P.S.出雲から 八雲立つ空へ-SP(Special Performance)

「八雲立つ空へ ~出雲空港写真ギャラリー~」を陰日向に支える、いわば増加燃料タンクのような存在です?

EOS7Dを触ってきた

2009-09-24 23:59:12 | 出雲的ヨタ話
先日、ショールームでEOS7Dのデモ機を触ることが出来ました。たぶん量産機と違うところもあるでしょうし、評価はあくまで私の現時点でのものなので、参考にならないかもしれませんが…。

まず、パッと見はあんまり存在感がありません。物凄く特別なデザインかのようにカタログにはありますけど、それほど目立つ訳でもない。普通にEOSだなってスタイルです。

持ってみると、重さが40Dクラスとは100g近く違うはずなのですが、まったく違和感がありません。もっともこれは標準ズームが付いていたからで、いつものように長玉を付けて振ると100gがズッシリ効くかもしれませんが。

スイッチ類は、電源スイッチが左上に移動したのと、動画関連のスイッチが入ったため、かなり変化しています。

マルチコントローラーとサブ電子ダイヤルの位置が、これまでと明らかに異なっているので、感覚が狂います。慣れるまで辛いかもなあ。

メニュー関連のボタンが左に動きましたが、20D,10Dもそうでしたから当方は違和感ないですね。

肝心の撮影のほうは、長玉が使えないのと、被写体が限られるので、あまり手ごたえがありませんでした。確かにAFは早そうですし、設定を調整してやれば「面」で追いかけるように出来るので、測距点中抜け防止には確実にプラスになっていそうです。

シャッター音、以前から書いているように当方は気にしません。JPEGなら延々シャッターが切れ続ける(秒8コマで)のと、RAW撮影でもバッファオーバーからの復帰が早く、かなりすばやく2カットずつ(なぜか2カットのようだ)追加で打てるので、イライラ感はだいぶん軽減されているように思います。

ところで、最大のポイントは視野率100%かなと思います。ぜんぜん違います、ファインダーのぞいた感じが。以前のEOS100→EOS3直後と同じ感覚ですねえ。視線を動かさないと四隅まで目が行き届かない(笑)。まあ慣れてくればなんてことはないんでしょうが、EOS3に換えた当初苦労したのを思い出します。飛行機の頭が切れたり、尻尾が切れたり(要するに左右両端が見切れていない)七転八倒したものです。気が付いたらまた視野率90%台に慣れきっているので、ジタバタしそうです。でも画面が大きくて見やすいですよ。それは間違いない。

ロシアから来ても…(ウラジオストクエアその2)

2009-09-21 20:07:49 | 出雲空港なネタ
予定よりもずいぶん早めのご到着。残念ながら雲が多く、陽も翳る状況だったのが残念ですが、折角なので滑走路北側から撮ってみました。やはり今の時期は陽炎とのたたかいですね。
レンズの能力的には及第点に十分届いているんですけれど、画はビシッと来ないな。冬を待つしかないかなあ。


で、今回撮りたかったのはこっち。
出雲空港って敷地が狭い分飛行機に寄れますが、余計なものも写りやすいんですよね。すっきりバックにするのは結構難しいのです。
その点この位置はパッと見た感じ広々と見えるでしょう?
飛行機見学の定番過ぎてその筋?では見向きもされないようですが、このカット悪くないと思うんですよ。今回は諸事情で(ようはレンズ持ってくるの忘れた)引き気味に空を大きく入れましたが、サイドをきっちり撮る場合にもここがいいですね。
機体は西側(エアバス)ですが、注意書きはキリル文字なんですね。
使う人に合わせるから、当たり前ですか。
しかし何書いてあるかさっぱり読めん。そもそもこの機体のタイトル自体も読めないのだが、「Vladivostok Avia」ってことでしょうかね。ロシアに限らず、航空機の片面は母国語タイトル、反対側は英語なんて航空会社がありますが、この会社はどっちもキリル文字ですね。
A320といえば爬虫類顔。
顔とエンジンとウィングレットが入ったこのカットが、当方の中では絶対逃せないのです。
ところでこの機体、先日の便とはレジ違いなのですが、とある部分が決定的に違います。
撮影後、思わず
「レジ違うんじゃない」
と言ったのはコレが理由。
ほら、一目瞭然でしょ。





ウラジオストクエア来てますよ

2009-09-21 07:21:28 | 出雲空港なネタ
本来は速報すべきでしたが、なんか手が廻らないうちに日が過ぎてしまったい…。
ロシアの会社がA320でやってくる時代ですねえ、なんかテンション低いのはそのあたりかもね。
「Tu-154きましたか?」って問い合わせもいただいたんですが、残念ながら騒音規制が厳しいため国際線ではすでに絶滅状態のようです。見たけりゃロシア行けってことですね、これは。
ご帰国は本日の予定。当方はひと仕事してから参戦です。

