今日は、月に1度の通院日でした。
よく
「お医者さんから止められていることってあるの?」と
訊かれます。
でも、実際、僕の場合、今のところ、主治医の先生から
『これはダメ』と言われたことはありません。
自分でいろいろやってみて、
その結果『ダメ』だったから、自粛する、
その繰り返しで、自ら行動に制限をしていく、
そんな感じで過ごしています。
たぶん、これはダメだろう、ということは、
ひととおりやってみました。
脳腫瘍が発見されたころ、無理にパチスロを打ってみて
気持ちが悪くなり、
お酒も何度も飲んでみて、ライブにも行ってみて、
人とたくさん話をしてみて、集中して勉強してみて、
テレビゲームに熱中してみて、
毎日、どこかへ出かけてみて、
心から笑ってみて、病を悲しんで泣いてみて、
苛々して怒ってみて、
弾き出された結論は、いつも、「発作」でした。
わざわざ苦しい思いをすることも無いな、ということで、
今の狭い行動範囲に落ち着きました。
とはいえ、ストレスが溜まることも事実なので、
何か、気持ちが晴れるようなことはないかなぁ、と
探しています。
僕の場合、ストレスは発作の一番の誘発要因です。
でも、気持ちがすっきりするようなことは
たいてい発作に結び付くので、
仕方なく、静かに暮らしています。
せっかく病院に行くので、先生に訊いてみました。
「運動するっていうのはどうなんでしょうか?」
『いやー、止めといたほうがいいと思うよ…
散歩くらいなら大丈夫だと思うけど。』
とのお話でした。
実は、からだを鍛えようと思って、
過去に何度も、いろいろな運動に挑戦し、
その度、大きな発作を起こしているので、
今さら訊くのもなぁ、という感じだったのですが、
いちおう訊いてみて、ああやっぱり、と思いました。
先生は、心配してくださって
『交通量の多いところを歩くのは気をつけてね。
公園とか、そういうところで歩くのがいいよ。』と
アドバイスをくださいました。
今のところ、文章を書く行為と、
本を読む行為と、多少、アルバイトをする、くらいは
大丈夫のようなので、
失ったものを数えるより、今残っているものを大切にして
できる範囲で静かに楽しんでいかなくちゃなぁ、と
思いました。