お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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 「自転車と過ごす夏休み」と称して、富士吉田で一泊して、富士山周辺を走ることを計画した。初日は炎天下だったが、2日目のスバルラインや富士山周辺の道は木陰が多く、ヒンヤリするところもあったりして、予定通りのルートを2日間で何とか走ることができた。
 
 しかし目的は達したものの、走り過ぎてお尻は痛いし、足はつりそうだし、最後にはもう坂は上りも下りも当分見たくないという気分になった。トータル307.43キロ(初日93.75キロ、2日目213.68キロ)の旅は、「絶対、自走する」と決めて行ったにもかかわらず、途中からは輪行袋が恋しくて恋しくて・・・・。もう、ホントに自分との闘いだった。
 
 ヘロヘロで自宅に帰ったときは、あまりの疲れに茫然自失といった状態。ビールさえ欲しくなく、とりあえず350ml×3を水がわりに飲んだ後は、そのまま寝ちゃいました。
 
 でも最高の2日間でした。こんなに走ったんだ、と改めて自分をほめてやりたいぐらいです。その様子を画像中心にレポートします。
 
 まずは初日。甲府から帰ったときは山中湖から走った道志みちを、今回は神奈川側から走ります。

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●月日 06年8月6日(日)
●天気 晴れ
●目的地 山中湖~富士吉田(泊)
●ルート 自宅~相模大野~津久井湖~(道志みち)~山中湖~富士吉田

◆サイコンによる記録
       距離 93.75m
       平均時速 20.3km/h
       走行時間 4時間37分07秒
       最高速度 51.4km/h
       ※06年の通算 5507.5km
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 自宅を午前10時ごろ出発
 真夏の暑さとなったこの日、横浜の最高気温は33.7度、甲府はなんと36.3度だっとたいう。だんだんと標高を上げていくので、山中湖あたりはそこまでの気温にはならないだろうが、それでも炎天下の中を走ることには変わりはない。
 
 このクソ暑いなか、相模大野のイトイサイクルで富士山の下りに備えてアームウオーマーを購入した。ウインドブレーカーを持っていこうかと悩んだが、ヒップバックに入れるとズシッときたのであきらめた。
 


 津久井湖観光センター到着が午前11時29分
 さて、長い旅の始まりだ。
 


 道志みちへ入る。午前11時58分
 三ケ木までひと上りして下って左折。しばらく走ると青山の交差点。右折すると道志みちが始まる。道志まで28キロ。山中湖までは46キロだ。
 


道志みち(R413)の神奈川県側の最高地点。午前12時34分
 アップダウンを繰り返しながら、神奈川県側の最高地点を過ぎる。青根の先あたりだろうか。ともかくここからは下り。ちょっと嬉しい。



午前12時43分
 道は渓谷の雰囲気となってくる。この川は道志川ではなく支流。地図でみると、道志川はこの先の神奈川と山梨の県境あたりから、道沿いのはるか下を流れるようになる。

 最高地点から下ったところが両国橋。青山交差点から約15キロ地点だ。神奈川と山梨の県境で、キャンプや釣りが楽しめる。食事処と宿泊を兼ねたお店もあり、山の中をずっと走ってきた後だけになんだか賑やかな感じがした。
 
 自販機で水を補給しようとしたが、なぜか水は売り切れ。きっと、ここまですれ違ったり先に行った大勢のサイクリストや、バイクのツーリングの連中が補給しまくったんだろう。



午前12時48分。両国橋からは上り坂
 道志川を横切る両国橋を過ぎ、道志村へ入ると上り坂が待っている。標高1100メートルの山伏峠を目指してのヒルクライムの始まりだ。



午後1時08分。久保の吊り橋
 道志川は道から数十メートル下に流れている。たまに橋を渡るのだが、高所恐怖症の私にとっては下を見るのが怖い。せっかくの渓谷美もそれほど楽しめない。

 途中、久保の吊り橋を見つけた。怖くてほんの少ししか行けなかった。下を覗くと「お~、すげぇ」。で、手を目一杯伸ばして必死で撮ったのが下の写真。実は肉眼ではこの風景は見ることができない・・・。