出雲空港空の日イベント速報版

2009-09-20 15:55:27 | 出雲空港なネタ
短時間に二回も投稿するのは相当に異例ですが、コレでも出雲空港を陰で支えているつもりなので(大したことはしてませんが)、速報版いきます。
(このSAABも今日の大阪便です。書かなきゃ分かんないけど。)
本日のメインイベント?県の防災ヘリによる救難訓練展示です。アナウンスによれば年間100回以上も出動しているとのこと。確かに撮影に出かけても飛んでいるのをよく見かけます。大抵訓練かなと思ってたんですが、3日に1回ペースとなるとそうともいえないですね。
今日は東風が強すぎるからか、フライト自体はおとなし目。もっとも、派手に飛ぶのが本来のお仕事ではないので、安全確実に進入、ピックアップ、離脱でOKなんです。絵的には面白くないかもしれませんが。
そういえば5年位前の訓練展示はえらい派手に飛んでましたね。SARTは市町村の救急隊員と民間航空会社のパイロット・整備士が運用し、県が維持管理する方式なので、たまたまその時期の派遣パイロットがテンション高かったのかもしれません。
まったく隙のない、すばらしい仕事振りでした。流石やなあ。

ところで、先日岐阜の防災ヘリ墜落事故がありましたよね。家宅捜査が入ったり事がえらく大きくなって来てますが、どうなんでしょう。
私は現場の何たるかを知るわけではないので的外れかもしれませんが、人の命が懸かっていて一刻を争う事態に出会ったら、自分たちが最後の切り札だと分かっていたら、それが問われたとしたら助けに行くでしょう。
パイロットはベテランだったそうですから、自分の技量と難度を天秤にかけて行く価値があると判断したに違いありません。実績のある県警ヘリはすぐに飛ばせる状況ではなかったのですから、尚更でしょう。だいたい3000mクラスの山岳地で救難をした事のあるパイロット自体、限られるんじゃないでしょうか。ここに至ってそういう実績の有無を語っても意味がない気がします。現場に行けば経験のない不測の事態は何かしら起こるものですし、その中で判断し、出来ることをこなすのがプロでしょう。またそれらをひっくるめて、運行管理をする側もGOサインを出したに違いないのです。
結果的に落ちてしまったのだから、それは無謀だった、間違いだったとも言えるのかもしれません。最終的に誰かが責任を取らなければいけないのかもしれないけれど、彼らの行動を責めることはできないと思います。願わくはこの事故の教訓が、救難の現場に対する世間の理解を深めたり、物的にも人的にも体制を充実させ、今よりも一歩でも二歩でもよい方向へ向かう糧となるように…そう期待しています。
そ、空の日イベントの話じゃなくなっちゃった…ご勘弁を

空の日イベント

2009-09-20 11:48:25 | 出雲空港なネタ
ただいま開催中です。
連休中ということもあり駐車場は朝から溢れていますので、これからお出かけになる方は心して向かってください。
私はめんどくさくなって9時半に撤収してきました。
今日はここ数日来の東風ですので、開放されたエプロンでの写真撮影が面白いかなと思ったのですが、どうもね。T2タキシーウェイが出来てから、開放部分がものすごくちっちゃくなってしまいました。あの飛行機を振り仰ぐようなカットはもう撮れません。
でもまあ、いろいろイベントもあるようですし、そこそこ面白いと思いますよ。あと、何か閑散としてましたがターミナル内でもパネル展やビデオ上映をしてますのでお見逃しなく。
ちなみに救難展示はお昼すぎからの予定。

天気が良いのはいいことだ

2009-09-12 12:10:29 | 出雲的ヨタ話
今日は今ひとつですけれど、このところ天気がいいですね。空の雲を眺めていると明らかに秋の気配ですが、そんなことはどうでもいいやって思います。
朝の出勤前撮影も、何日かやっていると板についてきました。やっぱり同じ晴天でも微妙に違いますね、日々の印象が。A300も撮り飽きたと思ってたんだけど、意外といろんな表情を見せる面白い被写体だなと思います。
普通はそれでおしまいですが、昨日はお休みシフトだったのでQ400→SAABと撮影して話題の?737-800で締めました。
個人的には、正面過ぎると影の出方がきつくて「キツネ顔」化するのが好きでないので、少しサイド気味に狙ってます。本当は真横美人だと思うんですが、コレくらいの角度でも多少凄みが出てよさそうです。

