トモちゃんといっしょ ~認知症の母と暮らして~ 中年プーのぐうたら日記(再会)

実家に戻って3年目。母は中期の認知症。今年から仕事をやめて中年プーに突入。誰にも言えない胸の内を綴ります。

いき続けること

2017-06-24 23:28:47 | 日記

6月24日

24日は父の月命日。

久しぶりにお経をあげました。

 

本当に久しぶりだったので、声がうわずり、度々のどにひっかかります。 

情けないですね。

 

お仏壇を買ったのは3月。

このお仏壇は、もろにトモちゃんのために買ったようなものですが、

彼女がお経をみずからあげることはありません。

 

認知症だからではありません。

もともとそういう人なんですね。

 

では、なぜ買ったのかというと、トモちゃんがとてもほしがったからです。

 

ほしいと思うと執拗に繰り返すので、

根負けしました。

 

認知症だから、執拗に、仏壇をほしがったのかというと、そうでもなく、

ほしいと思ったら執拗に要求する、そういう性格。

 

それだけなら買いませんが、

トモちゃんの精神状態が落ち着くならと考えたからです。

 

もちろん買ってよかったのですが。

 

何年先かわかりませんが、もしトモちゃんが亡くなった後、このお仏壇はどうしよう。

と、つくつくお仏壇を眺めながら、思ってしまいました。

 

お仏壇のような箱より、最初に買った、屏風のように三つ折になる、

小さな仏様の絵をわたしは大切にしています。

 

祭壇のように飾り付けて、そしてそれで満足しています。

いわば、わたしにとっての祈りの場がその祭壇です。

 

ですからわたし亡き後の「あれ」は・・・・・・

残していても罪作りですよねえ。

 

「しん」を抜いてもらわないとど移動させることもできません。

あとに残る方々に迷惑をかけてしまいます。

 

そしてお金もかかります。

 

あとに残るもののことを考えずに生き続けることは、結構、罪深いことになるのでしょうか。

 

 

本日もお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 


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