風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

甲子園は飯田長姫

2019年03月31日 07時00分00秒 | 随想
94才の和泉のがばいばあちゃん、義弟の母親の檀那寺の本堂がスクラップ&ビルド、落慶法要の稚児行列に三男の息子の2歳になる長男の孫が招待され参加する。 地元で自営する数少ない人間には高額の志納金が割り当てられ、自宅新築を繰り延べ、奉納する地元人は凡夫を脱し仏様なのだろう。 平安時代からの神官装束、巫女装束に着飾り、寺院の慶祝行事は多神教の神道仏教の習合で麗しき大和魂の伝統、単身教の欧米文化にかた . . . 本文を読む

奇妙な祖国

2019年03月29日 10時06分49秒 | 随想
今は撤去して無いが高さ250m の鉄塔8基で欧州と無線通話し、戦時中は長波で潜水艦と交信した依佐美送信所を知る人ぞ知る。そこにNHKが防災のAM放送の170mの鉄塔を建設するが、民法はAMを止めてFM放送に一本化する様だ。 大和魂は法隆寺を千年を大幅に超えて保存するが、アベノミックス魂はモノを粗末にしスクラップ&ビルドを推奨する。 小学校では英語教育を始める様子、国語の時間はどうなるのだろうか . . . 本文を読む

良い悪いは悪い

2019年03月28日 10時01分25秒 | 随想
仏教では不苦不楽の中道を推奨する。世間で流行の「有・無」あるいは「常・無常」の二者択一の「かたより・こだわり・とらわれ」を戒め、三番目の思いを大切にする。 欧米の単身教社会はイエスかノーの選択を強要するが、曖昧模糊で決めない大和魂に往生し、祖国は経済大国になったのである。 「決める」を声高に自慢する政治は欧米からは称賛されるが、以和爲貴の聖徳太子の十七条憲法に反する。 鉄道も国鉄・私鉄に偏る . . . 本文を読む

大人の態度

2019年03月27日 11時07分12秒 | 随想
昭和42年以来1万機以上製造した米国のボーイング737がインドネシアとエチオピアで連続して墜落事故を起こし、ボーイング社の株価が暴落、ガルーダ航空は49機をキャンセルする事態、経営危機が目に浮かぶ。 東日本大震災の原発と同様に安全神話が崩壊した様だ。 飛行機恐怖症の妄想が現実となり、呆けていない。 そもそも人間の奴隷であるべき道具に人間を支配させる思想が間違え、発想転換の時期が来ている。科学 . . . 本文を読む

外国の禅問答

2019年03月26日 23時06分19秒 | 随想
無門関三十五則は倩女離魂なる公案。 親の反対で結婚を拒否された男は故郷を去る。女が家出して異郷で夫婦になり子供が生まれる。親に認知させようと帰省する。親は娘は病床にいると言う。すると娘と母親は合体し、一人の人間になった。肉体はドッチ、魂はドッチ、答えろ。 そんな禅問答と記憶している。 イギリスの旅客機が、ロンドンからドイツに向かって飛ぶべきところを誤ってイギリス北部のスコットランドに到着して . . . 本文を読む

アンテナは豊かさの象徴

2019年03月25日 13時47分31秒 | 随想
金を作るにも三角術を使わなくちゃいけないというのさ--義理をかく、人情をかく、恥をかく、これで三角になるそうだ。 三角術を実行した生涯で金を作ることは出来ず、悔やまれる。 テレビを自宅で見たのは高校三年生の時で、屋根にアンテナが設置された感動は強烈で豊かさの象徴だった。 岡崎では北の瀬戸デジタルタワーか東の本宮山の方角にアンテナを向ける。 近所の豪邸のアンテナは西を向いているので疑問に思い . . . 本文を読む

故障の連鎖

2019年03月24日 09時48分29秒 | 随想
現役時代は金稼ぎで多忙を極め、趣味を楽しむ心の余裕がなかった。65才までは宮仕え、お役御免となった後は趣味の農作業の奉仕作業に興じた。 体力の衰えを自覚した古希に子達から高額のミラーレスカメラを祝い品として頂戴してから写真撮影に没頭、SNSのFBに投稿するのが習慣となった。 貧乏人根性なのだろう、道具は人間の奴隷だから酷使した。 三年目に故障した。安物の中古カメラを購入したが一年後に故障した . . . 本文を読む

