Surfin' Rabbit Station 番組Information

札幌市西区の三角山放送局76.2Mhzで毎週金曜日OA中!
山下達郎私設ファンクラブがお送りする音楽番組です。

暮しのサイケ日記「今年こそシンジラレナ~イ!!の巻」(サイケ)

2007-09-30 09:17:01 | Weblog
日本ハムファイターズが優勝した。あの貧弱な打線で良くぞ連覇など果たしたものだと思う。実に素晴らしい。どう考えても、ラインナップの貧弱さは楽天以下である。今年の優勝こそ「シンジラレナ~イ」の言葉に値するものだろう。とにかく地味に相手の隙を突き、ここぞというポイントでは小技と足で相手にプレッシャーをかけて、いつの間にか勝ってしまう。恐らくはソフトバンクもロッテも西武も、そんな強い相手だとは正直思っていないのでは。気が付いたら優勝されていたと言う感じだろう。日本野球に見事に順応したヒルマン監督の手腕に負う所は大きかったはずだ。今年も、阪神との日本シリーズという組み合わせになった場合以外は、是非日本一になってもらいたい(笑)。

夜にはイングランド・プレミアリーグのアーセナルVSウェストハムを観る。現在首位を突っ走るアーセナル。どこか日ハムと似ているのだ。アンリやリュングベリといった長い間チームを引っ張ってきた主力の移籍、チームの若返り・・・そうした戦前のマイナス効果を懸念する声をよそに、今シーズンいまだ負け知らずの快進撃を続けている。こちらも小粒なスケールながら、一人一人がきちんと走り、細かく繋ぎ、少ないチャンスを確実にものにして守りきる。しかも外国人監督の手腕に負う所が大きい。ね、似てるでしょ。どちらも地味ながら隙のないチームになりつつある。

その後、スペイン、リーガエスパニョーラの先週の試合、バルセロナVSサラゴサの前半だけを観る。こちらはロナウジーニョとエトゥーを怪我で欠くバルセロナ。しかし前半からサラゴサを圧倒して、開始早々からのメッシのワンマンショー。さすがのアンリも霞んでしまう。メッシがボールを持つと確実にフリーの選手が出来るので、サラゴサの守備はどうしようもない。前半だけで4-1とバルサ圧倒的。確かこのまま勝ったのではなかったか。さすがに前半だけでお腹一杯になったので後半はパス。というか、眠くて起きていられなくなったのだけど(苦笑)。

ということで、本日のサーフィン・ラビット・ステイションはリクエスト大会。土壇場でリクエスト曲追加で全13曲でやりますよ。賑やかにね。お楽しみに!午後3時から札幌三角山放送局FM76.2MHz♪

暮しのサイケ日記「随分と久し振り・・・の巻」(サイケ)

2007-09-29 11:56:35 | Weblog
阪神タイガースはようやく勝った。これで読売の優勝がかなり近づいてしまったが、仕方あるまい。それにしてもリンウェイツー!!である。阪神勝利の安堵はなんだか物凄く久し振りに感じるが、本当に久し振りなんだよな(苦笑)。

物凄く久し振りといえば、昨日読んでいたレコードコレクターズ誌にフランク・ザッパのDVDの記事が載っていて、そこにルース・アンダーウッドのマリンバの話が書かれていたのを読んだら、俄然ザッパが聴きたくなってしまった。僕の場合、数年に一度「ザッパを聴きたくなる回路」のスイッチが入る。きっかけはこういう雑誌の記事だったり、牛心隊長だったり様々だ。こういう時には、大抵僕の場合は「Uncle Meat」か「Burnt Weeny Sandwich」を聴くことにしている。えっ、何でって?ジャケットを見れば判るじゃないの(笑)。永遠のアヴァンギャルドにしてナチュラルボーン・サイケのザッパ親分の本領発揮だ。前者はルース・アンダーウッド(このアルバムのクレジットはまだルース・コマノフ)の超絶マリンバが、後者はシュガー・ケイン・ハリスのブルージィーなバイオリンが炸裂する名作だ。この日は当然「Uncle Meat」を聴いた。ところで何年ぶりだろうね。コレ聴くの。

そのルース・コマノフの超絶マリンバが印象的な、ディスク1の冒頭の『Uncle Meat:Main Theme』も好きなのだが、なんと言ってもディスク2一杯に繰り広げられる『King Kong』組曲だろう。ジャジーでチェンバーでアヴァンギャルドなザッパ・ワールドが炸裂する。嗚呼お腹一杯・・・。

さて、明日のサーフィン・ラビット・ステイションは第5週目の日曜日恒例のリクエスト大会をお送りするわけだけど、僕の仕切りでやらせてもらいますよ。これまた久し振りなのだ。今回はお題なしでリクエストを頂戴したのだけど、全12曲、ちゃんと集まりしたぞ。ご協力いただいた皆様、大変ありがとうございます。予想通り、番組的定番からベタなところから納得のものからあっと驚くものからレアなものまで、各種取り揃えて、ウチの番組らしいワイドなレンジで迫りますぞ!お楽しみに。