午後1時57分。道の駅どうし到着
 久保の吊り橋から延々と緩やかな上りが続く。なんとか25Tでペダルを回す。汗がフレームにしたたり落ちる。おや、携帯が濡れてるぞ? トライバックの編み目のすき間から汗が入ってしまったらしい。炎天下なのにレインカバーを付ける。

 道の駅どうしへの入り口は、車が駐車場への順番待ちで大渋滞。それを横目に涼しい顔してス~と入っていく。ちょっと幸せな気分。
 
 しかし、ソフトクリームは長蛇の列。これは追い抜けない。諦めた。
 
 水道で顔を洗っていたら、駐車場の誘導のおばちゃんが寄ってきた。
 「どこまで? 山中から来たの」
 「いえ、これから行くんです」
 「暑いわねぇ。頑張って。朝の8時半からいるんだけど、ずっとこんな感じだよ。木陰もないし、まいったわねぇ」。
 ソフトクリームが食べられなくて、私もまいったわねぇ・・・。



午後2時50分。山伏峠直前の坂・・・
 道の駅どうしから山伏峠までは足は着かないぞ。そう決めて、25Tでゆっくり上っていく。時速は10km/hちょい。それほどきついとは感じなかったので何とかいけるかも、と思っていた。

 しかし段々と峠が近づくにつれ、坂はきつくなってくる。苦しい。途中でローディーに抜かれた。ちょっと緩やかな坂のところで、時速12km/hぐらいで私でも上れるところ。彼はどうみても20km/h以上出ていた。あれよあれよという間に見えなくなってしまった。
 
 あのカーブを曲がると峠だ。いつも峠を登るたびに思う。そして絶望する。どーして、「峠まで○キロ」という表示はないんだろう。
 
 そしてついに力尽きた。何度目かの直線の上り。ギアはとっくに伝家の宝刀27Tになっている。たまらず途中で足を着いた・・・。きっとあのカーブを曲がってもまだ坂は続くんだろうなと、思いながら・・・。



 ところが! 信じられない。曲がると少し平坦になり、次のカーブを曲がるとトンネルだった。
 
 あと200メートルぐらい。そこで足を着いてしまった。悔しいったらありゃしない。だから、「ここ曲がるとトンネルですよ~」ぐらい、標識たてろよって言ってるだろ。
 午後2時55分。標高1100メートルの山伏峠到着
 無念です・・・。リベンジかなぁ。
 
 さあ、ここからは一気の下り。気を取り直して、ほぼ直線の下りをぶっ飛ばす。降りたところが平野の交差点。右折して山中湖へ向かう。


午後3時09分。山中湖到着
 左手に湖を見ながら狭い県道を走る。サイクリングコースはあるのだが、舗装状態がよくない。県道から見ると下に位置するのだが、レンタサイクルで走っている人もいるようだ。

 富士山は残念ながら上の方が曇っていて見えなかった。
 
 山中湖を半周してR138から富士吉田を目指す。ここからはずっと下りだ。緩い傾斜なのだがそれでもありがたい。道の駅富士吉田に寄ってみるが、ここもすごい人。そのままホテルに向かうことにする。
 
 ホテルは富士見バイパス南交差点から、バイパスを降りる。降りる。まだ降りる。そして降りきったところにあった。ということは、明日はまずヒルクライムから始まるらしい。しまった・・・・。交差点のところにもホテルがあったので、次にこういう機会があればそこに泊まることにしよう。



午後4時30分ごろ。ホテル到着
 「自転車で来たんですけど」
 「ええ!? 神奈川から? で、どんな自転車ですか。えっ、これ高いやつでしょ。タイヤが細いもん。じゃ、中に入れていいですよ」
 このフロントのお兄ちゃん、私がホテルへ入ったときは、ロビーの床に大の字に寝ていた。普通の人だったら驚いてキャンセルしてるよ、きっと。飾らないというか何というか、気さくなホテルだった。
 
