風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

鉄道の「のぞみ」

2021年04月30日 09時47分42秒 | 随想
アベノミックスの遺産である三大プロジェクトが危機に瀕している。 東京五輪、リニア中央新幹線、スペースジェットで、延期・経費増大・中止が共通点となり、夢と希望が悪夢と失望に変わった。 巨大企業の三菱航空機は早々に開発を中止し、1350億の資本金を5億にして損失補填するのは良識。 五木寛之「下山の思想」、経済の頂点を極め、まだ坂の上の雲を求めるのは強欲の極み。 音速を超える野望で巨額の損失を計 . . . 本文を読む

旅はゆっくり・のんびり

2021年04月29日 08時16分10秒 | 随想
汽笛一声新橋を、はや我汽車は離れたり、鉄道旅に魅せられた数十年だったが、最近は船旅も良いなと思うのである。蛍の光がながれ出港し、航跡を残して陸地をを離れる、何か物悲しく感傷的になる。 国道42号の海上部分である伊勢湾フェリーと三河湾の離島の佐久島への船旅をした。 伊良湖港から鳥羽港までの20キロを一時間、航跡は穏やか、一色港から佐久島まで8キロを20分、航跡は激しい。 時速差は4キロ . . . 本文を読む

潮騒の神島

2021年04月27日 11時45分38秒 | 随想
飛行機は墜落する、船は沈没する、死にたくないから敬遠する、そんな心の病を持つ老人だった。 高齢による生命の危機、新型コロナウイルス感染症による重症化の落命、相対比較で船舶事故による死の恐怖は薄らいだ。 そんな訳で、最近は船旅を志向し、伊勢湾フェリー「伊勢丸」で神宮参拝、西尾市営渡船「第三さちかぜ」で佐久島を訪れた。 列車や乗用車で陸路を行くよりも、水路を大船に乗って移動するのは楽である。 . . . 本文を読む

手段を封じる

2021年04月26日 16時51分15秒 | 随想
小池百合子都知事は新型コロナウイルスの緊急事態宣言で「都県境は越えないでほしいと伝えている。しっかり守ってほしい」 コロナ禍終息に向けての熱意は解るが、言葉だけで実行が伴わないのが歯がゆいのである。 東京から越境する手段が有れば、利用するのが文明人の習性、手段が無ければ誰も移動しない。 例えばJR線の京浜東北鎌田~川崎、横須賀線西大井~武蔵小杉、中央本線高尾~相模湖、常磐線金町~松戸、総武本 . . . 本文を読む

富裕層は島暮らし

2021年04月25日 09時00分57秒 | 随想
三河湾の西尾市一色町の佐久島を訪れた。瀬戸内の直島と同様にアートの島として宣伝し、島には22の芸術作品が点在し、巡るピクニックが人気である。 過疎化が進み、観光客は疎らで、手入れが疎か、作品が破損していたり、雑草が繁茂して、興醒め。 昭和20年代には、1600人程度の人口、平成24年4月にはは280人となり、農業漁業の1次産業は衰退し、漁港は閑散としている。 過疎化の原因は平成の大合併が原因 . . . 本文を読む

旅の出合い

2021年04月23日 10時10分08秒 | 随想
コロナ禍で旅の自粛を当局は要請するが、人間の本能は旅を推奨する。植物でなく動物だからだろう。 人の少ない観光地、それは離島だろうと独断と偏見で岡崎の隣町の西尾の一色港から市営渡船で三河湾最大の面積で250人程の有人島である佐久島でアートピクニックをした。22か所の芸術作品を巡りスタンプを押すのである。全部押してもご褒美が出る事はなく、訪問確認書。 8番目の「おひるねハウス」では若い女3人組 . . . 本文を読む

旅する老人

2021年04月22日 05時34分31秒 | 随想
三河湾の有人島は佐久島、日間賀島、篠島の愛知三島と伊良湖水道に三重県の神島が存在する。 三河湾沿岸の様々な場所から、伊勢湾フェリーの船上から眺めた四島、訪ねたいと思う心情は風来坊の真骨頂、旅の道標として有人島回遊が念頭に浮かぶ。 日間賀島、篠島は南知多町だから師崎港から、佐久島は西尾市だから近くの一色港から連絡船だ出る。 神島は三重県、鳥羽港から市営連絡船で30分・740円が正規航路、裏航路 . . . 本文を読む

恐るべし、中国!

