたびに脳神経が破壊されていき、人間としての機能が退化していってしまう場合もあるからです。
普通学級のように多くの成長は望めない。しかし、その子に応じた支援を行うことによって、幾許かの成長、または現状維持、もしくは機能不全の緩和を求めていくのがこの学校なのです。
ここに教育者としての喜びを見出すには、まだ1学期間では足りませんでした。しかし、まだ2年半以上この生活が約束されているため、せめて「理解」だけはして、通常学級における特別支援教育に役立つノウハウをしっかり学んで去りたいと思っています。

もう一つ、この夏は認定講習も受講してきます。これは、一般に出た人が特殊の免許を取得する為の講習で、数年かけて6単位とると免許申請ができるというものです。最近よく話題になりますが、養護学校にいてもこの特殊免許をもっているとは限りません。僕も言わばモグリです。免許がなくても「当分の間」教えられるという法律の上に安座して、気づくと50年が経ってしまったという話。ちなみに、うちの中学部の免許保有率はたったの10%・・・1年先送りになった特別支援教育導入のために、普通学校の教員を大量に人事しているからでしょうけど、こんな広く浅くの方法でうまくいくとは思えません。どうせなら、あと3年あるのだし全教員対象に認定講習を義務付けてしまえばいいのに。未だに「テレビの見すぎで自閉症になる」などと平気で書く管理職もいるようです。まあ、僕もこの流れに乗らなかったら全く無関心であったと思いますけどね。

というわけで、忙しいにしろ授業日よりゆとりがあるこの夏は、養護学校、障害者についてこれまで自分が学んだことなどをまとめてみたいと思います。今まではあえて避けてきた部分もありますが、一定の理解が得られないうちにはとんでもない事を書いてしまう気がしたので・・・いや、今でも怪しいですが。

明日は何もないのに学校行ってきます。初日から休むのも気が引けますからね。
誰か誘って久しぶりにバドミントンでもしようかな?

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