老人は死なず、消え去るのみ

2019年03月23日 07時41分39秒 | 随想
春分の日は「昼と夜の長さが等しくなる日」と学校で習った記憶が有る。 「ボーっと生きてる」と成程と思うが、暇が有る老人は様々な知的好奇心が脳裏に浮かぶ。 昼は太陽が地・水平線より上に出ている時間、地平線とは地・水面と空の境界をなす線、日の出・日没は太陽が地・水平線から昇り降りする事。 水平線の見える丘からなら理解できるが、伊那谷の山村の地平線なら日の出は遅く日没は早いことを経験してるので該当し . . . 本文を読む

開花予想は好い加減

2019年03月20日 11時58分04秒 | 随想
学校の卒業式の日である。雲一つ無い快晴、小春日和である。劣等生だったから無知だったが、小春日和は秋の天候の事、英語ではインディアンサマーで夏なのだろうか、自然の悠久の営みに対する人間の表現は「好い加減」。 気象庁のソメイヨシノの開花予想は本日であるが、近所の小児科医院の桜はツボミが固い様だ。 見目麗しき女性の気象予報士が大活躍、NHK名古屋放送局の寺尾直樹なる男の天気予報のファンである。 N . . . 本文を読む

沈黙する大衆

2019年03月19日 08時29分37秒 | 随想
レオパレスの施工不良が新聞のトップを飾る、人気機種のボーイング737の墜落事故が連続し運行停止に追い込まれる、2020年東京五輪は不祥事が止まらない、日産などのゴーン会長の公金横領、古くは東日本大震災の発電所の原子炉の炉心溶融の大惨事、金儲けに繋がれば、何でも許されるなら、無法社会なのだろう。 社会での存在理由の創業理念を忘れ、枝葉末節の利益追求が目的になった営利団体は消えさるのみなのだろう。 . . . 本文を読む

五輪の錯視

2019年03月18日 08時10分47秒 | 随想
デンマークの心理学者エドガー・ルビンが考案した多義図形であるモノクロの向き合った二人の顔にも大型の盃にも見える錯視図形が当面の関心事である。 認知心理学の分野で「脳の不思議」即ち心の有様の多様性だろう。 平面に線で区分けし、色を塗り分けると画像が現れ、世間の有る物、無い物を表現できる。 五輪担当相が認知できなかったら東京五輪で採用された絵記号(ピクトグラム)が話題であるが、これは錯視が有って . . . 本文を読む

誕生祝はお正月

2019年03月16日 05時59分46秒 | 随想
弥生3月の本日は誕生日で多くの人が祝って下さる。 誕生年の昭和19年は、家族全員が正月に一才年を取り、皆で祝ったものだ。日本古来の「数え年」だったからである。 敗戦で西欧の進駐軍が狩猟民族の満年齢を導入する「年齢のとなえ方に関する法律」が昭和25年元旦から施工された。 7才だったが昭和25年の3月16日は満6才と1歳若返ったのである。 「誕生日おめでとう」に違和感があるのは「三つ子の魂百ま . . . 本文を読む

嘘も方便

2019年03月15日 07時01分23秒 | 随想
尾張の織田信長が桶狭間で駿府の今川義元に勝利した合戦で今川方の松平元康が身の危険を感じ逃げ込んだ大樹寺は浄土宗の寺。 自死を考えたが、住職に説教され思い留まった。戦国の穢土を平和な浄土にしたら如何か。 後に徳川家康と成った時の旗印が厭離穢土欣求浄土と葵の御紋。 比叡山の最澄を源流とする阿弥陀仏の極楽浄土に至り悟りを開くとする他力浄土門としては現世を浄土とするのは不可能。 現世を浄土とするな . . . 本文を読む

大正生まれの95才

2019年03月14日 09時05分20秒 | 随想
田舎の婆ちゃんが畑で丹精込めて栽培した巨大な大根を頂戴した。大正13年3月生まれだから平成31年で御年満95才、数え96才である。 今年は西暦2019年で大正13年は1924年だから引き算すると95なる数字がでるから、小学生でもすぐ分かる。 終戦の前年の昭和19年3月に誕生した老人は元号による年齢確認に長けているが、戦後の西欧教育の優等生は困惑する。 大正は15年、昭和64年、平成31年だか . . . 本文を読む

格安切符は「のぞみ」なし

2019年03月13日 09時23分08秒 | 随想
レトロとかノスタルジアなる外来語が有る。過ぎ去った時代を懐かしむ事で懐古とか追憶が該当する日本語。 鉄道愛好家であるが、国鉄の東海道本線が電化され、特急色(クリーム4号と赤2号)のビジネス特急「こだま」から〇系新幹線の時代に対する懐古趣味がある。 昔は鉄道全般に興味が向かったが、最近は懐古趣味が高じてJR新幹線やリニア中央新幹線に批判的で無関心、懐古主義の頑固者になった。 隧道や橋梁の直線路 . . . 本文を読む