2012080822up―2
高校国語指導案・授業方法の疑問に回答10・好きな授業ではない1
■別枠回答2・好きな授業ではない1■
これを書いて下さった方は、匿名ではなく記名でした。
匿名でも良いのに、堂々と名前を書き、気に入らないことを教員に書く。
立派な、尊敬すべきことです。日本人は見習うべきです。
もっと早く、中間試験後にアンケートを取るべきでした。
これを書いてくれた方は、ずっと「疑問」「不満」を持ったまま授業を受けたわけです。
気の毒なことをしました。
敬意を払いながら、今僕にできる限りの回答をいたします。
1 ほめなさい、というがほめるのは強制される感情ではない[高3]
▼僕は「コンビで褒め合いなさい」と言います。
それが、不自然だ、ということです。
しかし、ここは教室です。教育を受ける場所です。
例えば、僕に赤鉛筆を借りに来る。黙って席に戻ろうとします。
僕は瞬間、
「何ていうの!」
と問います。
「ありがとうございます」
「どういたしまして」
借りたら礼を言う。貸した方はどういたしまして、と言うのをやって見せる。
これが教育です。授業の最初に、皆さんは、
「お願いします」
と挨拶するよう決められています。
でも、ほとんどの人は、お願いしてねーよ、と思っています。当然です。
だから、ものすごくデレデレしたひどい挨拶になります。
こんな挨拶は、何百回やっても何の意味もありません。
即日、やめるべきです。(僕のさせる挨拶は、違います。価値があります)
挨拶などせず、すぐ授業に入ればよい。
もし、皆さんに子供が生まれたとします。
子供が電車でおばさんから席を譲ってもらいました。
電車を降りるとき、あなたは子供に言います。
「ありがと、って。ありがとう、って言うんだよ」
これが、教育です。
「教育」とは「正しい行動や考え方を強制する」ことです。
ですから
「丸つけコンビで、読み方をうんとほめてあげなさい」
というのも授業の一つです。
ただし「価値のある、強制」です。意味のないことは強制してはなりません。
ほめられたら、やる気が出ます。
ほめたら、相手がどんな顔をするか、見て学びます。
書いて下さった反論は、何も間違っていません。
しかし「授業」は「教育」ですから、不自然でも「強制」しなければなりません。
そうでなければ、何のために授業を受けるのか分からなくなります。
納得して下さるかどうか分かりませんが、そういうことです。
高校国語指導案・授業方法の疑問に回答10・好きな授業ではない1
■別枠回答2・好きな授業ではない1■
これを書いて下さった方は、匿名ではなく記名でした。
匿名でも良いのに、堂々と名前を書き、気に入らないことを教員に書く。
立派な、尊敬すべきことです。日本人は見習うべきです。
もっと早く、中間試験後にアンケートを取るべきでした。
これを書いてくれた方は、ずっと「疑問」「不満」を持ったまま授業を受けたわけです。
気の毒なことをしました。
敬意を払いながら、今僕にできる限りの回答をいたします。
1 ほめなさい、というがほめるのは強制される感情ではない[高3]
▼僕は「コンビで褒め合いなさい」と言います。
それが、不自然だ、ということです。
しかし、ここは教室です。教育を受ける場所です。
例えば、僕に赤鉛筆を借りに来る。黙って席に戻ろうとします。
僕は瞬間、
「何ていうの!」
と問います。
「ありがとうございます」
「どういたしまして」
借りたら礼を言う。貸した方はどういたしまして、と言うのをやって見せる。
これが教育です。授業の最初に、皆さんは、
「お願いします」
と挨拶するよう決められています。
でも、ほとんどの人は、お願いしてねーよ、と思っています。当然です。
だから、ものすごくデレデレしたひどい挨拶になります。
こんな挨拶は、何百回やっても何の意味もありません。
即日、やめるべきです。(僕のさせる挨拶は、違います。価値があります)
挨拶などせず、すぐ授業に入ればよい。
もし、皆さんに子供が生まれたとします。
子供が電車でおばさんから席を譲ってもらいました。
電車を降りるとき、あなたは子供に言います。
「ありがと、って。ありがとう、って言うんだよ」
これが、教育です。
「教育」とは「正しい行動や考え方を強制する」ことです。
ですから
「丸つけコンビで、読み方をうんとほめてあげなさい」
というのも授業の一つです。
ただし「価値のある、強制」です。意味のないことは強制してはなりません。
ほめられたら、やる気が出ます。
ほめたら、相手がどんな顔をするか、見て学びます。
書いて下さった反論は、何も間違っていません。
しかし「授業」は「教育」ですから、不自然でも「強制」しなければなりません。
そうでなければ、何のために授業を受けるのか分からなくなります。
納得して下さるかどうか分かりませんが、そういうことです。