テーブルウェアフェスティバル

2010年02月03日 | 日々の想い
先週末から、東京ドームにおいて開催されている、「テーブルウェアフェスティバル」を視察してきました。


私が大有田焼振興協同組合(現在 解散)の理事長を務めていた平成6年から、有田は、このイベントに参加しています。
有田焼産地の情報発信の場として活用してきただけに、この催しは私にとって特別なものです。

有田焼産地は、かつてない不況の最中にあり、企業数・従業員数・売り上げのすべてが、最盛期の4分の1程までに激減している今日、このような場があることは、必要なことであると考えます。

このイベントに参加するかどうかの議論が、当時組合であったことを考えると、継続して参加してきたことの意義を皆さんに感じていただければ、幸いなことです。


今日、見てまわった感じは、時代の流れが変わっていく中、ライフスタイルの変化に伴うインテリア陶器、食事の洋風化に対応したものが、好評を博しているということを聞き、伝統の中にも新しいデザインや造形が求められていることを敏感に吸収していかなければ、産地として生き残ることは難しいということ。

私たちは、伝統工芸の町にふさわしい技術を将来に残していくために、それぞれが、あらゆる努力と工夫をしていかなければならないと痛感。


また、夜は「南米の会」に出席。

この会は、平成7年、当時私が県議会議長であったときに、ブラジル佐賀県人会45周年のイベントがあり、当時の団長であった井本知事をはじめ40名を越す団員との懇親会です。

今日で15回目の南米の会。
井本前知事と私の日程にあわせて開催していただいてます。

年に一度、皆さんの近況を伺い、当時の懐かしい話しに花を咲かせるわけですが、たった一度の旅をきっかけに、こんなに長く続く会も珍しい。

幹事を引き受けてくださる方の、お世話によるものだと感謝。


継続することの意義を2つのイベントを通して実感した日でした。