 自転車を置かせてくれたのは、大浴場の前。家族連れの多いホテルのようだったが、誰も不思議に思わなかったのだろうか。



午後5時50分ごろ。補給開始
 ホテルからだと富士吉田駅方面は登り坂。子供たちに土産でもと思ったが、徒歩でも坂を上る元気がなく、もう平坦な横移動しかできない。幸い、真横に移動するとコンビニがあり、反対方向に横移動すると焼き肉屋があった。

 食べてると上の娘からメール。
 「1人で食べてるの? ホント?」
 何か疑われているようだ。こらこら、余計な心配するな。
 「ホントなんだ。でも焼き肉屋で1人ってむなしくない?」
 「静かに食べられるからいい」と負け惜しみ。
 
 さあ、明日のために早く寝よう。
 
 <富士スバルラインを登る>に続きます。

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コメント(8|Trackback()



« 無事帰還しました 富士スバルラ... »
 
コメント
 
 
 
ひとりで焼肉。(^^; (TET)
2006-08-09 18:13:46
山伏峠キツいですよねぇ。

体感的に「激坂」だとは感じられないので余計にへこみます。(^^;



TETはひとりで焼肉食べると、間が持たないのでガツガツ食べちゃってダメです。ひとりなのに網全部肉で埋まってるような・・・。(@_@)
 
 
 
6日は (Tak)
2006-08-09 22:53:16
ほんとに暑かったですよね。でも、我々が山伏登った時よりmasaさんの方が暑さピークだったでしょう。

今回は時間が合わず残念でしたが、次の機会にはご一緒しましょう。

あっそうだ、明後日から岡山です。
 
 
 
確かに (境川のmasa)
2006-08-10 01:06:56
>TETさん

そうですね。やることないんで、アミ埋めちゃいますね(笑)



で、飲んで食って飲んで食って・・・

我が家では部屋の中では禁煙なので

久しぶりに飲みながらゆっくりタバコが吸えるって思ったんですが

次々焼けて、タバコ吸うヒマがない・・・



坂はねぇ、どこもつらいッス・・・

なのに上りたくなってしまう。不思議。
 
 
 
次はご一緒に (境川のmasa)
2006-08-10 01:07:28
>Takさん

本当に残念でした。あと4時間早く行ければってところですが

そうなると睡眠時間がゼロになってしまうものですから。

(徹夜で行かれたhiroさんは凄い!)

次回こそ! です。



山伏峠、暑かったです。下りの風が気持ち良かったですね。



岡山は私も帰ります。

ただ、14、15日でとんぼ帰りなの何もするヒマがないです。

takさんは鷲羽山を上っているのでしょうか?
 
 
 
Unknown (hiro)
2006-08-10 11:30:57
あの暑さの中一人で山伏登ったのですね

偉いですね~~私は一人だったら道の駅辺りで引き返してますね



山伏峠を登るには女性のロディが必要です(笑
 
 
 
足ついちゃった (masa@湘南の夜は更けて)
2006-08-11 22:39:29
あ~近いうちにリベンジが必要ですねぇ。

山伏は最後にやってくる直登りが効きますよね。確かに。

知ってれば、「ここを登れば」ですけど

知らなければ…



まあ、いずれにしてもリベンジでしょうか(笑)
 
 
 
暑いのは・・・ (境川のmasa)
2006-08-12 16:58:45
>hiroさん

通勤時間と同じ時間帯なので

暑さには慣れていたのかもしれませんね。



「お父さん、今日は泊まりで走って来るぞぉ」

と宣言した手前、引き返せないんですよ。娘に会わせる顔がありません。



女性には残念ながら会いませんでしたが、頑張りました(笑)
 
 
 
リベンジかぁ・・・ (境川のmasa)
2006-08-12 17:00:53
>masa@湘南の夜は更けてさん

やっぱり・・・ッスか。

知ってれば、頑張れたんだけどなぁ。

カーブ曲がってすぐトンネルが見えたときは

目が点になりました・・・

仕方ない。9月にリベンジです!
 
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