風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

彼岸花で一休み

2019年09月30日 06時06分54秒 | 随想
各地で彼岸花が満開の様だ。岡崎城下の乙川の岸に人工群生地がある。近所の女性が植え、今は賛同者が集い数十万本になり壮観、春の彼岸には同じ女性が植えた河津桜が満開になる。 彼岸とは春分と秋分の昼夜平分時の前後一週間の間、此岸の俗界から彼岸の浄土に旅だった先祖を思い出し懐かしむ仏教行事が執り行われる。 美濃加茂正眼寺の山川宋玄禅師の話を思い出す。 貧乏な昔の村人は春分と秋分の日に御握りと酒の肴を携 . . . 本文を読む

相撲の伝統回帰

2019年09月29日 09時04分44秒 | 随想
横綱白鵬が日本国籍を取得して親方として定年まで日本相撲協会に残り力士を育てる道が開けた様だ。国籍があるから大和魂が芽生えたと思うのは甘いな。 日本相撲がモンゴル相撲とならない事を願っている。 春日野理事長(横綱栃錦)は、甘いな。外国人が親方になって、巡業資金を持ち逃げしたらどうする。貴乃花親方は、国体を担っていく大相撲を目指す。 天皇賜杯争奪の名誉獲得合戦が日本相撲の本質だろう。 モンゴル . . . 本文を読む

改憲の禅問答

2019年09月28日 10時07分50秒 | 随想
戦力とは戦争が遂行できる力、物事を遂行するために必要な働き手、二つの意味がある。 自衛隊は戦力として憲法九条に明記すべきと祖国総理は主張するのは人間相手の戦争だろうが、自然の猛威の後始末に自衛隊は有力な戦力であることは過去の実績で明白。 改憲を国会で議論すべきか、禅問答に似て難解である。 白隠禅師の「隻手音声」なる公案がある。改憲は禅僧の人間性を高める手段の宿題と同様に国会議員の公案だろう。 . . . 本文を読む

朽木細工を自画自賛

2019年09月26日 09時53分33秒 | 随想
この朽木の立体作品には他人には伺い知れない曰く因縁故事来歴がある。 お山と言えば比叡山、延暦寺には千日回峰なる荒行が現存し、その創始者は平安時代の伝教大師最澄の弟子である相応和尚(かしょう)なる高僧。和尚は存命なら(おしょう)と読む。 修行の場が、比叡山の西からの登山鉄道のある八瀬や京都大原三千院を通過して福井若狭に至る国道367号、比良山の西側の通称鯖街道の高島市朽木町の手前の大津市蔓川坊村 . . . 本文を読む

適者生存の進化論

2019年09月25日 09時45分10秒 | 随想
深刻さを増す地球温暖化に対処するための「気候行動サミット」が国連本部で開かれ、抗議活動をするスウェーデンの16才の少女が演説した。 「絶滅の始まりに直面しているのに、あなたたちは金や、持続的な経済成長というおとぎ話について話している」 経済一辺倒の祖国総理大臣や実業家出身の米国大統領は演説を拒否された。 世間から無視され、童心に回帰した老人は素直に共感するのである。 自然界の生態系の論理は . . . 本文を読む

懐古する鉄道浪漫

2019年09月23日 05時18分05秒 | 随想
戦前の国鉄の蒸気機関車牽引の列車愛称は富士(ふじ) 櫻(さくら) 燕(つばめ) 鷗(かもめ) だったが、敗戦によって消滅した。 小学生になった昭和25年の 東京~大阪間の「つばめ」は戦後の国鉄を象徴する列車として走り続けた。 善光寺の門前町の長野市営球場でプロ野球を観戦した記憶がある。 国鉄スワローズの試合で対戦相手は思い出せないが、高校の10年先輩の町田行彦がホームラン王になった年だから1 . . . 本文を読む

遊び疲れで自己満足

2019年09月21日 11時32分47秒 | 随想
学校出てから40数年、馬車馬の様に働く事が趣味だったが、定年退職後は遊び惚けている。 一時期に集中的にある事に熱中するが直ぐに飽きてしまう異常性格者である。 比叡山延暦寺の参禅会に参加し、千日回峰行を知り行者の光永澄道・叡南俊照・酒井雄哉・上原行照師など高僧の追っかけをした。 青春18きっぷに魅せられ多くの異郷を訪ねた。 フルムーン夫婦グリーンパスで日本縦断と北海道を周遊した。 四国遍路 . . . 本文を読む

