24日(金)、本会議一般質問の日。わが自民党県議団からは、水田裕一郎(姫路市)、内藤兵衛(西脇市多可郡)、大前はるよ(西宮市)の3人が登壇した。久し振りに傍聴席が賑わった。内藤議員の地元は西脇・多可。満席の傍聴席にはよく知った方の顔もあり手を振って挨拶する。こうして本会議を傍聴してもらい、県政を身近に感じていただくことも大事なことだ。
国旗国歌に関する質問があったが、大西教育長の答弁は伝統や文化を大切にする、ふるさとを愛する教育を行っている云々。もっと正面から国旗国歌を大切にし国を愛する心や態度を育てる、とはっきり答弁されればよいのに。隣の府では高校の卒業式で国歌斉唱で起立しなかった教員が居た、という報道があった。教師でありながら、生徒に国旗や国歌に対する正しい態度を示すことができない。しかも、条例違反。生徒にそれが正しい態度と示しているわけで、法や条例に従わないことを自ら示している。教育公務員失格である。
23日(木)、代表質問が行われた。わが自民党県議団を代表して石堂幹事長が最初に登壇し、日本の姿、関西広域連合、新ひょうごの森づくりなど6問を知事に質した。具体的な国家像を示さずにその場限りの対応ばかりで日本の将来像が見えない現下の国政の状況に対し、兵庫長期ビジョンを示した井戸知事の国家像を問う質問に対して、知事は、閉塞感を払拭するためにも成熟時代に合った制度やしくみをつくりあげていかねばならないとし、人口減少・少子高齢化社会で県民のめざすべき目標は、量から質の豊かさの兵庫であり、そのために地域社会の自立と最大の資源である人づくりであると述べた。隣の大阪府・市では都構想の実現、維新の会の国政への進出に向けた政策提起など国家の姿、あり方が話題になっているなか、井戸知事は?といった意味もあったと思うが、国のあり方への言及はなかった。
24日から一般質問が始まる。
22日(火)、県議会本会議が開かれ、2月補正予算案などが上程され、井戸知事の提案説明が行われた。津波対策、河川、ため池などの防災事業、但馬の除雪費用など。また、青野運動公苑の土地信託事業の補償をめぐる問題で、銀行に対し利息分の一部返還を求める民事調停申請、関西広域連合への政令市加入にともなう連合議会の議員定数拡大などの議案を主な内容とするもの。23日には代表質問が行われる。
22日は竹島の日だ。明治38年に竹島が島根県に編入され、告示された日がこの日で、100年目にあたる平成17年に島根県議会で「竹島の日」として条例で定められたもの。わが事務所の入口にも竹島の日の大きなポスターを貼っている。隣に学習塾があり、子ども達もこのポスターを見てくれればという思いだ。北方領土とともにわが国固有の領土でありながら、ロシア、韓国による不法占拠が続いている。これらの領土を巡っては近年ますますその固定化が進められ、やられっぱなしの状況である。まずは日本国民自身がきちんとした歴史的経緯を知り、これらの領土はわが国固有の領土であるという認識を持つこと、子ども達にもしっかりと教えておかねばならない。
21日(火)、加東ライオンズクラブの定例会が行われ、メンバースピーチを行った。テーマは「加東市の歴史」を、と指定があり、短い時間でどう話すか苦労した。合併して6年が過ぎたが、まだまだ加東市域の歴史を共通の過去として認識するところまで至っていない。これは仕方がないが、平清盛キャンペーンで地域の源平合戦ゆかりの地を観光資源として再認識しようという取り組みや観光ボランティアの育成も進んでいるなか、市民自身が加東市域の歴史をよく知り、地域の歴史遺産を再発見していくことで一体感を深めていくことになると思う。人の痕跡が確かめられる遺物の発見から約2万年の歴史がある。日本史の舞台に登場することも多く、また、国宝や重文級の文化財も数多い加東市の歴史。今回は略年表と人物紹介の資料を作成して提供した。
23日から本会議代表質問、一般質問が始まる。
19日(日)、加東市下久米にある兵庫教育大学で社会系教科教育学会が開催された。研究発表会も23回目。附属中の社会科教師だった頃はもちろん、議員となってからも参加している。大学院の頃の学友の顔を見るのも楽しみだが、やはり、社会科教育の研究・実践の最先端を知ることができることが参加の目的だ。防災、エネルギー、節電等の教育についていろいろヒントを得ることができた。
兵庫教育大学が社町に設置されて30年余り。現在では加東市や周辺市町との連携協力を行いながら、我が国の教員養成、教育実践研究で重要な役割を果たしている。大学から北東を望むと源平合戦の古戦場である三草山の山並みがぐっと迫ってくる。まさに「先生が生まれるまち、加東」でもある。
18日(土)、加東市高齢者大学の閉講式が兵庫教育大学の講堂で行われ、約600人の受講者が一年間の学びと活動を修めて閉講式を迎えた。加東市内の最大規模の小学校の児童数とほぼ同じ規模だ。そのうち、最大の学校となるだろう。
市立福田幼稚園では生活発表会が開かれ、「げきあそび」の発表が行われた。子供たちが色々話し合って作った劇だそうで、実におもしろかった。福田幼稚園の特色である、子供が話し合って創りあげる、という教育の特色がよく表現されていた。
