ご無沙汰でございました。フジタ"サイケ"オサムでございます。
いよいよ2012年の放送シリーズを再開いたしました。以前から続けております「ロック史シリーズ」の一環、今年のお題は「1968年」でございます。
以前からロック好き、それも1960年代ロック好きを公言しておりましたが、ロックにとって最も幸福な時代であったであろう1960年代とはどういう時代だったか、というのは興味のあるところでございました。
1960年代というの若者の価値観が変化し、それまで若者を支配していた大人社会の申し合わせ事項に対して、若い世代が世界レベルで同時多発的に一斉に反抗した時代でした。そんな若い世代反抗の気分のBGM、共通言語が間違いなくロックだったわけです。では、世界的にこの時代にはどんなことが具体的に起きて、世界的に若い世代がどんな音楽を好んで聴いていたのか?そんなことを、この時代の若い世代の「反抗の気分」が最高潮に達した1968年を題材にして、その年に世界中で起こった出来事と、その頃の音源で構成したのが今回のシリーズ「1968年」です。
今回のシリーズは、放送中では全8回と言っていますが、その後変更しまして全9回で構成し、世界中での1968年を追いかけます。
①何故1968年か?~1968年概論~
②アメリカ編その1~ベトナム戦争とそれを契機とした反体制運動~
③アメリカ編その2~公民権運動(ブラック・パワー)~
④西ヨーロッパ編~イギリス・フランス・ドイツなどでの反体制運動~
⑤東アジア編~日本、韓国での反体制運動(全共闘、全学連の時代)~
⑥東ヨーロッパ編その1~チェコスロバキアの自由化運動(プラハの春)~
⑦東ヨーロッパ編その2~チェコを取り巻く東欧諸国~
⑧中南米編~反軍事政権もしくはメキシコ・オリンピックを巡る出来事~
⑨1968年的なものの遺産~1968年総括~
今回は、その第1回として、「何故1968年か?~1968年概論~」を放送いたしました。概論ですので、アメリカ~フランス~日本~チェコスロバキア~ブラジルと、この時代の世界中の音源を集めました。
1.山下達郎 / Don't Worry Baby
2.Chicago / Questions '67&'68
3.Serge Gainsbourg & Brisitte Bardot / Bonnie & Clyde
4.内田裕也 & The Flowers / Last Chance
5.The Matadors / Get Down From The tree
6.Caetano Veloso / Alegria Alegria
いやぁ、それにしてもこの流れで聴くシカゴの「Questions '67&'68」は実に硬派でカッコ良いですね♪シビレます。このシリーズを思いついた当初から、オープニングのナンバーはこの曲と決めていました。嗚呼・・・テリー・キャス!!