京都二泊三日の旅、美々卯での夕食

【ちょっと一息】

JRで京都駅に戻ってきました。暑い京都、汗もいっぱいかいたので、まずは「銭湯」でさっぱりしよう、ということで、実は、駅前の京都タワーB3Fに銭湯があるんですよ。

京都タワー夜

HPに割引券があって、しかもタオル付き、手ぶらでも大丈夫なんです。結構、広い浴槽、洗い場でしたよ、ちょっと熱いお湯だったけど。さっぱりしました。

18時20分、さあ、夕食だ。夜行バスの時間まで、あと3時間半。

その前に、京都駅隣接の「伊勢丹」のデパ地下へ(ここでもデパ地下かよ)。お土産、お土産と。案外、日持ちする京和菓子ってないんですよね。その中で、七條甘春堂の和菓子「あずきとうふ」を買うことにしました(後日ブログで味は報告しますね)。

あずきとうふ

その後、伊勢丹11Fへエレベーターで昇り、レストラン街で夕食をいただこうと。うー、折角の京都だから、やっぱし、鱧(はも)食べたいけど、会席膳はちょっと勇気ないし、ということで鱧を諦め、目についた「美々卯」へ入店。「美々卯弁当」が手ごろな値段だけでGood、ビールとお弁当を注文。

うどんに湯葉(やっぱし京都ですね)、小鉢6種、てんぷら、漬物、ご飯、そしてデザート。でも鱧が諦めきれず「鱧寿司が表の展示にあったんですが、ご飯と替えることできませんか、差額支払しますので」と店員さんに尋ねたところ、奥で確認してもらったら、差額なしでOKとのこと。ラッキー

美々卯弁当

一人乾杯して、一日の旅の思い出と疲れを癒しました。こしのあるうどん(美々卯だから当然ですね)、さっぱりした鱧寿司、どれをとっても美味しい

と、今日もほろ酔いで、21時55分、東北急行バスに乗車(乗客は半分以下)、一路、東京へ。

名神高速が、途中、事故渋滞とのことで、一般道へ抜け、名古屋で再び、東名高速に。疲れからか寝てしまって、目が覚めると午前5時。東京駅には、定刻より10分早く、午前6時に到着しました

東京駅到着

充実した二泊三日の京都の旅でした(ちょっと疲れましたが)

終わり。(長文、すいませんでした)

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京都二泊三日の旅、大山崎山荘美術館

【ちょっと一息】

最後の訪問地は「アサヒビール大山崎山荘美術館」。友人に「山崎に行くなら、近くに美術館があって、モネの睡蓮を観る事ができますよ」と。ということで、JR山崎駅まで一旦戻り、ちょっと坂を登って10分行くんです。天王山の南麓に位置してます。

JR山崎駅でチケット割引券(100円引き)を購入することができるので、買ってると、美術館行きの送迎バスが来たので、慌てて乗り込みました。ラッキーです。

大山崎山荘美術館入口

美術館の入口まで送迎してくれるんですが、建物までは、まだ少し坂を登ります。やっとのことで建物に到着

大山崎山荘美術館建物

早速、モネの作品が展示されている新館「地中の宝石箱」へ

大山崎山荘美術館新館

安藤忠雄氏の設計によるもので、自然光のさす階段を降りていきます。地下室になっているんですね。左に曲がると入口。入ると早速、モネの「日本の橋」が展示されてます。モネ80歳の時の作品です。

さらに階段を降りていくと、モネの睡蓮の連作が数点飾ってあります。

大山崎山荘美術館新館内
↑館内撮影禁止なんでHPから拝借(すいません)

睡蓮はモネ晩年の作品(1914年~1917年)であり、白内障で失明の恐れと画家としての絶望感に苛まされながら制作したもので、全体的に「ぼやっと、もやっと」という感じの作品が多いです。

モネは日本ファンで浮世絵も集めていたんです。だから、1883年から1926年まで住んでいたフランス、パリ郊外のシヴェルニーのモネ邸には日本庭園を造り、睡蓮の池のほかに、日本の橋である太鼓橋や藤棚を作ったんですね。という話を館内の案内の女性の方にお伺いしました。ありがとうございました

