趣味と健康日記

清野明子(民謡歌手)の応援、登山、スポーツなど趣味と日々の健康を記す日記です。

尾瀬ヶ原散策報告(ショウジョウバカマ)6/10 JGG 27m59s/5km

2017-06-11 14:55:15 | 登山&マラソン

 お早うございます。昨日は日曜日、空は雲に覆われ”いかにも梅雨空”と言う感じの横浜でした。慣れとは怖いもので北朝鮮のミサイル発射など気にする人は少なくなりました。テレビニュースもさらっと流すだけになりました。しかし、よく考えると北朝鮮のミサイル発射回数が増える度に高性能化し命中精度が高まっている事を考えると「実は大変恐ろしい事」なのです。日毎に東京のど真ん中に落とされる脅威が高まっているのです。こうなると朝鮮総連ビルのある外堀の内側(千代田区富士見町2-14-45)が安全地帯かもしれません。

 6月8日(木)に水芭蕉を見るために尾瀬ヶ原に行ってきたのでその時の模様を報告します。早朝04:00に出発圏央道、関越道を利用し、群馬県片品村戸倉地区にある「尾瀬第一駐車場」に進出しました。タクシーで鳩待峠に移動、登山開始は08:10、終了は14:00、所要時間5時間50分、標高差193m、総行程16.5kmのハイキングでした。

尾瀬ヶ原散策マップ

 沼田ICを降り、中禅寺湖に抜ける国道120号線を北上、鎌田交差点で左折、尾瀬大橋を渡り30分ほど走ると尾瀬第一駐車場に着きます。ここからはバス又は乗り合いタクシー(980円)で鳩待峠にアプローチします。鳩待峠から山の鼻小屋までは約200mほど下ります。牛首分岐を左折、尾瀬ヶ原中心部を右回りに歩いて龍宮小屋で昼食、その後は真っすぐ山の鼻小屋経由で鳩待峠に戻ります。緑で示した「」は上大堀川橋、「」は下大堀川橋です。

尾瀬大橋

07:17 沼田ICを降りて日光方面に抜ける国道120号線を北東に進み、鎌田で左に折れ、すぐに尾瀬大橋を渡ります。雲行きが怪しい。標高:803m

尾瀬第一駐車場

07:30 15分ほど北上した戸倉地区にある尾瀬第一駐車場に到着、ここからはバス又はTAXIで鳩待峠に移動します。いずれも料金は980円です。※Google earth画像です。標高:989m

鳩待峠バス/TAXI発着場

08:05 鳩待峠バス/TAXI乗り場に到着。今回はタイミングが良いTAXIを利用しました。小屋内にトイレと券売機があります。標高:1600m

鳩待峠

08:08 3分ほど歩くと鳩待峠です。ここではトイレ、水の補給などを済ませて登山道に入ります。至仏山は4時間ほどで往復できます。アヤメ平から龍宮十字路、ヨッピ橋、山の鼻経由の周回コースも面白い。標高差は350mです。
08:10 
鳩待峠出発   標高:1601m

木階段

08:41 山の鼻地区に向かって30分ほど下ると木階段があります。段差が12cmほどで歩きやすい。

シラネアオイ

08:41 階段の途中にシラネアオイを見つけた。階段から土に踏み出せないのでこれが精いっぱいのアングルです。

最初の水芭蕉

08:42 木階段を下ると水芭蕉が見られるようになる。形のいいものはなかなか無い。

残雪

08:44 平地になると残雪が多く見られた。平均30cmの厚さがありました。標高:1460m

No.1熊鐘

08:51 湿地帯の手前にビジターセンターが設置した「熊鐘」がありました。登山者が少なくなる時間帯にはハンマーで叩いてから通過します。ここから200mほど下にも登り用の熊鐘があります。ここは熊が反対側の山に行く通り道になっているようです。標高:1442m

最初の群生地

08:52 尾瀬に足を踏み入れて初めての水芭蕉の群落です。ここでオジサンが「ここは水芭蕉を楽しむ場所であって急いで通過すべきでない」と講釈を述べていましたが、後の登山者には迷惑な話です。もう直ぐ尾瀬ヶ原ですが池塘を見ながら歩く木道沿いでは嫌と言うほど見られます。

山の鼻地区出発

09:15 山の鼻ビジターセンターに到着、トイレ休憩の後至仏山荘前を通過します。 十字路を左折すると至仏山(登りOnlyの一方通行です)、正面は「植物見本園」、右折すると尾瀬ヶ原を縦断し尾瀬沼に抜けるメインストリートです。標高:1412m

牛首分岐

10:00 尾瀬ケ原に立ち入り30分ほど歩くと牛首分岐があります。ここを左折し「ヨッピ橋」に向かいます。軽装の場合、ここから引き返す方もいます。しかし、本格的な水芭蕉群生地はこの先の下大堀川橋を渡って左側になります。正面が東北の最高峰、燧ケ岳(2356m)、その手前、右から伸びる黒い山裾(すそ)あたりが龍宮小屋です。標高:1402m


