JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

“火渡り”で無病息災を祈願...松前町・阿吽寺

2014-05-11 23:31:42 | 松前町・福島町
 朝から青空、気温も20℃を超え今日も行楽日和が続く...。「家で寝っころ返っていてもしょうがないでしょう...。」と出掛けることにしたものの、森町・桜まつり、北斗市・陣屋桜まつり、松前町・桜まつり、木古内町・サラキ岬チューリップフェア、福島町・女だけの相撲大会、せたな町・水仙まつり、江差町・江差線ラストラン、香雪園・探鳥会...などなどイベント目白押し...。何所へ向かうか迷ってしまう...。

    
 そんな中から選んだのが、松前町松前公園内にある高野山真言宗阿吽(あうん)寺で毎年行われる「紫燈大護摩(さいとうおおごま)火渡り」に焦点を絞り車を走らせた...。3年前にも見学させてもらったが、素足で火床を駆け抜ける儀式の凄さを思い出しこれに決めた...。

                 
 この儀式、以前は松前公園北側にある勝軍山(松前霊場八十八カ所)の山開きとして行われていたが、霊場巡りの出来ない高齢者にも祈りの機会を与えたいとこの“火渡り”が始まったそうだ。午後1時、法螺貝の音とともに僧侶が登場...。

    
 お寺の前の広場で僧侶の読経の後、積み重ねられていたヒバの枝に火が付けられる...。天高く煙が立ち上がると風に乗って南に向くと、その後何故か見学者を撫でるように会場を煙は靡いていく...。

                                              
 煙と炎がさらに勢いよく上がると太鼓と読経の中、僧侶は願い事が書かれた護摩木を火の中に投げ込み読経を続ける...。

                 
 いよいよ“火渡り”の修行が始まる。護摩木とヒバの小枝が燃える中、修験者姿の僧侶が「エイ!!」と気合いを入れ念仏を唱えながら10mほどの火床を裸足で駆け抜けると、見物客らから「おおっ!!」と感嘆の声が聞こえる...。

                                                             
 その後、50人ほどの参拝者も残り火で作った火床を、僧侶に気合いを入れてもらった後、裸足で歩き無病息災を祈り“火渡り”を行い身を清めていた...。

 
 それにしても、その凄さに感動する...。道南では珍しい行事とあって、火渡りの会場には多くのカメラマンの姿も見られた。なにやら宗教的な一面を覗いた気がするが、精神修行霊場八十八ヵ所巡りをした御利益があるのかも知れない...。来年も参拝させてもらおうかな...。

                                    
 ところで、松前公園内は日曜日と好天に恵まれたこともあって混雑を予想していたが、駐車場は公園近くにすんなり入ることが出来た。駐車場の方に訪ねると、「ゴールデンウィークは大変だったけど、終わったら引けちゃって...。」と手持ち無沙汰...。それでも公園内は、早咲きのソメイヨシノは花びらを落としたが、「南殿」や「糸括」など中咲きといわれるサクラが見ごろを迎え、サクラのトンネルの下を歩くことが出来る...。松前町の方も「今年も、5月末まで花見が出来る...。」と胸を張っていた...。



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