そこを出て、本館の2Fへ上がり、テラスへ出てみました。まさに、ここが「天下分け目の天王山」。

天下分け目

対岸は、八幡市、男山。この狭い地峡に、桂川、宇治川、木津川の三川が流れており(先では合流して淀川となる)、さらに、JR東海道線、新幹線、阪急電車、国道171号線、旧西国街道の5つの交通網が走っており、さらに名神高速道路が天王山を貫通(天王山トンネル)しています(対岸には、京阪電車、国道1号線が走ってます)。新幹線が「ひゅーん」と、ひっきりなしに爆音を上げて走り去っていってます。

1582年6月、秀吉と光秀が天下を賭けて争った「山崎合戦」、この山を制したほうが天下をとることとなる、合戦後、秀吉は天王山山頂に城を築き、大山崎を拠点に天下統一の足がかりとしました

いつも新幹線でここを通っていたけれど、この地を見たのは初めて。風景に歴史を感じ、驚くばかりでありました。感慨深い地でした

ということで、16:50分、送迎バスの時刻も近くなってきたので、去ることにしました。

JR山崎駅から京都駅に戻り、京都の夜を迎えるのでありました。続く

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京都二泊三日の旅、サントリー山崎蒸留所

【ちょっと一息】

大原を後にして、京都駅に12時35分到着、ここからはJRに乗って、山崎駅下車、一路、サントリー山崎蒸留所を目指します。

この頃には、お陽さんも出て、だんだん気温が上昇し、京都の蒸し暑さ、歩いているだけで、じとぉーとしてくる、たまりましぇーん

山崎駅を降りて、線路沿いを右に歩いて真っ直ぐ、踏み切りを渡ると、もうそこは「サントリー山崎蒸留所」の入口。踏み切りの脇にも、ポットスチル(蒸留機)が飾ってあります

踏切前ポットスチル

13時10分、入口で受付を済ませて、14時の工場見学までウイスキー館で待機です。汗が引くのを待っていると、中高齢者の団体さんがぞろぞろ、14時の工場見学を待っています。うー、やだなー、と思いながら、サントリーの女性社員の方とおしゃべりをしてました。「サントリーHPの蒸留所ブログ見てますよ、案内係の水野めぐみさんにお逢いしたくって」「私も”自分に合うウイスキーを求めて”というブログ書いているんです」等々しゃべりながら、水野さんの”秘密”をこっそり教えてもらいました(知りたい方は、どうぞ山崎蒸留所へお出かけください)

その間に団体さんは、別コースで先に見学に出られ、よかったー、と。結局10人程度の見学になりました。

 見学の詳細は「自分に合うウイスキーを求めて」で書きますので、さわりを。

見学の最初は、麦芽をお湯と共に入れて麦汁を作る仕込槽、醗酵を行う木桶の発酵槽です。それぞれの説明を受けた後、蒸留所の一番の魅力「ポットスチル(蒸留釜)」に来ました。初留釜、再留釜、それぞれ6基ずつ。日本最大ですかね。いろいろな形のポットスチルがあり、壮観です

ポットスチル

昨年12月にポットスチルを6基入れ替えたそうです。その味わいが楽しめるのは10年後、楽しみですね

その後、貯蔵庫で、積み重ねられた樽を見てびっくり

貯蔵庫

ここには、3000樽あるんですって。樽一つ一つが違う出来栄えだから、3000種類のウイスキーが楽しめるってわけですよ。凄いですよね

その後は、やっぱし、試飲です。見学者は専用ホールに入り、案内係の方の説明を受けながら、試飲開始です。

山崎12年

やっぱり「山崎12年シングルモルト」ですよねー。

響17年

そして、次には「響17年」。これまた、いいですね。もう一杯、おかわりして「お時間です」と終了。お疲れ様でした

有料試飲して、お土産買って、ほろ酔い気分で、サントリー蒸留所を後にしました。ありがとうございました。最高でした

サントリー山崎蒸留所外観

そして、最後の訪問地に向かいました。続く

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京都二泊三日の旅、三千院

【ちょっと一息】

10時30分、宝泉院を後にして、近くの三千院に行きました。宝泉院ですっかり満足しきっていたことと、何度も訪れていることから、少し流し気味で、御殿門を入って、境内の中を回りました。この時には、曇っていた空もだんだん晴れてきて薄日程度になってきていました。