No.3熊鐘

10:16 下の大堀川の手前にも本日3つ目の熊鐘がありました。バックにある川沿いに熊が出没すると思われる。標高:1400m

木道整備

10:30 橋を渡ってしばらく進むと木道の整備が行われていました。ネットで包まれた材料を見ると、ヘリコプターでホイストして運んだようです。左側の古材も後日ヘリコプターで片づけるのでしょう。正面の雑木林辺りがヨッピ橋です。

ヨッピ吊り橋

10:38 ヨッピ橋(正式名はヨッピ吊り橋)分岐です。先日、この河原に熊が出没したようです。この先にも「熊鐘」が設置されています。橋を渡り1kmのところに東電小屋があります。我々は橋の手前を右に折れて龍宮十字路に向かいます。標高:1402m

龍宮十字路

11:11 龍宮分岐を左に折れると龍宮小屋、直進すればアヤメ平です。小屋の先にある下田代を超えると「見晴らし十字路」に至ります。そこから更に丘を越えること30分で尾瀬沼に着きます。今回は龍宮小屋で食事にします。標高:1405m

昼食

11:24 ストーブのジェネレーターにオイル状の液体が詰まってしまい点火できず。もしやと思いコンビニで買ってきた食料で昼飯です。帰宅後早速部品をオーダーしました。アマゾンで定価4946円を2880円で購入、道具に拘るとお金がかかります。トホホホ

リュウキンカ

11:55 11:45に龍宮小屋を出発、龍宮十字路付近の木道下の「リュウキンカ」を撮影しました。左は拡大して撮ったものを合成しています。

いい形

龍宮十字路と下大堀川の中間付近で撮影した「美しい形の水芭蕉」です。木道沿いで”いい形”はなかなか見られません。

下大堀川と至仏山

12:10 下大堀川橋の手前を右に外れると「下大堀川、ミズバショウ群生地」があります。ここが雑誌などでもお馴染みの「尾瀬のミズバショウ絶景ポイント」ですが、バックに残雪の至仏山が入って素晴らしかった。標高:1401m

牛首分岐B

12:24 下大堀川橋を渡ると牛首分岐です。向こうの半島の様に突き出た丘が「牛首」です。牛首の向こうが上田代です。尚、この辺りの湿原を「中田代」と呼ばれています。牛首の先が「上田代」です。

鴨の夫婦

12:39 上大堀川橋を越え、上田代の中心地で見かけた鴨の夫婦です。仲良く食事中でしたが湿地の新芽などを食べていたようです。標高:1406m

山の鼻地区に戻る

12:53 上田代の終点が山の鼻地区、正面に尾瀬ロッジが見えてきます。雨がポツポツ

川上川橋

13:08 本降りが危惧されましたが、止んでくれそうです。川上川橋を渡ります。

熊鐘No.2

13:16 形式的にNO.2熊鐘を叩いてミズバショウ群生地(何故か熊道)を越えます。

渋滞

13:48 ミズバショウ群生地を過ぎると残雪を越えて緩やかな坂の始まりです。修学旅行だと言う小学生の一団が列を作り、後について登ります。渋滞です。

登山口

13:58 鳩待峠直前の坂、この上に到着したばかりの救急車が居ました。「6月8日 鳩待峠 救急車」で検索すると自分のブログが表示されてびっくりです。w 他にそれらしき投稿は無かったので、訓練中だったと思われます。
鳩待峠

13:59 鳩待峠のベンチは登山客でいっぱい。尾瀬の人気は平日でも相変わらずです。この後休まずTAXIに乗りました。乗車券は写真右側の鳩待峠休憩所前の乗車券販売所(
ソフトクリーム販売所兼務)で購入します。

14:10 TAXIで鳩待峠を出発
14:30 「尾瀬第一駐車場」に到着、一路温泉に向かいました。

花咲の湯

15:05 およそ30分後に「花咲の湯」に到着、土産物店も備えた立派な温泉でした。料金は大人650円です。左のお姉さまが山菜と花の店番です。

花咲の湯浴槽

 入浴後は売店で饅頭を買って帰りました。w 流石に片品村、珍しい「ウルイ」を目にしたので1束(200円)買いました。ウルイはオオバギボウシとも言い、ギボシやコバイケイソウに似たユリ科の多年草です。有毒のコバイケイソウと間違えないよう注意が必要です。独立した茎が長く(30cm)なってから採れば間違えない。コバイケイソウは束になったまま茎が伸びる。

 今回は急登無しの楽勝山旅となりましたが、そろそろ北アルプスに向けてのトレーニングと荷物の軽量化を考えていこうと思っています。その前にストーブを修理しなくては。(汗)※本日部品到着の予定。

