赤字の続く大津びわこ競輪で、運営する大津市の目片信市長は2月9日、「判断しなくてはいけない時期に来ている」と述べ、6月の高松宮記念杯(宮杯)の結果次第で廃止を検討する考えを示した。市長が判断時期に言及したのは初めて。
定例会見で今年の課題を問われ、「競輪があれでいいとは言えない。近いうちに(廃止を)考えていかなくてはいけない」と答えた。昨年まで同競輪トップの開催執務委員長を務めた佐藤賢副市長は「今年の宮杯が分岐点。売り上げが下がった場合、市長は判断しなくてはならない」と述べた。
同競輪の累積赤字は昨年度末で約14億円、今年度も6年連続の赤字となる見通し。市は事業を廃止して土地を県に返した場合、約59億円の費用がかかると試算しており、今後の負担が課題となる。【稲生陽】
【関連ニュース番号:0912/129、09年12月15日;0906/185、09年6月22日;0903/132、09年3月16日;0901/109、09年1月17日など】
(2月10日付け毎日新聞・電子版)
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100210ddlk25050450000c.html
定例会見で今年の課題を問われ、「競輪があれでいいとは言えない。近いうちに(廃止を)考えていかなくてはいけない」と答えた。昨年まで同競輪トップの開催執務委員長を務めた佐藤賢副市長は「今年の宮杯が分岐点。売り上げが下がった場合、市長は判断しなくてはならない」と述べた。
同競輪の累積赤字は昨年度末で約14億円、今年度も6年連続の赤字となる見通し。市は事業を廃止して土地を県に返した場合、約59億円の費用がかかると試算しており、今後の負担が課題となる。【稲生陽】
【関連ニュース番号:0912/129、09年12月15日;0906/185、09年6月22日;0903/132、09年3月16日;0901/109、09年1月17日など】
(2月10日付け毎日新聞・電子版)
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100210ddlk25050450000c.html