2021年04月21日 10時31分03秒 | 随想
昨日から「マン防」が名古屋市に適用され、愛知県の他都市も影響がある様だ。コロナ禍でカラオケ御法度、ビジネスチャンスと見て新聞チラシはパチンコ店のオンパレード。 過去に多額の損失を計上したから敬遠、木製パズルに没頭する日々が続き、10個ほど手に入れた。 最近は五重塔の新製品を書店で発見、2日間で完成させた。座禅に似て集中した時を過ごし、達成感は何事にも代え難い。 中国製品でレーザービームで装飾 . . . 本文を読む

虚偽の土産物

2021年04月19日 11時25分41秒 | 随想
孤独にあるのにまかせて、一日中、パソコンと向かい合って、旅の写真を眺めると、妙におかしな気分になってくる。 根室駅の観光協会で愛知県から来たがと述べ、鉄道最東端の東根室到達の証明書を所望した。 まさか根室に2時間半滞在し、次の列車で引き返すとは想像できなかったのだろうか、到達してない納沙布岬の到達証明書を下さった。 貧乏人根性丸出し、無料なら何でももらおう、手元にある。 納沙布岬は本州 . . . 本文を読む

実害の無い計画

2021年04月18日 18時47分24秒 | 随想
10数年前に四国遍路旅に魅せられて青春18きっぷで四国に渡り、徒歩で断片的に巡礼した時に、84番屋島寺から85番八栗寺の途中に壇ノ浦なる地名が有った。驕る平家は久しからず、平家滅亡の戦場の地と思い込んでいた。 3年前の正月に青春18きっぷで国鉄時代の最西端駅のたびら平戸口に向かう途上に門司港駅を訪れた。 早鞆ノ瀬戸の関門橋が見え、780米先は本州下関でそこが壇ノ浦、平家滅亡の激戦地だったことを . . . 本文を読む

振り子列車は優等生

2021年04月17日 09時09分38秒 | 随想
北海道旅で釧路から南千歳まで乗車した曲線の多い線路を高速で走行する気動車特急「スーパーおおぞら」の「FURIKO283」の乗車体験は感動した。 最大6度傾斜するから284センチの幅の客室は30センチ程の高低差になるが、線路のカントとの相乗効果で目視では大きな傾きに感じる。 科学技術の究極の複雑な構造故に保守点検に経費が掛かり、経済一辺倒のアベノミックスは退役を奨励し、程なく簡単な構造の空気 . . . 本文を読む

五輪開催は権力闘争

2021年04月16日 07時51分00秒 | 随想
安部元総理大臣は「完全な形」の東京五輪開催を述べたが虚偽だった。 菅首相は「東日本大震災から復興する姿を示し、人類が新型コロナに打ち勝った証しとなる大会にしたい」と述べるが机上の空論。 麻生副総理の代理の河野行革相は「開催できるやり方でやる。無観客になるかもしれない。いつもの五輪とは違う方法になるだろう」 二階幹事長は「これ以上とても無理だということだったら、すぱっとやめないといけない」 . . . 本文を読む

自宅で旅気分

2021年04月15日 08時52分41秒 | 随想
女房が高校の女友達と沖縄久米島に20日から2泊3日で旅行予定だったがマンボウ発令で気分を害しキャンセルしたら違約金は免除された。 旅が不可能な世間では旅の思い出で暇つぶしが最善の策の様である。 鉄道駅の最東端東根室の旅が懐かしい。飛行機恐怖症だから鉄道の旅だった。釧路~根室の花咲線、釧路発11時12分発快速ノサップ13時22分根室16時09分発で18時51分釧路着、根室滞在は2時間47分だった . . . 本文を読む

五輪はレガシーシステム

2021年04月14日 08時52分05秒 | 随想
レガシーとは遺産、先人の遺物、 時代遅れのもの(レガシーシステム)、正負、勝負、両面の意味がある様だ。 開催が危惧される2020年東京五輪、レガシーが残ると言う。正の遺産なのか、負の遺産なのか、勝組なのか、負組なのか、歴史が証明するだろう。 1964年東京五輪の遺産は丹下健三の代々木体育館だろう。あの斬新なデザイは衝撃で、明るい未来を想像させた。 巨大な“木のぬくもり&rdquo . . . 本文を読む

コロナ禍は旅回顧

2021年04月13日 19時39分31秒 | 随想
足立美術館の外国人入場者が98%減の報道に接し、2019年4月18日から二泊三日の旅を思い出す。 午前3時半に岡崎インターに流入して3割引きの高速料金で六時間の長旅、途中蒜山高原SAから大山が見えた。11時出雲大社参拝、14時日御碕灯台、15時一畑寺、16時国宝松江城を見学、皆生温泉泊。 翌日、10時足立美術館、14時境港水木しげるロード、17時道の駅「神の里白うさぎ」、1 . . . 本文を読む