暮らしのサイケ日記「ススキノにてもつ鍋を食すの巻 」（サイケ）

昨日はいただいた券で札幌コンサート・ホールKITARAで札響のコンサートを聞き、そのあとカミさんと娘と３人でススキノの「がんばらんば」というお店でもつ鍋を食べた。

それにしても札響は相変わらず立ち上がりの「鳴り」が悪いように感じてしまう。今回の指揮は大山平一郎氏。最後のドヴォルザークのチェロ協奏曲はなかなか素敵だったな。というか、僕はチェロの音色が好きだということを発見した。なかなか普段聞いているような音楽には出てこない楽器だからなぁ・・・。ちなみにチェロのソリストは向山佳絵子さんという方でした。

もつ鍋の方は、味噌味、醤油味、塩味と３種ある中から味噌味を選択して食してみたが、予想以上に美味しかった。最後にチャンポン麺を入れて食べるのがまた良いね。それにしても２０歳の女子大生である娘は、ロックの芋焼酎を片手にもつ鍋をつついて「あ～美味しい！」などと満足げで、完全にオヤジキャラ化している。なんというか末恐ろしいのじゃ・・・。

なお、写真のもつ鍋はイメージですが、ほぼこんな感じでした。

暮らしのサイケ日記「先人の嗅覚の鋭さに感心するの巻 」（サイケ）

このところ通勤時に持ち歩いて読んでいた、植草甚一著「ニューロックの真実の世界」を読了。

この本は、それまでジャズを中心に評論をしていた植草さんが、日本で多くのロックのレコードが出回るようになった６０年代後半から７０前半頃に、ロックの新しい動向を自分の耳で聞き、海外雑誌の評論などを自分で翻訳して紹介した記事をまとめたものだ。

今ではその後の評価も、紹介されているアルバムの位置づけなども全て「判っちゃっている」状態で読んでいるので、紹介されている内容は今読むとまぁどうということもないのだが、とにかくほとんど情報がない時代にコレだけのものを聞き、コレはと思う外国雑誌の記事を見つけ出した嗅覚が凄いと思うのだ。日本の新しモノ好きの知識人がロック・ミュージックを咀嚼していく過程が良く判りとても面白い。

それにしても、この本の冒頭３０ページから３２ページにかけて紹介しているアルバート・ゴールドマンという人が書いた「ロックの出現」という本の第３章の文章は、サイケデリック・ロックを具体的に表現した文章としては、僕が見た中で最も優れた文章なのでビックリしてしまった。

番組からのお知らせ「９月のサーラビはソノリテ月間！！」（サイケ）

さてさて、９月１４日には山下達郎待望のニュー・アルバム「ソノリテ(SONORITE)」が発売になります。

<オマタツ!!>－－－－－－－－キターッ－－－－－－－－－－！！

初回盤は限定豪華紙ジャケ仕様！で「WPCL-10228 3,059(税込) 」であります。一家に一枚、「ソノリテ」をどうぞ！

さて、気になる収録曲でありますが・・・・・

1.MIDAS TOUCH (2005シングル フジテレビ系「金曜エンタテイメント」テーマ・ソング)
2.KISSから始まるミステリー <feat. RYO(from ケツメイシ)>
('97 KinKi Kidsへの提供曲のセルフカヴァー)
3.FOREVER MINE (2005シングル 映画「東京タワー」主題歌)
4.忘れないで
(2004シングル NHKTV アニメ「アガサ・クリスティーの名探偵ポワロとマープル」主題歌)
5.風がくれたプロペラ (2004「ストラーダ」CM SONG)
6.ラッキーガールに花束を
(2004シングル NHKTV アニメ「アガサ・クリスティーの名探偵ポワロとマープル」主題歌)
7.SECRET LOVER
8.フェニックス (2005 REMIX)
(2003シングル NHKTV「地球だい好き 環境新時代」テーマ・ソング)
9.LIGHTNING BOY
10.白いアンブレラ
11.太陽のえくぼ (ALBUM REMIX)
(2005シングル フジテレビ系「めざましテレビ」テーマ・ソング)
12.2000tの雨 (2003 NEW VOCAl REMIX)
(2003シングル 映画「恋愛寫眞」主題歌)
13.WHEN YOU WISH UPON A STAR (星に願いを)