ショウジョウバカマ


 尾瀬ケ原のところどころに”チラホラ”ピンクの可愛い花、ユリ科の多年草「ショウジョウバカマ」が咲いていました。注意していないと見過ごします。何個かの花が纏まって咲きます。名前の由来が面白い。葉っぱを袴に例え花はオランウータン(ショウジョウ=猩猩)だと言います。実生も有りますが葉っぱが土に触れると根が出ると言うから不思議です。原産地は日本、C半島


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8 コメント

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sapphire (あこがれの尾瀬)
2017-06-12 09:47:04
幼き頃から「水芭蕉の花が咲いている」と口ずさんだ思い出は
皆さんお持ちだと思います。
子供の頃は、どこか遠~くて行けないところだと思っていました。
場所がわかった今もなお 遠いところですが、
交通機関の発展で行けるところになりました。
記事を読んで、一度は訪れたい気持ちが沸々と湧いてきました。
ミズバショウは6月 (issei)
2017-06-12 20:27:09
To:sapphireさん
尾瀬は平地の3月ごろだと思います。枯草の中に水芭蕉だけが際立っています。この後湿地が緑色に変化してくると黄色、赤、紫などの花が開きカラフルになってきます。7月はニッコウキスゲです。東大阪北ICを5時に出発すると12時頃には沼田ICに着きます。そこから駐車場まで1時間(13時)、TAXIが30分なので14:00までには鳩待峠に到着できます。1泊目の山の鼻小屋までは1時間なので15時までは尾瀬に着けます。運転は2人で交代が良いと思います。
大阪、沼田間は600km、約14000円、6時間ですが余裕を見て8時間としても16時までには小屋に着けそうです。計画が若すぎるかも。W 素晴らしい環境なので是非トライされてください。生駒山より楽です。
Unknown (れおピー母)
2017-06-12 22:58:37
ゴチさんも尾瀬方面に行かれたのですね
山はまだ雪があるのですね!寒そう
山男さんは尾瀬から山の鼻から
平ケ岳を往復してきたそうです?
今年はコシアブラがまだ売ってた~と
お土産に買ってきました
私はお土産で十分です^^
コシアブラ (issei)
2017-06-13 01:08:57
To:れおピー母さん
至仏山とか燧ケ岳は別ですが、梅雨時の尾瀬は寒くないです。これから日増しに雪解けが進みます。山の鼻から平ヶ岳往復は凄いです。普通の登山者には無理です。100名山に数えられていますが奥深いので普通は鷹ノ巣登山口から登るようです。山男さんは道なき道でも平気の様で凄いパワーだなと驚くばかりです。コシアブラは一度、本物を見たいと思っているのですが、来春は「道の駅」などで入手出来たらいいなと考えています。
Unknown (カノッチ)
2017-06-13 10:47:10
素晴らしき尾瀬! 一度は歩きたいなあ。
きれいですねぇぇぇ (玉茶丸)
2017-06-14 21:55:14
夏が来れば思い出す静かな尾瀬・・・
この名曲が大好きで
曲とともにTVで流れるこの景色は頭に焼き付いているんですがゴチさんが再現してくれましたね🎶
私も一生のうちには一度は訪れてみたいところですが遠いなぁぁぁ群馬県・・・
水芭蕉って立体感ありますが
どことなくさみしげで華やかさのない花です!でも群生すると見事、見事ですね
バックの残雪の至仏山はスイスアルプスにも引けをとりませんね!
ウルイを買われて庭に植えられるのかと思ったら胡麻和え?
コシアブラは今年も堪能しました
天ぷらが絶品ですので是非一度・・・
尾瀬は良いとこ一度はおいでー (issei)
2017-06-15 18:16:59
To:カノッチさん
「尾瀬は良いとこ、一度はおいでー、どっこいしょー」これは草津かー。W カノッチ邸からなら2時間+アルファで鳩待峠に着けそうです。尾瀬は急な登りが無いのが良いです。川に魚は見かけませんでした。以前、尾瀬沼東側の大江川湿原にはイワナが沢山泳いでいました。幼児も含めお子様連れも多かったです。
尾瀬の雰囲気 (issei)
2017-06-15 18:31:39
To:玉茶丸さん
福島、山形などに来られた時に一泊だけ”立ち寄る”のが良いと思います。山形方面から会津、沼山峠から入山し、尾瀬沼、弥四郎小屋(泊)、尾瀬ヶ原、鳩待峠、沼田駅と言うコースが理想的です。2、3人で歌を歌いながら森と湿原を歩くのは最高の贅沢です。尾瀬の雰囲気はスイスアルプスとは少し雰囲気が違うと思います。尾瀬は尾瀬なのです。アルプスの雰囲気なら上高地と室堂です。長年山に通っていますがコシアブラを見た事が有りません。一度、「この木がコシアブラ」と実物を見てみたいです。

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