百聞百見

ふじもと百男の政治活動日記

加東市歴史の会-民話の奥深さ

2010年07月15日 05時49分05秒 | インポート

 11日(日)午後、多目的研修センターで「加東市歴史の会」の総会と例会が行われた。加東歴史の会は3年前の平成19年の5月に発足した。「加東市を中心に播磨の歴史を楽しむ」ことが会の趣旨である。月に一回程度の例会(楽しい史話会)、年2回程度の散策会を軸に、歴史ボランティアガイドの養成やミニ歴史講座の出前などを活動内容としている。

 なかなか例会に出席できないが、今回は午前中に公務も済み、総会から出席することができた。総会では、そろそろ歴史ボランティアガイドの養成に本気で取り組んでみようという話になり、加東市には多くの歴史遺産があり訪れる人も多いのにボランティアガイドがない、ということで市や観光協会などの関係機関と協力してぜひつくろうという話が進んだ。

 例会は、吉田省三先生による「北播磨の民話」の発表が行われた。吉田先生は、この度JAみのりに連載されている「民話」をまとめた冊子を発刊されたが、その中から、また、先生がこれまで発表された数多くの民話の中から、北播磨5市1町それぞれ2題を選んで民話を紹介された。

 先生は北播磨や加古川筋の地域に伝わる民話を歩いて採録されて4,50年になる。脚色したりせず、できるだけそのまま伝えるよう心がけておられるとのことだった。三木市の「さすらいの二皇子」、「笛吹きの松」、小野市の「長造ばさみ」、「とりもち草鞋」、加西市の「潮の井」、「おなぎ坂」、加東市の「竿の先で拾った神様」、「お菊むし」、西脇市の「ぬえ退治」、「子授け地蔵」、多可町の「峠の地蔵水」、「あまんじゃこ」の各民話とエピソードを聴くことができた。聴けば聴くほど、民話のもつ豊かさ、奥深さ、そうしたおもしろさに引き込まれてしまった。


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