本屋さんの文庫本コーナーはフェア真っ盛り。
各社平積み、POPの推薦文やカラー帯などで装飾され、
可愛いマスコットキャラの景品が周囲にディスプレイされている様に、
今年もついふらふらと、学生気分に戻ってしまう。
で、仮想夏休みの自分課題図書選定。
買ったのは以下の6冊。
「銀の匙」(中 勘助) 角川文庫
名著とは知っていたが、これまでなかなか手が伸びず。
今回は、てぬぐい屋さん”かまわぬ”の ソーダ水 の装画と色があまりに素敵で。
中をチラ読み。あ、良い感じ。読めそう。
最終的には後表紙の解説文で決め。
「桐島、部活やめるってよ」(朝井リョウ) 集英社文庫
とにかくタイトルが良い。
映画が11日から順次公開にもなるそう。こっちではもう少し先。
主演は神木隆之介くん。
このあいだ、映画のフライヤーで観ちゃった。
映画の前に読むか、観てから読むか。さて。
これは中は読まず、フライヤーと文庫後ろ表紙の~田舎の県立高校~で決め。
「ミッキーマウスの憂鬱」(松岡圭祐) 新潮文庫
”ディズニーランドでアルバイトする若者”。
”巨大テーマパークの<バックステージ>を描いた青春成長小説”。
表紙裏の解説で、以前から気になっていた本。
ディズニーランドの人材教育は有名のようだけど、
本格的に知りたいわけじゃない。でも、ちょっと知りたい。
小説なら物語とで2度美味しそう。
「夏の庭」(湯本香樹実) 新潮文庫
これも以前から気になっていた本。
少年たちと老人との交流。
読後感が良さそうな気がする。
「しゃべれども しゃべれども」(佐藤多佳子) 新潮文庫
これまた気になっていた、若い落語家さんが主人公のお話し。
昔、国分太一さん主演の映画をTVで観たけれど、
本の裏表紙の解説とは少し違っていたような・・。
原作本を読みましょう。
上の「ミッキーマウス」と同じで、裏側話にも興味あり。
「僕はいかにして指揮者になったのか」(佐渡裕) 新潮文庫
昔読んだ小澤征爾さんの「ボクの音楽武者修行」は面白かった。
これもきっと面白いに違いない。
佐渡さんが34歳のときの著作。
音楽でも舞台でもスポーツでも建築でも、
人が全身全霊を傾けて何事かを成そうとする姿は、
輝くような力強さに満ちている。
それに触れたい。
そして、図らずも起こるハプニング、それをどうやって切り抜けたか、に
ヒヤヒヤしたり、ニヤリとしたり、深く頷いたりしたい。