まずは、客殿から見た聚碧園。夏の庭らしく緑々してました。

聚碧園

宸殿の前に広がる庭園、有清園は苔が一面に広がり、そして池泉があり、夏の暑さも忘れてしまいそうです。

有清園

その有清園の苔の中に、わらべ地蔵があっちこっちにいくつも現れます。可愛らしい顔をして寄り添ってました。微笑ましい情景ですね。

わらべ地蔵

と、足早に、三千院の西方門から出たら「無料ですよ」とお母さん二人が、お茶のサービス。金粉入りの香煎茶(梅)「金色不動茶」。それも「三千院の息災延命、不老長寿のご祈祷済ですよ、ええよー、ひとつどう」と勧められて思わずお土産に買ってしまいました。ただほど怖いものはない、なんてね。

金色不動茶

11時10分、20分発の京都バスに乗車するため、今度は、ほんとに足早に、大原バスターミナルまで行き、京都駅に戻りました。

大満足の大原でした。

次に向かうは、やっぱり・・・・  続く

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京都二泊三日の旅、五葉の松@宝泉院

【ちょっと一息】

宝泉院には、見所がいっぱい。まだまだあります。

五葉の松

樹齢700年の五葉の松。普通の松は松葉が2本ペアですが、五葉の松は5本の松葉が束になっているですって(確認できませんでした)。客殿からは、松の根本しか見えませんが、四方に枝が伸びて、松の広がりを思わせます。後で建物を出て、庭から観るとその形の凄さが分かりました。近江富士を型どっていて京都市指定の天然記念物になっているんです

宝泉院五葉の松

他にも、鶴亀庭園

鶴亀庭園

石盤、これはサヌカイトといわれる美しい音を出す石で作られた石琴(せききん)?ですね。ばちで石をたたくと、きーん、かーんと高音の響き。これも癒やしですね

石盤

そして、血天井。(怖くて天井の写真は控えました)

慶長5年、関が原合戦前、徳川の忠臣、鳥居元忠以下数百名が豊臣の大軍と戦い、伏見城で自刀したときの場所のもの(廊下板)を天井にして祀って、供養しているとのこと。お寺の方が解説してくれたんですが、ここが武将が自害したが死にきれず、もがき苦しんでいるときの指の跡です、なんてね。

血天井解説

と、いろいろ見所がありました。でも、額縁庭園をずーと眺めていたい、と、時を忘れて座っていました。案内を読むと、庭の名を

「盤桓園(ばんかんえん)」

というんですって。「盤桓」とは、先に進まずにとどまること、立ち去りがたいことを意味しているんです。まさにその境地に入ってました。見ると、そんな方があと二人いらっしゃいました

額縁庭園

時計を見ると10時半。次を急がねば。急に現実に引き戻されました。

続く

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京都二泊三日の旅、水琴窟@宝泉院

【ちょっと一息】

「ちょろちょろちょーろん、ぼよーん、からーん」と庭から聴こえてくる音色は、これでした。

宝泉院つくばい

宝泉院水琴窟

つくばい(手水鉢)から流れ出る水が、地中に滲みこみ、地中に埋められたかめの中に溜まった水に落ち、音を共鳴させる

水琴窟

だったんですね。

宝泉院の水琴窟は二連式。水琴窟から出ている竹筒に耳を当てて音を聴いてみると、左が低音、右が高音、二種類の異なる音の調和を楽しむことができました。癒やされますね

宝泉院額縁庭園

水琴窟は、額縁庭園の左側にあるんですが、そこから庭園を観るとこんな感じです。

続く

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京都二泊三日の旅、額縁庭園@宝泉院

【ちょっと一息】

夏なのに、ちょっと肌寒い早朝の京都

朝食を取って、今日飛ばす、いやいや、京都バスに、7時25分乗車、一路、大原へ。1時間、バスに揺られ、お目当ての「宝泉院」を目指します。

京都バス

大原のバスターミナルに到着。ここからは参道の坂を登っていきます。少し歩くと、しそ畑が。大原は京都を代表する漬け物「しば漬け」の産地、しば漬けに入っている「しそ」を栽培しているんです。

しば畑

京都市内の土井志ば漬本舗を探すなら、iタウンページ!