となっとりまして、半分以上の７曲はシングルで既発の曲だし、ラストの曲はスタンダードのカバーですね。でもいいんですっ！！

という訳で、我がSurfin' Rabbit Stationでは「SONORITE」発売を盛り上げようと、９月は「ソノリテ月間」と題して、各パーソナリティが３～４曲づつご紹介して、一ヶ月かけて全曲放送します。

９月２日のよっしぃと９月９日のニカイドウさんは、発売前なのでシングルで既発の曲をご紹介、９月１６日の僕と９月２３日のカツミさんは、発売後なのでアルバムに新たに収録された曲をご紹介という具合に進めていきます。このほかにいつものスタイルでのミニ特集もそれぞれ企画中です。

さらに９月は３０日第５週目がありますので、またまたリクエスト大会敢行します。今回のお題は『台風または雨、風、嵐、洪水など・・・』にまつわる曲で行きたいと思います。リクエストはいつものとおり、三角山放送局宛のファックス、メールでも、番組ホームページのリクエスト・フォームでも、このブログのコメントに書き込んでも、どれでも結構です。是非是非またよろしくお願いします。

ではサーラビ９月のソノリテ月間、どうかお楽しみに！！

暮らしのサイケ日記「酒２本目の巻」（サイケ）

青森から購入してきた、弘前市の三浦酒造の「豊杯」の酒造好適米華思い100%使用の純米吟醸を飲み始める。

とにかくフルーティーで華やかな吟醸香が凄い。飲み口もスッキリ爽やか、これもいくらでも飲めるぞ！普段日本酒を飲まないカミさんも「ワインみたい～♪」といいながら、結構飲んでいた。いやホント美味しいです。

この蔵元は数年前にひょんな縁から、蔵にお邪魔したことがあるのだが、若い兄弟が仕込から全部やってらして、良いお酒を造っているのだ。蔵には江戸時代から一度も枯れたことがないという井戸があって、その水は美味しかった！（その日は二日酔いだったせいかも知れない・・・。）

石高が少ないために、あまり出回っていないお酒かもしれないけど「豊杯」ブランドに外れなし！見つけたら是非試してみて！！

暮らしのサイケ日記「でもって久々に本家R.J.聞いてみたの巻」（サイケ）

いや、やっぱ凄い。これは数少ない全人類必聴の超最重要名盤の一つだな。漫画のR.J.のモデル、十字路で悪魔と取引をしてブルーズの真髄を手に入れたという伝説のブルーズ・シンガー、ロバート・ジョンソンの「king Of The Delta Blues Singers」と「king Of The Delta Blues Singers Volume2」を久々に聞いた。

1936年と1938年に、ジャケットにあるようにホテルの一室で粗末な機材でレコーディングされたであろう、この２枚のアルバムに残された全３２曲（その後ＣＤのアルバム「Complete Recordings」では別テイクも含めて全４１曲となっている。）は、スタンダード化して、今に至るまでブルーズ界、ロック界でカバーされパクられ続けてい名曲揃いなのだ。

低音弦での強靭なリズム・パート、スタンダード化する閃きに満ちたオブリガード、フレットを鋭く駆け抜けるスライドと、とても１人で演奏しているとは思えないギター、ちょっと甲高い鼻にかかった声で歌われる性的な比喩とやり場のない感情に満ちた歌詞・・・全てがブルーズだ。２７歳の若さで女性に毒殺されるという人生自体がブルーズだな。どうです、一家に一枚ブルーズを・・・是非♪