天皇陛下の手術が行われ、無事に終わったというニュースを聞いてほっとする。普段、国民のことを祈っていただいている陛下だけに、今度は陛下のご無事をお祈りするばかりだった。昭和天皇はご病床で米の出来具合をご心配されたという。天皇陛下はいつも国民のことをお祈りされている。今上陛下の一日も早いご回復をお祈りする。ただ、この際、ゆっくりと時間をかけて治療していただきたい。
17日(金)、第312回定例県議会が開会した。開会に先立ち、議場では恒例の議場コンサートが開催され、兵庫芸術文化センター管弦楽団の演奏を聴いた。今年は最後列の議席だったので、オーケストラ全体を見渡しながら楽しむことができた。
今定例議会は平成24年度予算案などを審議する予算議会。会期は3月22日までの35日間だ。新年度予算案は一般会計2兆160億円、特別会計9740億円。条例は、受動喫煙防止条例、総合治水条例など21件である。23日に代表質問、24日から一般質問が行われる。
16日、産業労働常任委員会が開かれた。17日に開会する2月定例県議会で提案される24年度予算の産業労働委員会関連の予算の概要の報告を聞いたあと、国際交流についての調査を行った。その中で、兵庫県における北朝鮮による日本人拉致問題の窓口は産業労働部の国際交流課であることを知った。人権啓発協会や教育委員会などとも横の連絡を取りながら取り組んでいるということだったが、今後も関心をもってみていきたい。
午後は、神鉄粟生線議員連盟の会合、自民党県議団建設部会で総合治水条例の説明などが行われた。明日から2月議会が開会する。
13日(月)、加東市立米田小学校の4年生13人が、そして14日(火)には、福田小の4年生17人が本会議場の見学にやってきた。瞳を輝かせながら議員席で説明を聞いたり、質問したりして学習を行った。天井から吊り下げられたスピーカーや、正面の県徽章などに興味津々。また、議会でいろいろ反対などがあった時はどうやって決めるのか、また、議席はどのように決めているのか、といった質問もあった。議会では、さまざまな提案について、よく議論して最後は多数決で決めている、と聞いて驚いていた。議長席での記念写真撮影は大喜び。このあと、県警本部や災害センターなどを見学した。兵庫県の学習はこれからだと聞いているが、大いに関心を高めていってもらいたい。こうした県庁見学ツアーは、子どものみならず地域のグループにも好評である。行革、地方分権、議会改革といった言葉をマスメディアを通して目にし耳にすることが多いが、「県政」を身近に感じたり考えたりする機会は少ないのが現実だ。こうした見学、体験を通じて公民意識や、県政への関心を高めることにつながればと思う。
12日(日)、恒例の「あったか加東冬の祭り」が開催された。滝野町時代に地元の酒造家の新酒搾りに合わせて蔵まつりが始まったのがきっかけで、地元の特産物や各種団体の店などでみんなであったまろう、そしてこんなもんが「あったか」に掛けて冬のあったか祭りへと発展し、合併後は加東市の冬の祭りとしてとりくまれてきたものだ。心も胃袋もそして温泉ぽかぽで身も温まる、そんないい祭りだ。
今年は樽酒の鏡割り、清水鴨川の小さめの樽も用意されオープンした。文化会館周辺には地元小中学校、商工会、ボーイスカウトなど各種団体の店が並び、会館内では山田錦のビデオや展示、そして平清盛に合わせて、加東市内の源平ゆかりの地を紹介したパネルも展示されていた。商工会の工業部会は東北被災地女川町の物産販売で支援を呼びかけていた。さんまのかりんとうが実にうまかった。朝からうどんに豚汁、豚まん、フライドポテト、焼きそば、・・・朝食は抜いてくるべきだった。
下滝野の酒蔵、神結酒造と高徳銘醸では蔵祭りが行われ、こちらにも多くの人が訪れた。酒蔵を見学し、絞りたての新酒をいただく。といっても私は運転なのでにおうだけ。地元ボランティアの方の店が並ぶ。教え子の陶芸家がいつも店を出しているので今年も元気な姿に安心する。また一つぐい呑みが増えた。日本酒の輸出が増えているとの報道がなかされるなか、国内でももっと日本酒が楽しまれるよう機会ある毎に「乾杯は日本酒で!」を宣伝していきたい。
2月11日、建国記念の日。朝から玄関に国旗を掲げ、佐保神社に参拝する。ウォーキングを兼ねての参拝だが、遠く神武建国の昔を偲び、わが国の長い歴史に思いを馳せながら、皇室の弥栄と日本の自主独立、平和と繁栄を祈念する。
この日、市内では2つの伝統の祭りが行われた。河高八幡神社の厄除祭り、上久米の東光寺の大日祭。かつて北播磨一円からの参拝があつたほどの大きな祭りだという。今でも地域の大切な祭りとして、2月11日の祝日に変えて行われている。河高の厄神さんでは、山上で厄年の人がお金やお菓子をまいて子ども達がそれを拾うという祭りも行われる。また、大日さんでは、恒例の護摩炊きと火渡りの儀式も行われた。毎年火渡りをさせてもらい、お蔭で風邪の一つも引かずに元気で活動させてもらっていることに感謝。