『ハートは心臓にある』 (グリオーマ・脳腫瘍・てんかん発作・へたれ日記)

脳腫瘍(グリオーマ)と共に生き、人生を哲学します。2015年2月に再発・手術、膠芽腫と診断→抗がん剤治療中です。

小さな自己申告

2015年06月28日 20時10分33秒 | これからのこと
相変わらずの極めて個人的な感想なのですが、忘れてしまう前に書きます。

MRIという検査があると思います。詳しい仕組みを知るはずもありませんが、磁気を用いた検査であると聞いています。大きな音が出ます。

検査が終わると、データはどこかに送られ、診察室で先生からご説明をいただくことができます。

結果はすぐに分かるのですが、僕は『結果を予想できるのでは?』と感じています。

検査に伴う痛みは無いと説明を受けていますが、再発など「問題有り」のときは、てんかん発作のときにけいれんする部位がびりびりと痺れます。たしかに痛みはありませんが、とても嫌な感じです。

今年の1月に「再発疑い」と診断を受けたときの検査でも、身体が痺れました。足の付け根から、何かが泡立つような嫌な感覚でした。検査室から、診察室に向かう途中、僕は泣いていたと思います。自分で、これは良くない結果であると気付いたからです。

逆にテモダールの効き目が見られず、あとはアバスチンに頼るしかない、という状況での検査では「これはひょっとしたら帰れるかもしれない」と僕は確信しました。浸潤した腫瘍が消えることはないので、嫌な感じはありましたが、明らかに検査時の痺れが減ったのを感じたからです。

入院中看護師さんに話してみたら『そんなことあるんですか??』と驚いておられました。思い込みかもしれないし、僕だけに生じていることなのかもしれませんが、小さな自己申告が何かの役に立つかもしれないので、ここに記録します。
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4 コメント

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Unknown (ブログみているおばちゃん)
2015-06-29 00:32:59
ジャイブさんは、感性が豊かで、敏感なので、今までに気づかなかった人達のためにも、これからの医療にも、MRI検査時の、ビリビリ感は、小さな申告ではなく、大いに役立つかも知れませんよ。
看護婦さんも分かっていないようですし!

よく、気がつかれましたね。
Unknown (sally)
2015-06-29 00:37:00
不思議なお話ですね。
でも考えてみればMRIは磁気で細胞を共鳴させるので、
もしかして敏感な人なら「問題有り」の時とそうでない時の差を
感じ分けることが可能なのかもしれないと思いました。
同じように感じました (ganpochi)
2015-06-29 10:29:55
私も子宮筋腫と子宮体がんの検査でMRIに入った時
(いろいろな事情で目視できなかったため)
同じような体験をしました。
なにかが右下の方で
「見つかるぞ、やばい!」と
ぞわぞわと騒いでいる感じでした。
場所も正確に言えました。
「ここです」と後で説明したら
まさに「何か」がある場所だったので
お医者さんに敏感ですねとすごくびっくりされました。

私は私以外にもそういう方がいると知り
びっくり!!!

しかもなぜだか、自分勝手に、
ちょっと嬉しいです。
すみません。
Unknown (Unknown)
2015-06-30 23:44:44
とても興味深いお話です。
医師ですが、初めてお聞きしました。

いつか、治療法の開発へと、役に立つかもしれませんね。

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