【１１１０/０７：Ｂ型肝炎訴訟】京都で合同説明会 １５日、参加募集

　滋賀県と京都府の住民を対象としたＢ型肝炎訴訟説明会が１０月１５日、京都市下京区で開かれる。訴訟では、原告と国が６月に和解の基本合意を締結。国は救済対象者を約４０万人と推計しているが、県内の原告は３人にとどまっている。大阪弁護団の野沢佳弘弁護士は「患者会や原告とつながりができるなど、いろいろな面で意味がある。ぜひ参加してほしい」と呼び掛けている。

　全国で約１０００人が提訴し、大阪弁護団が担当する近畿と徳島県の原告は１７３人（７月２０日現在）。和解の基本合意は集団予防接種でＢ型肝炎ウイルスに感染した患者らを救済対象とし、弁護団は滋賀県内にも「原告となり得る人がかなりいる」とみている。

　説明会は下京区四条通室町東入函谷鉾町の京都産業会館で、午後１時半から。弁護士８人と「京都肝炎友の会」が参加し、訴訟の経緯や展望、訴訟に必要な資料（血液検査結果など）について解説し、個別相談に応じる。予約不要。問い合わせは京橋共同法律事務所（０６・６３５６・１５９１）。常設の電話相談（０６・６６４７・０３００）は平日午前１０時～午後５時。【石川勝義】

（１０月１日付け毎日新聞・電子版）

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20111001ddlk25040493000c.html