「踊る」シリーズのファイナル、ということで観に行きました。
青島刑事、すみれさん、和久さん、室井さんが、
やっぱり私にとっての「踊る」スター達。
その4大スターが、登場の仕方に違いはあれど、
しっかり出てくれ、活躍してくれたことが一番嬉しかったです。
昨日、TVのニュースワイドのような番組で、
公開された原発事故当初の関係者テレビ会議の模様を観ました。
当時の混乱や緊迫した様子が知れる映像や音声でした。
事故現場と会議室では、距離も時間も、
また事実についての把握と見方も、立場が違うためにどうしてもずれてしまい、
そのことにより、事態解決への道程が見えなくなりそうになっていく様子に、
こうして時を経て見ている私のような者の胸まで締め付けられました。
不謹慎かもしれませんが、
「事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ!」
という、「踊る」の中で有名な青島刑事の言葉が、ふと頭に浮かんだ時間でもありました。
ただ、原発事故に限らず、世の中の、ありとあらゆる様々な事故現場では、
悪意が働かなければ、
少しでも事態解決のために、それぞれの立場の人が力を尽くして動くのだろうと思います。
一時的には雑多な情報が集まっても、
それらを整理して、一つ一つ検証して、という地道な努力を続けることで、
解決へ、あるいは本復とは行かなくてもより良い状況へと
向かっていくしかないのだろうと思います。
そして、大勢の人(情報)が関わっている問題については、
特に、より良く、より早い解決のために、
良いリーダーの存在が大きいなぁとも思うところです。
リーダーの下に動く者、周りで支える者、観ている者、
いずれの者も、自己を含む批判はしても、
それは課題解決のための、前向きな批判でなくてはならないなぁと、
ニュースワイドを観ながら、改めて思ったことでした。
そんなことを今、思い返しながら、
映画「踊る大走査線 ザ・ファイナル」を振り返ると、
娯楽映画、フィクションとはいえ、いろいろと考えさせられ、
なかなか深い映画だったな、と思ったりしています。
「踊る大捜査線」 シリーズ、ありがとう。 ずっと楽しかったよ。