サーフィン・ラビット・ステイションは毎週日曜日午後3時から札幌FM76.2MHz三角山放送局で生放送中。
三角山放送局はインターネットでのストリーミング放送も実施中。三角山放送局ホームページからどうぞ。

暮しのサイケ日記「嗚呼、TIGERS BLUESの巻」(サイケ)

2007-09-28 05:55:33 | Weblog
一昨日は劇的な日本ハムファイターズのサヨナラ勝ちで大いに盛り上がったわけだけど、その陰で、阪神タイガースは連敗街道まっしぐらだった。おまけに昨日も負けて8連敗である。呆れてものも言えない。札幌ドームでも、日ハムの勝利の興奮醒めやらぬ中他球場の結果を示す電光掲示を見て、僕が阪神ファンだと知っている会社の同僚たちはニヤニヤ笑ってこっちを見ている始末なのだ。まったく興奮も醒めるって・・・。

そんなブルーな気分の中、レコードコレクターズ誌のチェス・レーベルの特集記事をようやく読み終え、待望の平本アキラ著「俺と悪魔のブルーズ」の第4巻を読む。嗚呼ブルージィーな風向きだよ、まったく。

僕がチェスのブルーズ・ナンバーを意識したのは、ご多分にもれずザ・ローリング・ストーンズのアルバム「12×5」である。もちろん初期のストーンズのアルバムは後追い(それでもレコードだ)で聴いたのだが、ブルージィーなロックン・ロールの陰にやけにチェス・レーベルとか、チェスのスタジオで録音といった解説がちらついていたのがきっかけになっている。もちろんインスト・ナンバーのタイトルの『南ミシガン通り2120』が、そのチェス・スタジオの住所だということもこのアルバムで知った。それ以来、膨大なチェスのブルーズとR&Bのカタログはいずれまとめて聴いてみたいという羨望の的でもあったのだが、何せその膨大なカタログをオリジナル・アルバムで揃えていくというのはかなり至難の業であり、そうそう簡単にいくものではない。

そんな時に見つけてしまったのが「ザ・チェス・ストーリー」なるCD15枚組、全340曲が年代順に並ぶという、空恐ろしいボリュームでの同レーベルの集大成とも言えるボックス・セットだ。以前出向いた仙台市内のCDショップで見かけて以来、欲しくて、欲しくて仕方なかったわけだ。それが数年前に札幌のタ○レコにポロッと入荷したのだからたまらない。そりゃ飛び降りましたよ、清水の舞台から。以後愛聴中。永遠のヘビロテ盤だな。僕の次シリーズとなる「ロックの時代へ」では、イギリスでの黒人音楽の聴かれ方にどうしても触れなくてはいけないのだけど、ちょうど良いきっかけなので、チェスの音源もその中で紹介して企画を膨らませようかと、現在構想中。レコードコレクターズ誌の記事には触発されたし、ちょうど良いコンパクトな資料となった感じだな。

「俺と悪魔のブルーズ」に関しては、遂に地獄の猟犬まで飛び出して、ますます陰鬱に迫る。絵柄もより暑苦しくブルージィーな雰囲気が濃厚となり、まるでスロー・ブルーズでネチネチといたぶられているような気分になってくるから不思議だ。それにしても本当にストーリー進まないなぁ。出版を待たされて待たされた挙句に、まだ留置所逃げ出して何日も経ってない(苦笑)。

結局、僕にまとわりつくブルージィーな気分はすべて阪神のせいに決まってるわけで、嗚呼、誰が詠んだかタイガース・ブルーズ・・・またあのお馴染みのフィーリングが戻ってきてしまった。鳥谷!バットを振るのは野球だけにしときなさいっ(爆)!!

暮しのサイケ日記「ドーム絶叫の巻」(サイケ)

2007-09-27 05:55:22 | Weblog
昨日は会社の親睦会行事で、札幌ドームにて日ハムV楽天の試合を観て来た。日ハムの今年のシーズンホーム最終戦。しかも先発はダルビッシュと駒大苫小牧出身の田中マー君である。盛り上がらないはずはない。当日券なしの超満員。42,222人の大入り満員である。これを一塁側内やスタンドの弁当付きの席で見れるというのだから大したものだ。ありがたや、ありがたや。阪神の優勝が消滅したとなれば、日ハムには何としても優勝してもらわなければならない。

試合は予想通りのダルビッシュと田中の締まった投げ合い。ダルビッシュはいつもの鬼気迫るピッチングというわけにはいかないものの、要所はピシャッと締めるピッチング。ただし4回に自分の悪送球とフィルダースチョイスが絡んでヒットを打たれ、先に1点を献上してしまう。その後は危なげないピッチング。一方の田中はストレートとスライダーの配球が冴え渡り、8回まで日ハム打線を僅か2安打に抑える完璧なピッチング。あのスライダーはやはりプロでもなかなか打てないのだなぁ。こりゃ完全にやられたかと思った9回にドラマが待っていた。

