海子丸 

日本有数の漁場と言われている対馬。
ブログを通して大自然の素晴しさを
お届けしたいと思います。

お魚セット

2012年03月29日 21時34分29秒 | Weblog




こんな感じでセットでお送りしました。

季節も変わり週明けにはホームページの鮮魚のご紹介もリニューアルします。

よろしくご愛顧下さいね。

長崎県 対馬からの産直、鮮魚
卸・販売 - 海子丸

安心で獲れたての新鮮な鮮魚を お
送りします。

長崎・対馬からの産直/ネット通販は海子丸<
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今日もシケです。

2012年03月25日 19時39分27秒 | Weblog
4日前の魚、マルアジをお刺身にしたけど脂のりのりで美味しかった!


しかしです。

いっつも偉そうに魚の事書いてるけど、今日捌いた4日前のサバ、
首も折って、しっかり氷して、発砲で保存したけど
捌くと、血は入っているし、身は割れてるし・・・

これをお客様に送っているとしたらと思うとドキッとして、そして恥ずかしくなりました。

海子丸の鮮魚をご好意にして頂いているお客様、
そのような魚がございましたらご遠慮なくご連絡下さい。
又ご面倒ですがその画像をお送り下さい。
お魚代も含めた対応をさせていただきます。

ご迷惑をおかけ致しますが、その事を糧として少しでも良い状態で
対馬の自然が育んでくれた海の恵をお届けしたいと思います。

肌寒さは続きますが春はやってきております。
ウグイスもさえずり、オオルリらしきさえずりも聞こえました。

夜梅も美しい対馬の春です。

日記

2012年03月23日 19時27分31秒 | Weblog
本日の発送お魚さんたち。
3件の発送でした。




海子丸におまかせだけど、サバが好きな方にはサバを多めに数匹入れたり、
底モノ好きの方には赤い魚を多めに入れます。


旬のワカメとメカブも一緒にプレゼント。



1㌔平均のサバですがまあまあのメタボリックです。




長いお付き合いの中で生まれた「おまかせ」のお魚さん達
「上対馬海の恵」 心を込めてお贈りします。

旬のごちそう

2012年03月19日 20時00分40秒 | Weblog

昨日はナギでしたが午前中所用でお休み。
もったいないので、昼から息子と二人で磯遊びに行きました。

そしてワカメとメカブ(ワカメの根っこ)をたくさん獲りました。

メカブの栄養

このメカブ、とにかく旨い!サッと茹でて後は包丁で細かく叩くとネバネバ最高!
栄養も超満点!です。

あちこちにおすそ分けしても、我が家用もこんなにたくさん。
ポン酢で頂きます。


頂き物の芽ヒジキに、シメサバと・・・

ビールが進みます。発泡酒ですけど。


日記

2012年03月17日 21時34分32秒 | Weblog
春です。様々に命が芽生える季節ですが、お別れの季節でもあります。
私も連日、旅立ち、節目の席でお祝いをさせて頂いております。

先日は幼稚園の卒園式で、私も保護者の一人としてお祝いを述べさせて頂きました。
有難く「長い!」との批判を頂きました。ゴメンナサイ。

今日は私も大変お世話になった「指導漁業師」の退会の慰労会。
漁協青年部を含め、漁師達がその功績をねぎらいました。

妻と二人、10年前にこの対馬に移住しました。
定置網の会社に入社したものの、やはり目指すのは一本釣り漁師。
修行のつもりの定置漁業でしたが、日に日に思いはつのるばかり。

その時に頼り、指導を得たのが「秦洋丸」(提携船でもあり、一の師匠)です。
移住したものの、再度島外への引越しも考えていた私を拾ってくれた方です。

そして今回退任された指導漁業師もその時からお世話になってきた方でした。

提携船であり、兄貴のような存在でもある、千寿丸もその指導漁業師です。

その「指導漁業師」とは長崎県が定め任命した、漁師の「師」たる漁師で、県内各地で任命され、様々な漁業普及、後継者育成をされています。

まだまだ現役バリバリの漁師ですが後継者へ道を譲りたいとの事。

本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。




卒園児を送りだす園児達、保護者のアーチ

日記

2012年03月11日 21時13分42秒 | Weblog


本日行なわれた対馬市漁協青壮年部「東日本大震災復興支援鮮魚販売会」の様子です。
あいにくここ1週間はシケ続き。はたして魚が用意できるのか?開催も危ぶまれましたが、昨日の午後は奇跡的に風がとれ、この販売会の為に昨日は船を出した部員が多くおりました。

私もお昼頃からサバ釣りに出漁し何とかアジやサバを漁獲し、今日の販売会に出品しました。

そんな強い思いの中で用意した魚は次々とお客様の元へ。魚は買わずとも、部員に声をかけ、お金だけ募金箱の中に入れてくれた方もおられました。

今回皆様に頂いた募金は岩手県「宮古水産高校」に寄付する事に決まりました。
彼らは家族を失い、仲間を失い、校舎は被災し、実習船も失いました。そのような苦境の中でも「自分達が漁師になり、東北を、海を復興させる」と強く夢を描く彼ら。
対馬は遠く離れているけど同じ海で生きる者同士、これからも支援していきたい。
部員一同そんな思いです。


朝早くから皆集まり、持ち寄った魚を袋詰めにしました。
アマダイ、レンコダイ、ヒラス、ヤズ、イトヨリ、カワハギ、イカ、アナゴ、アジ、サバ等。


皆さんありがとうございました。

お知らせ

2012年03月10日 21時31分50秒 | Weblog
明日、午前8時より、上対馬町大浦のタケスエスーパー様で
対馬市青壮年部(上対馬漁協青年部)が東日本大震災被災者支援の
鮮魚販売会を行ないます。

