神楽塾(かぐらじゅく)

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八百長相撲

2011年02月04日 17時16分13秒 | 歴史、文化
今の価値観だけで、伝統ある相撲の一面だけに焦点を当てて断罪する風潮に私は反対です。
今の風潮は大相撲を潰す方向に傾いているようにも思えます。

個人的にも、新弟子の頃から応援していた力士が関与していることを知って残念です。

力士が相撲を賭博のネタにして金銭目当で八百長をしていたことは断罪されなければなりません。言語道断です。
しかし、ひとくくりに八百長と言っても、感動する八百長があります。微笑ましくなる八百長もあります。

例えば、怪我をおして場所に臨んでいる力士の負傷した個所への攻撃を避ける行為です。
昔、柔道の山下選手が対戦した相手は負傷している山下選手の足への攻撃は避けました。
敗れましたが彼はヒーローになりました。全世界の多くの人が拍手しました。

勝負ですから勝つためには相手の弱点を攻めるのは定石です。
しかし、負傷した個所は責めずに勝負を挑む潔さに温かさを感じるものです。

スポーツに共通した「潔(いさぎよ)さ」なのかもしれません。


私たちもこの「潔さ」を身に着けていたいものです。


日本人が伝統的に重視している心の姿勢です。