11日(日)、今日は建国記念の日。朝、玄関に国旗を掲げた。神武天皇が橿原の地で建国を宣言されてから数えて2684年。今年もその歴史を重ねることができたことを祝う日だ。
この日は加東市内の2地区でお祭りがある。9時前に河高の八幡神社へ。厄神祭が行われ、早朝から多くの人々が参拝した。好天に恵まれ、神社の背後の山頂で行われる厄除けの催事も賑やかに行われた。山頂の祠のある巨石から厄歳にあたる人が感謝の心を錢や餅などを投げ、それを地区の男子小中学生が拾うという行事だ。長い歴史を持つ地区の伝統行事で今も続けられている。八幡神社に参拝した後、名物のラーメンと温泉卵をいただきながら、話をするのも楽しみの一つだった。
もう一つの祭りは、上久米地区の東光寺の大日祭で、通称「だいにったん」と呼ばれる祭りだ。午後から始まるこの祭りには参加できないので、昼前に参拝した。護摩焚きの準備もできており、ご住職と寺総代さんらに挨拶した。この祭りは農耕に欠かせない牛への感謝のお祭りで、かつては近郷近在から多くの参詣者が訪れ盛大に行われていた。
午後1時、県庁に隣接する県民会館の県民ホールで行われた建国記念の日を祝う会に出席した。第1部は記念講演で、皇室ジャーナリストの倉科明実氏による「天皇陛下と国民の絆ー国民を『大御宝』と思われる皇室の御精神」と題した講演が行われた。倉科氏は学生時代の皇居奉仕や奉迎活動などの体験をもとに皇室と国民の絆について話された。建国記念の日にふさわしい講演だった。
続く第2部の式典では、県議会日本会議議員連盟の会長としてお祝いを申し上げた。式典には議連の議員他、多くの県議が出席した。式典には衆参国会議員、県議、神戸市会、市議らが出席し、建国の日を祝うとともに憲法改正、皇位の安定的な継承への取り組みに向けた決意を表明した。第3部は参加者による奉祝パレードが行われた。