皆様にお買い上げ頂いた魚の代金はすべて寄付致します。

私も本日昼頃から出漁し、アジ、サバを漁獲してきました。
皆様の「美味しい!」が形を変えて被災地に届きます。

お近くの方は是非足をお運び下さい。

日記

2012年03月09日 17時24分29秒 | Weblog



先日お願いした、
水産庁の「巻き網漁業の許可改正に対するパブリックコメントの募集」に関して、
多くの皆様がコメントをして頂いたようです。
私達漁師も漁業協同組合も、国民の皆様に頂いている「権利」を勘違いし、浪費してきた結果が、現在の水産業の現状を招いたのではないかと反省をしております。
 以下に私が提出したコメントの内容をお知らせします。
本当はこういうコメントの場合、理論づけて、具体的に意見しなければならないのでしょうが
感情的、私的なコメントとなってしまいます。ナンチャッテの意見なんでご了承願います。

長崎県対馬市で釣り漁業を行う漁師です。「遠く離れた外洋での出来事」では済まされない思いです。海は繋がっています。魚の命も繋がっています。そのような事から、この度の事案に強く危惧し、コメントいたします。       
改正の趣旨説明に「安定的な水産物の供給」とあるがそもそも、各家庭の台所で「魚がたりない!」と叫ばれているのだろうか。
昨今、魚食離れが進み、水産物の過剰供給が問題化している。皆様は魚市場に水揚げされた魚が売れ残り転がっている現状を御覧になった事があるでしょうか?
巻き網漁業を始めとする漁法による過剰供給の結果、魚価安をまねき、例え漁獲しても経費さえ取れない厳しい漁家経営の現状がある。国、関係機関は漁船の大型化と漁獲量の増大を図るのではなく、少ない漁獲量で、高い利益を生む政策を進めるべきである。
 繰り返すが、巻き網漁業の主要魚種であるアジ、サバ、マグロなどに代表されるように幼魚の漁獲と過剰供給は魚価安を招き、結果として負の連鎖の中で「不安定な漁業形態」が構築されてきた。更にそれを血税で助成してきた為、水産業、漁師は公的な助成無しでは経営が成り立たなくなってしまった。
絶対的な海洋資源の枯渇が進む中で、今後、徹底した資源管理を行い、「大きくして獲る」、この事の重要性、合理性はすでに、ノルウェーやニュージーランドで実証されている事で、この国の水産業を危惧する専門家の間でも盛んに叫ばれ、提言されている。
 その様な中、「条件付き」、特例とはいえ、このような巻き網漁業に対する制度改正が行なわれようとしていることは到底黙認する事はできない。
「外洋での漁獲であるために沿岸漁民との調整は想定しない」とあるが、そのような論理が矛盾である事は周知の通りで、海は繋がっており、対象とされているカツオ類は広く回遊する魚種であり、回遊ルートが異なっているとは断定できない。又、漁獲量の統計が採られておらず、商品として市場に出ないため把握されていないが、海洋生態系の中では重要な種が漁獲、混獲されている現状も見過ごせない。このようなことから沿岸漁業への事前説明、意見交換などの調整は不可欠である。
 未曾有の災害がこの国を遅ってから、一年を迎える。今も多くの被災者が苦痛の中で明日への希望も持てない暮らしを余儀なくされている。
国が提唱してきたエネルギー政策は様々な問題点を浮き彫りにし、国民が信じて疑わなかったものが揺るぎ破壊し、「国が言っている事、政策は間違いばかりではないのだろか、何も信じられない」と不安、憤りを顕にしている。
今こそ、水産行政においても、「継続的な資源の供給」、「次世代への豊かな海の恵みの継承」との視点に立ち、国民に「未来へ繋がる食の安定供給」の指針を示すべきではないだろうか。
安くても、幼魚でも獲れる物は獲るとの従来の漁業姿勢を見直すべきである。
今回の「巻き網漁業の許可改正」だけではなくすべての漁業法の改正に上記のような視点に立った改正を強く要望します。
対馬をはじめとした沿岸漁民も犠牲を惜しまず、水産資源の継続への努力をし、豊かな恵みを未来へ繋いでいけるよう努力するべきと考えています。

未来の為にお願いです。

2012年03月06日 21時17分18秒 | Weblog
水産庁が「巻き網漁業」の許可改正に関する
パブリックコメントを募集しています。

大中型まき網漁業の許可等に関する取扱方針」の一部改正に関する意見・情報の募集について

「改正概要」は
大変、たいへん、タイヘンわかりづらく書いてあります。わざと?

私なりの解釈ですと、

「外洋、外国もうるさくなってきたし、巻き網でとる魚が少なくなってきたし、
経営も苦しくなってきたし、法律変えるの大変だから、とりあえず特例で船を大きくしたい、もっと根こそぎにしたい」という水産庁の後ろにいる方々の要望書のようなものと受け取りました。

いい加減にこの国の水産行政の横暴に歯止めをかけないと取り返しがつかない資源状態になっています。
漁業者だけの意見より、一般市民の方々の意見が大切です。

画面の下のほうに 「意見募集要項」 があります。
皆様の言葉で結構です。コメントを水産庁のHPにお送りくだされば幸いです。

もちろん私は私のためにも、家族のために、そして未来のために
コメントします。


なにとぞよろしくお願いします。

個々の力は小さく、本当に微力ですが国を動かすのは民の声です。