とりあえず範囲は広い、ひとつづつ当たるしかない。
腹をくくってきた。
「まぁ都内では名前の知られている占師らしいです。それなりにインチキかどうかの見極めはできるでしょう。」
「そうかもな。だが・・・・」
冷酒を継ぎながら、住田は無精髭を撫でる。
「まぁ呑め」
酒を口に含みながら、次の言葉を待つ。
「・・・趣旨義務とかあるからな」
「まぁそうでしょうけど、粘りますよ」
「一人で潰せる量じゃないぞ」
「え~。住田さん手伝ってくれるんですか?」
「バカ言え。俺にも仕事はある。それにその山に足を突っ込んでも、おまえと同じ記事を書くわけにはいかないだろう。文屋のプライドが許さん」
「えぇ。でも住田さんなら、そこから別のネタぐらい掴むでしょう」
「そりゃそうだが・・・。まぁ今回は断る」
「冷たいな~」
「その代わりにおまえから突然電話を貰ったんで、慌ててその資料をようしてやったんだろう」
「それは感謝してますよ」
「まぁわざわざ俺に会いにここまで来たんだ。呑め呑め。俺もその資料ぐらいで帰らそうとは思ってないぜ。知り合いのタクシー会社にあたって、東京から来た客を祓い屋のところに連れて行って無いか確認中だ。たぶん明日には連絡が届く」
「ありがとうございます」
「だがな。そのホタルと言うやつの情報が無さ過ぎるぜ。性別も年齢もわからないんだろう?」
「そうなんですよ」
「だからあんまし期待するなよ。東京から来る客なんて何万と居るんだからな。祓いや宗教のところに行く客なんて、かなりいるからな」
「それでもこれだけの数のうち、数件は潰せるでしょう。それだけでもありがたい」
「まぁな。それに・・・もうひとつ確認している。おまえも東京の人間じゃないんだから、思うように調べれていないだろう。東京に俺の部下だった奴がいる。そいつにホタルを調べさせている」
「何から何まで、すみません」
腹をくくってきた。
「まぁ都内では名前の知られている占師らしいです。それなりにインチキかどうかの見極めはできるでしょう。」
「そうかもな。だが・・・・」
冷酒を継ぎながら、住田は無精髭を撫でる。
「まぁ呑め」
酒を口に含みながら、次の言葉を待つ。
「・・・趣旨義務とかあるからな」
「まぁそうでしょうけど、粘りますよ」
「一人で潰せる量じゃないぞ」
「え~。住田さん手伝ってくれるんですか?」
「バカ言え。俺にも仕事はある。それにその山に足を突っ込んでも、おまえと同じ記事を書くわけにはいかないだろう。文屋のプライドが許さん」
「えぇ。でも住田さんなら、そこから別のネタぐらい掴むでしょう」
「そりゃそうだが・・・。まぁ今回は断る」
「冷たいな~」
「その代わりにおまえから突然電話を貰ったんで、慌ててその資料をようしてやったんだろう」
「それは感謝してますよ」
「まぁわざわざ俺に会いにここまで来たんだ。呑め呑め。俺もその資料ぐらいで帰らそうとは思ってないぜ。知り合いのタクシー会社にあたって、東京から来た客を祓い屋のところに連れて行って無いか確認中だ。たぶん明日には連絡が届く」
「ありがとうございます」
「だがな。そのホタルと言うやつの情報が無さ過ぎるぜ。性別も年齢もわからないんだろう?」
「そうなんですよ」
「だからあんまし期待するなよ。東京から来る客なんて何万と居るんだからな。祓いや宗教のところに行く客なんて、かなりいるからな」
「それでもこれだけの数のうち、数件は潰せるでしょう。それだけでもありがたい」
「まぁな。それに・・・もうひとつ確認している。おまえも東京の人間じゃないんだから、思うように調べれていないだろう。東京に俺の部下だった奴がいる。そいつにホタルを調べさせている」
「何から何まで、すみません」