百聞百見

ふじもと百男の政治活動日記

佐保神社秋祭り-伝統を継承する太鼓屋台

2009年10月23日 07時15分06秒 | インポート

 2週間ぶりの百聞百見。まず、先週の10,11日は各地で秋祭りが行われた。地元の加東市社の佐保神社でも秋祭りが盛大に行われ、宵宮、本宮とも多くの人出で賑わった。その報告から。

 宵宮は佐保神社境内で恒例の演芸大会が開かれた。舞台は境内の能舞台。舞台は拝殿に正対して設けられており、佐保大明神に奉納するととも境内には夜店に囲まれ、老若男女が楽しむ構図になっている。楼門の南の参道には、上組、下組の電飾屋台が据えられ、訪れる人の目を引いていた。私も演芸会のオープニングで挨拶をさせてもらい、あとは上組の太鼓の巡行に加わった。

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  11日の本宮であは朝から4基の屋台が市街地を巡行した。神輿に続き、新町、上中、上組、下組の屋台がそろい、田町通り、道池通り、銀座通り、本町通りを巡行し、明治館附近で準備を整えて愈々宮入りとなった。参道、境内は勇壮な宮入りを待つ人々で一杯だ。順番に伊勢音頭で宮入りし、境内を狭しと練る。次々と入る屋台の練りに拍手が湧く。青年時代には私も屋台の太鼓をたたかせてもらったが、揺れる屋台の中から見え隠れする境内の賑わいに興奮したことを覚えている。それはまるで海の波に揺られるようで独特のリズムだ。拝殿に据えて階段を駆けのぼり参拝、お祓いを受ける。

 下向までの間、大門地区の獅子舞の奉納、剣道少年団の奉納試合などが行われ、しばし休み。そして下向が始まる。拝殿前に4基の屋台が整列し、練り合いをする。どの屋台も負けまいと威勢良く担ぐ。ほぼ同じ位置でかきつづけるので下半身にぐっと重さが伝わってくる。つらさをこらえて必死で担いだ。

 下向して再び本町通りをゆっくり巡行しながら上組の屋台倉に向かう。この時間が一番満たされた感じがする。太鼓を倉にしまって今年の祭りも幕を閉じた。私たちの青年時代は青年団が無かったので、消防団が軸となって太鼓を担当していた。今では保存会がつくられ、若鯱会、そのOB会である翔龍会といった若者の会もある。さらに子鯱の法被もつくられ、小さな子どもから太鼓に親しみ世代を超えて伝統の太鼓屋台の文化を守っている。祭礼はもちろん、こうした太鼓屋台という貴重な祭文化を次世代に継承していくのが私たちの責任だという思いを強くしている。

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