山男の話

2019年09月19日 07時17分50秒 | 随想
娘さん よく聞けよ 山男にゃ惚れるなよ、ダークダックスの山男の歌である。 隣人は山男で定年退職したこの頃は山登りに熱中している様子、奥さんの心中をおもんばかると涙を禁じ得ない。 目標は日本の3000m峰の登頂で半分は成し遂げたと自慢する。 次は赤石山脈の白峰三山(北岳3193m・間ノ岳3190m・農鳥岳3051m)だそうだ。 山は登るものではない、遠くから眺めるものである。善良な日本男児の . . . 本文を読む

車で15分に5日間

2019年09月18日 19時44分48秒 | 随想
今月16日は孫の誕生日だった。3歳になった男の子、新幹線に興味があるので「はやぶさ」のオルゴールカードにソニックとあずさの切手を貼って郵送すると喜ぶだろうと思った。 14日の土曜日の午前中に近くの岡崎郵便局に出向き切手を購入して郵送依頼した。 誕生日には届くと楽観していたが、受け取りの連絡が無い。 敬老の日の3連休は配達が無いのだろう、17日の孫からの電話を待つが音沙汰がない。 18日に問 . . . 本文を読む

油断の自動車燃料

2019年09月17日 09時56分42秒 | 随想
「元気ハツラツ!オロナミンC」と「ファイト一発!リポビタンD」が10月の消費増税で明暗を分ける。大塚は飲料水で8%、大正は指定医薬部外品で10%。 ホルムズ海峡のタンカー攻撃やサウジのドローン攻撃で原油価格が高騰するガソリンと軽油の消費税問題は如何だろうか。 共に10%で大差なく値上がりになるのだろうと善良な国民は思うだろうが、そうは問屋が卸さない。 計算上は現状約10円差が倍の20円差に成 . . . 本文を読む

私の美しい日本

2019年09月16日 08時37分29秒 | 随想
釈迦如来の手のひらから飛び出せなかった孫悟空の心境で、何か偉大な存在・サムシンググレートの存在を信じる今日この頃。 旅に出ると晴天続き、10数回の四国遍路で曇天は希だったし、新幹線による日本縦断や特急グリーンでの北海道一周では降雨は無く、釧路では初夏なのに名物の霧に遭遇した。 写真撮影すると自画自賛であるが傑作を連発する。 早寝早起きが習慣、五時に起床すると、朝焼けが美しい、虹が美しい、仲秋 . . . 本文を読む

プロ野球で忘己利他

2019年09月15日 08時55分45秒 | 随想
久しぶりに素晴らしいプロ野球に接し感動した。昨日の名古屋ドームの中日✕阪神戦の23回戦で大野雄大が史上81人目のノーヒットノーランを達成。 記録よりも大野投手の雄大な一問一答に感心したのである。 六回一死まで完全試合、京田遊撃手の悪送球で破綻。「もともと達成できるものではないと思っていた。失策があったから、これで打者と無理に勝負しなくてよくなったと切り替えられた」 仏教の「実にこの世において . . . 本文を読む

敬老の日の老人

2019年09月15日 07時58分04秒 | 随想
老人の日・老人週間は「国民の間に老人の福祉への関心と理解を深め、老人が自らの生活の向上に努める意欲を促す」敬老の日は「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」 小学区の敬老会に招待されたので参加した。75才からが有資格者の様である。 老人福祉法は65歳から老人であるが、老人として尊敬されるる為には10年の修行が不可欠の様だ。 愛知12区の小選挙区選出議員の社会保障を立て直す国 . . . 本文を読む

勤続疲労の政権

2019年09月14日 09時01分39秒 | 随想
世界最初のジェット機であるイギリスのデ・ハビランド社製「コメット」が連続して墜落事故を起こした原因は金属疲労だった。 安倍晋三首相の通算の在任日数が今秋に郷里長州の先輩の桂太郎を抜いて憲政史上最長となる見通しで、お友達の間では任期を延長してさらに政権を維持したい様子。 しかし勤続疲労が顕著で権威が失墜する兆候が見える。 第4次安倍再改造内閣、消費増税、東京五輪の三重苦が原因で墜落が想定される . . . 本文を読む

風を頼りに

2019年09月13日 13時46分24秒 | 随想
地球温暖化現象だろうか、今夏は気温が高く熱中症で生命の危機が連日報道される。自家用車の冷房をフル回転させ中部「道の駅」のスタンプラリーの探訪に熱中する事で熱中症を撃退する一石二鳥が老人の智慧である。 御前崎灯台は東日本大震災で原子力発電の安全神話の虚偽が判明する以前に、原子力発電に懐疑的な名古屋の従兄の案内で安全神話を宣伝する浜岡原子力館を見学した序に訪れたが、御前崎の「風のマルシェ」のスタンプ . . . 本文を読む