一死から田中賢介がフォアボールで歩いたところで盗塁。ここで地鳴りのような声援と4万人が一斉に稲葉ジャンプする異常な光景の中(スタンドがぐるり全体、うねるように見えるのだ。気持ち悪いヨォ。)、何と稲葉が同点のタイムリーツーベースを売って同点。すかさず代走に紺田。セギノール敬遠で、またも代走に陽。何とヒルマン監督は3番4番を替えて、一気に勝負に出た。ここで代打坪井が、またも地鳴りのような声援の中でライト前にヒット。打った本人も「これで満塁と思った。」という当りだったが、紺田はホームへまっしぐら。タイミングはアウトだったが、ホームへの送球が一塁側に逸れてセーフで劇的サヨナラ勝ちであった。それにしてもヒルマン監督はさすがである。田中の盗塁、代走、代走と、勝負どころ(しかもこの試合唯一の)と見るや、すかさず積極的に動いて若いマー君にプレッシャーをかけまくって、僅か4安打で勝利をもぎ取ってしまった。

最後は4万人大絶叫である。いやはや凄かった。こういう抜け目のない試合を出来るチームはやはり強い。

ところでヤンキースの井川は久々のメジャー登板だったらしいね。ヨレヨレながら何とか5回を無失点だったのだとか。しかしまぁ何だ、あまりこれは言いたくないのだけど、3A暮らしを延々とするんだったら何も無理してアメリカへ行かなくても良かったのにね。もしかすると井川の12~13勝があれば、阪神は今頃余裕で優勝へまっしぐらではなかったのかな。昨日は昨日で・・・いや、もう愚痴は言うまい(苦笑)。ちなみに日ハムと同時刻に厚別競技場で山形と対戦していたコンサドーレは3-0で勝利とのことで、やっと一息。ヤレヤレである。

暮しのサイケ日記「諸行無常の響きあり・・・の巻」(サイケ)

2007-09-26 05:44:35 | Weblog
あれだけ暑かった夏も完全に終わってしまった。というか、北海道でこれだけ残暑があったら立派なものだ。夏の間ベランダに出してあったテーブルをしまい、扇風機をしまった。夏の疲れが出ていてとてもだるい、今日この頃。あれほどまで連日暑くて汗だくだったのに・・・。日々の移ろいは早いものだ、などと感慨にふける秋なのさ。もっとも僕はいまだに半袖のTシャツ一枚で汗をかき、おまけにこの期に及んで、某所に半袖Tシャツをオーダーしたりしているんだけどね(笑)。

暑い暑いと言っていた間やたらと強かった気がする阪神タイガースが、完全に失速した。夏の終わりとともに尻すぼみだ。同点にしてさらに満塁のチャンスで4番打者は三振し、リリーフエースは連日二塁打を浴びて救援に失敗する。勝てるわけがないのだ。打てないし、投手陣もこらえられないからなぁ・・・まさしく諸行無常の響きありだ。ま、一瞬でも首位に立って良い思いさせてもらったからなぁ、と納得するのが虎キチの悪い癖か。いやいやサブカルの立ち位置なんてものは、そんなものですだ。

失速していると言えば、コンサドーレ札幌もひどい。ボールは繋がらず、プレスがかからずにセカンドボールは拾えず、出足で相手に完全に振り切られる。全然お話にならないのだ。こちらも夏の疲れなのかね。主力を欠いた湘南に0-3で負けるのだから重症だよ。首位陥落も近いのじゃないのかね。嗚呼、諸行無常の響きありだ。

日本ハムファイターズだって何だかもたもたしているぞ。チームの顔だったヒルマン監督も今年限りで勇退だし。来年は変わっていかなくてはダメなんだろうな。嗚呼、諸行無常の響きあり。ま、とりあえずタイガースにしても、コンサドーレにしても、ファイターズにしても、優勝は出来なくとも、クライマックスシリーズやら昇格圏内などは何とかキープ出来そうなので、まだ興味は残るし、すべてが終わってしまったわけでもないのだけどさ。ただ、風雲急を告げる早い動きの秋の空が、僕をペシミスティックにしてしまうだけなのさ。

そんな気分の中、こちらは始まったばかりの、イングランド・プレミアリーグ。マンチェスターUVSチェルシーの試合を観た。名将モウリーニョ監督の突然の解任に揺れ動くチェルシーだけど、そんな気分を反映してか、あれほどまでに躍動していた青いユニフォームが、なんだかおどおどと心許ない。ボールキープもプレスもどこかぎこちなく、玉際も無理して頑張りすぎて退場者まで出す始末。そうなればまったく攻めてはなく、一方的にマンUに攻め込まれる展開。だいたい新監督もベンチに置いた選手のチョイスも、選手交代も意図不明。しかもちゃんとした監督ライセンスすら持っていないとは何をかいわんや。どう考えても今年のチェルシーはダメだろう。まさしく、諸行無常の響きありだよなぁ。