う~~ん、コレ見ると陽炎がすごいですね。頭の高さでも揺らいでますね。もう少し涼しい時期にならないと、10時の便はだめだな。

そろそろ新型EOSについて語ろう

2009-09-06 23:19:29 | 出雲空港なネタ
最近気が付いたのですが、東京行きの始発便を撮影してからでも仕事に間に合うんですよね。なんか個人的には意外な感じですが、定刻ならかなり余裕があります。
このところ天気もいいですし、毎日空港経由でもいいかな。

さて、EOS7D来ましたね。ネット上、各所で大騒ぎなのでそんなのをチラチラ見ては楽しんでいます。ま、結局は自分で必要か不必要か判断すればいいだけのことですから、当方は至って落ち着いております。
カメラ談義では何度も書いてますが、レンズすべてをとっかえる資金も気力もない当方にはNikonとの比較は何の意味もないのであります。
カメラもレンズも、写真を撮るための道具である、というのが本心ですから、質感だのシャッター音だのはどうでもいいのであります。ステータスを感じられるカメラって、もう今時無さそうですしね。7Dはそういうカメラではないし。
フルサイズかAPS-Cかなんて論争も、傍から見ている分には楽しいですが、私の中ではどうでも良いのです。
フルサイズ、別に必要を感じません。あ、全紙指定だった某写真展の時はちょっと参りましかけどね。35mmフィルムでも全紙は考えたことなかったので、ちょっと無謀かなあと思いましたね。離れて見れば分かんないけど…。
広角が辛くなるのがAPS-Cの泣き所ですが、そのときは相応に切りとり方を考える(それが出来る被写体ということもありますが)のが当方のスタイルです。
さて、どうしたもんでしょうかね。

Boeing737はどうしたもんだろう

2009-09-06 01:44:07 | 出雲空港なネタ

久しぶりの更新になってしまいましたが、この間になんと3度も羽田往復。出張以外が重なるとこんなもんでしょうかね。
もう羽田のターミナル熟知しました。だからどうしたと言われても困りますが。
ドサクサで羽田-大阪便も乗ってしまいましたが、素直な感想を言えば
「やっぱりデカイ飛行機はいい。」
レカロのシートがいいとは思いませんが、天井高いのは重要ですわ。そしてそれを徐々に実感する事態に…

次に乗ったのはA300。う、やっぱりちょっと小さいな。777よりかなり天井低い。

締めは最新鋭737-800。いかん、圧倒的に小さい。

737-800にとってはちょっとかわいそうな展開だったと思うのだが、正直乗りたい機材ではないことを再認識した。

実は当方の搭乗実績を見ますと、737が案外回数多いのです。出雲に居ますとどうしてもエアバスが搭乗割合高そうですが、数年前に在来型→A300-600R にシフトした関係で厳密には二分されてしまっています。在来型と-600Rは内装も飛行感覚も別物なのですよね。
一方737も、-200(ANK)-300(なぜかエアチャイナとチャイナイースタン),-400(沖縄方面で多数),-500(これまた沖縄方面),-700(2回だけ),-800(今回初)とバラバラですが、総計では馬鹿にならない回数になってしまっています。しかし、選べるなら本当は乗りたくない。
正直胴体の長さやエンジンの違いは、乗ってしまうとあまり関係ないのですよ。以前から書いているように、当方は3-3アブレストが耐え難いので、それのほうが問題。ボロくても2-3のMDシリーズのほうがずっと快適に思います。
また、リアエンジンのMDシリーズは後方の席に嵌められなければ意外に静かです。737はどこの席でもエンジン音と振動が巡航中も含めずっと続きます。「一生懸命飛んでいる」感じはするのですが、気になりだすと長時間は辛いですね。
たしかに737は世界的にも圧倒的な数が活躍していますし、707以来のナロウボディーをいまだに使いつつ進化し続けているという点で驚愕に値するのですが、当方には合わないみたいです。
737はメインギアが2本4個のタイヤで構成されているので、路面の凹凸はダイレクトに拾います。古い機材だとオーディオ設備とかありません。コンテナが詰めないので荷物はバルク積み。
仕方がないことですが、どうもしっくりきません。
そして極めつけ、東京発最終便(1672便)に使うには小さすぎる。機材繰りの関係か、8月末の数日だけ投入されており、有無を言わさず乗ることになってしまいましたが、大変な事態に。荷物は溢れるは(CAさんの苦労が報われない収納量なのが辛い)、ギチギチの満席なのにバス搭乗。そりゃあディレイしますわな。
せっかくの最新鋭機材なのに、たぶん搭乗者の多くがマイナスイメージを持ったのではないかと思いますね。まだまだ増えるんだろうな、この機材…。
でもね、外から見てる分には好きなんですよ。