さらに参道を登っていくと、お漬物店やみやげ物店など店が並んでいるんですが、まだ拝観前の8時30分で開店しているところはありません。全く気にせず、三千院の前を素通りし、勝林院を左に曲がると、そこが宝泉院の入口です。人一人いません。途中、呂律が回らないの語源にもなっている「呂川」と「律川」を渡ってきましたが、川のせせらぎとジーと蝉の声以外の音は聴こえてこない、静寂で涼しげな雰囲気の中、拝観時間の9時を待ちました

9時になって、開門。早速、和菓子・抹茶付き拝観券を購入し、門をくぐり、

宝泉院門

庭を歩いて、建物の中へ。

宝泉院玄関

靴を脱いで、廊下を歩いて、客殿に入った瞬間、目に飛び込んできたのは、額に入った庭園の光景、

 額縁庭園

です。凄い。建具を額縁に見立てた自然絵画です。そうよ、これを観にきたんですよ

宝泉院額縁庭園

書院造りの客間の暗さと、自然光で映りだされた借景の明るさとのコントラストは、幻想的な感じがしてきます。大原の里を借景に竹林と紅葉がそよ風に揺られている、けれど、時が止まったようで、東京からバスで8時間揺られてしんどかったけど、これを観た瞬間に忘れて、来て良かった、と思いました。

左側には、五葉の松。

宝泉院額縁庭園

ちょっと引いて観てみると、こんな感じですね。

宝泉院額縁庭園

見惚れている間に、抹茶と和菓子が配られていて、いただきました。これまた美味しい。普通なら、拝観料と茶菓代は別ですよね。ここは含まれているんです。嬉しい

宝泉院茶菓

気持ちよく、ぼー、としていると「ぼよーん、からーん」と庭から音色が聴こえてきます。

続く

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京都二泊三日(バス内二泊)の旅、出発前の壮行会

【ちょっと一息】

「額縁庭園」ってご存知ですか?

TV番組で紹介されていて無性に行きたくなり、夏の京都へ、二泊三日(バス内二泊)で旅立ちました。三日といっても、夜、東京駅出発、朝、京都駅着、夜、京都駅出発、朝、東京駅着という強行スケジュールです

東北急行バスが京都まで激安、片道4800円の高速夜行バスを走らせているんです。びっくりですね。

21時40分出発なんですが、一人壮行会ということで、東京駅八重洲にある居酒屋「おだいどこ やなぎ」へ出かけました。

やなぎ地図

お逢いしたことがなかったのですが、実は、マスターが大阪の高校の先輩なんです。なぜ分かったかというと、SNSのmixiで出身高校コミュニティを見てて発見し、思わずメッセージを書いたのがきっかけで、mixi内だけのお付き合いだったんです。

ということで、どきどきしながら暖簾をくぐりました。カウンター席8席、テーブル3つ。お客さんが5組程度、マスターと女将さんの二人で切り盛り。雰囲気のよい、アットホームな感じのお店です。ビールを注文し、マスターに早速、お声かけ。

「mixiでお世話になってます
「おー

という感じでご挨拶。やさしそうな方、安心。なんか、嬉しいもんですね、東京で高校の先輩にお逢いできるなんて。積もる話もいろいろあるんですが、私はバスの時間が気になり、マスターはお店の切り盛りで、なかなか落ち着きません。

じゃがいもの煮付けを注文したら、出てきたのが、大人のこぶし大のジャガイモが、まるまる二つ、ミンチ入りのあんかけ?かな。へーでかい、一人で食べ切れなーい、ということで、隣の席に座っておられた女将さんのお友達と、はんぶんこしてもらいました。美味しかったです。今度はゆっくりと来ようっと。ご馳走さまでした

ということで、今日は小一時間でした。夜行バスが到着し、乗り込み、

 さあ、京都へしゅっぱーつ

です。

バス出発

眠れたのかどうか、朝6時に京都へ到着しました。曇り空、ちょっと肌寒い、京都らしくない早朝です、京都の蒸し暑さを期待していたのになー。(写真:京都駅前、京都タワー)

京都タワー朝

続く
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