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20070121開設/中学高校国語授業指導案/中学校学級経営案/発達症対応/生活指導/行事委員会指導

高校国語指導案・授業方法の疑問に回答10・好きな授業ではない1

2012-07-17 17:30:36 | 中高国語など指導案
2012080822up―2
高校国語指導案・授業方法の疑問に回答10・好きな授業ではない1
■別枠回答2・好きな授業ではない1■
これを書いて下さった方は、匿名ではなく記名でした。
匿名でも良いのに、堂々と名前を書き、気に入らないことを教員に書く。
立派な、尊敬すべきことです。日本人は見習うべきです。
もっと早く、中間試験後にアンケートを取るべきでした。
これを書いてくれた方は、ずっと「疑問」「不満」を持ったまま授業を受けたわけです。
気の毒なことをしました。
敬意を払いながら、今僕にできる限りの回答をいたします。


1 ほめなさい、というがほめるのは強制される感情ではない[高3]
▼僕は「コンビで褒め合いなさい」と言います。
 それが、不自然だ、ということです。
 しかし、ここは教室です。教育を受ける場所です。
 例えば、僕に赤鉛筆を借りに来る。黙って席に戻ろうとします。
 僕は瞬間、
 「何ていうの!」
 と問います。
 「ありがとうございます」
 「どういたしまして」

 借りたら礼を言う。貸した方はどういたしまして、と言うのをやって見せる。
 これが教育です。授業の最初に、皆さんは、
 「お願いします」
 と挨拶するよう決められています。
 でも、ほとんどの人は、お願いしてねーよ、と思っています。当然です。
 だから、ものすごくデレデレしたひどい挨拶になります。
 こんな挨拶は、何百回やっても何の意味もありません。
 即日、やめるべきです。(僕のさせる挨拶は、違います。価値があります)
 挨拶などせず、すぐ授業に入ればよい。
 もし、皆さんに子供が生まれたとします。
 子供が電車でおばさんから席を譲ってもらいました。
 電車を降りるとき、あなたは子供に言います。
 「ありがと、って。ありがとう、って言うんだよ」
 これが、教育です。
 「教育」とは「正しい行動や考え方を強制する」ことです。
 ですから
 「丸つけコンビで、読み方をうんとほめてあげなさい」
 というのも授業の一つです。
 ただし「価値のある、強制」です。意味のないことは強制してはなりません。
 ほめられたら、やる気が出ます。
 ほめたら、相手がどんな顔をするか、見て学びます。

 書いて下さった反論は、何も間違っていません。
 しかし「授業」は「教育」ですから、不自然でも「強制」しなければなりません。
 そうでなければ、何のために授業を受けるのか分からなくなります。
 納得して下さるかどうか分かりませんが、そういうことです。

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