海子丸 

日本有数の漁場と言われている対馬。
ブログを通して大自然の素晴しさを
お届けしたいと思います。

寒ヒジキ

2013年02月24日 20時49分25秒 | Weblog
今日は午後1時から寒ヒジキの口開けでした。
各家庭3バラまで刈り取りが許可されています。





日曜日なので子供達も参戦(ホントはだめです。遊んでばかりでほとんど役に立ちません)




明日は沖に出るので、今度は茹で上げる作業が待っています。



日記

2013年02月21日 20時20分44秒 | Weblog
今日も胃腸の調子が悪く、断酒の小生です。

         なぜ?

先日、樽流し漁法で、ロッポウ(ウマズラハギ)を釣りました。
久しぶりに釣ったので、釣り上げ直後から私の頭の中には
肝をあえたロッポウのお刺身がありました

おまけにこの日はタコまで釣れました。

頭の中はタコとロッポウのお刺身決定。

そして、お望みかなってその日の夕食にはその、お二方のお刺身が並びました。

肝は、こさずに湯通しもせずに、そのままお皿に盛りつけ箸でかき混ぜ、お醤油をかけ、
お刺身を付けて美味しく食べました。
もちろんビールも。
幸せでした。

しかし、赤子も寝たし、私も寝ようと布団に入り目を閉じた午後9時ごろ
口の中に大量のヨダレがあふれ出しました。

トイレに駆け込み、もったいないけど晩御飯を放流。
それでもその時は、おかしいな?風邪かな?くらいにしか思っていませんでした。

再度布団に入り、今度は1時間程眠ったようですが、今度は耳のあたりが強烈に
痒くて目が覚めました。
「んッ?おかしいゾ!」毛穴を刺すようなかゆみは瞬く間に全身に広がりはじめました。
とにかくカユイ。毛穴も耳穴も、お尻の穴も全身なんです。とにかくかくしかない。

さすがに寝ぼけた私も「これはアレルギー蕁麻疹だ!食あたりだ!ロッポウだ!肝だ!」
となるのでした。

わたくし、漁師歴12年の間に3度、サバで蕁麻疹になっています。
最初の蕁麻疹の時に、病院の当直女医に電話で冷たくあしらわれて以来
3時間程ひたすら、ノタウチマワリ、カキマクレば、やがてかゆみが治まる事を経験しているので今回も自己努力で乗り切ろうと思っていました。

     が、   しかし、

やがて、心臓の音が全身に鳴り渡り、視点が定まらなくなってきたではありませんか。
これはもしや、世に言う「アナなんとかシーショック」ではなかろうか!?

「これはやばい、つい先日4000トンの塊にも負けずに生き残ったのに、たかが300グラム程のロッポウに葬られるとは無念・・・」

「お前の父ちゃん、ふぐは聞くけどあのロッポウで・・・」と言われる子供たちの姿が頭をよぎり・・・」

さすがに、普段冷静沈着の母ちゃんも、それでもゆっくりと落ち着いた口調で「病院行けば?」と心配して、すぐに電話をしてくれ、病院に行ったのでした。

幸いに心臓バクバクはすぐに治まっていて、かゆみもお薬飲んだら30分ほどで治まってきました。
恐るべし、科学の力!と感謝。日が変わる頃には又お布団に入りました。

と、ここで一件落着なら良いのですが、

約2時間程すると、今度は強烈、猛烈な胃の痛みで目を覚ましました。

「あと、5分この痛みが続いたら、また病院行こう!あと3分!」と我慢しながらやがて、夜が明けて行きました。

朝方には陣痛(経験はありません。多分こんな感じ)のような感じで強烈な痛みと普通の痛みが混じる程度になったのですが、疲れ果てた次第です。

ついでに熱も出てきたので、今度はかかり付けの診療所に足を運びましたが、
急性胃腸炎というよくある診断。「アニサキスの仕業かも知れないけど内視鏡入れないと断定できませんよ」と言われ、痛みの峠はとっくに超えてるし、お薬もらって帰りました。

生きてるアニサキスなら、暴れて胃壁を噛んで胃痛が始めだろうけど、死んだアニサキスなら、今回の凄まじいストーリーもあるだろうな、と考えている小生なのです。

皆さんも、それなりの物を食べる時にはそれなりに気をつけて下さい。
それなりの事があったりしますヨ、それなりに。

日記

2013年02月05日 21時12分33秒 | Weblog
今日も出漁しましたがブリの気配はなし!
代わりにカマイルカの大軍でした。

イルカは可愛いけど・・・困った小まった大まった。
ブリがいないのは上対馬近辺だけなのか、毎日全国の主要な市場には
ブリ、ワラサ、イナダ、ワカシ・・・呼び名が変わったブリ親子がどっさりです。
数十トン、数百トンの単位です。
確かに今年はブリが多いのでしょう。関係機関が出している統計もブリの資源は横ばい、もしくは増加となっています。

適正な漁獲はバランスも、食の供給としても大切が重要でしょうけど、
しっぺ返しがこなけりゃいいのですが。

ブリさん、帰ってきてくれ。イルカさん、どこか旅行に出かけて下さい。