蟻取物語

蟻の採集や飼育に関する研究成果を、写真等を活用して公開する。

1181 トゲアリ寄生 「1180」の続きです

2022年10月27日 14時37分35秒 | Weblog

10月21日から六日経過しました。

その間、室温で管理していましたが、トゲQもクロオオWも元気で互いに馴染んでいます。

まだ安心できませんが、

このまま越冬に向かわせるつもりです。

トゲアリの寄生については、経験から得たことをまとめ、

「トゲアリ考」として後日投稿したいと思っています。


1180 トゲアリ寄生 「1179」の続き

2022年10月21日 13時01分24秒 | Weblog

10月18日から三日が経過しました。

冷蔵庫から出して点検します。

「1」のとおり、トゲQ、クロオオWに異常がありませんでした。

ほっとしました。

今日一日、この状態のまま室温で様子を見ることにします。

 

異常が起きなければ、「2」のように緩めに詰めて、数日室温で放置、様子を見ることにします。

その結果はまた報告します。

 

「1」

「2」


1179 トゲアリ寄生 現況

2022年10月18日 15時59分28秒 | Weblog

クロオオWのトゲQへの投入を進めてきました。

5匹の壁、10匹の壁、20匹の壁を乗り越えて現在30匹ほどになっています。

二匹のトゲQのうち1匹が、20の壁を越えたところで死んでしまいました。

どうやらWにやられたようです。

 

「1」もう1匹は無事ですが、非常に危険な状況にあります。

そこで強制越冬状態にすることにしました。

 

「2」ギュウギュウ詰め状態にし、身動きできないようにします。

そしてコットンで包み冷蔵庫に入れます。温度は8度ほどです。(2022、10,18現在)

数日放置し、様子をみることにします。

 

「1」

「2」

 

 


1173 アメイロオオアリ新女王(触覚欠損) 現況

2022年10月01日 09時15分07秒 | Weblog

問題の触覚欠損の3個体です。

鞭節欠損個体にはハンディがあると思われるので、右鞭節欠損の個体(A)には蛹を一個与えました。

左鞭節欠損個体(B)には初期コロニーワーカー2匹を与えました。

右触覚全損個体(C)は、そのままにしておきました。

 

採集日から36日経過後の結果が以下のとおりです。

「A個体」  蛹が羽化し働いています。卵はすべて孵化、一個蛹化しています。

今月中には、コロニーが形成できそうです。

「B個体」  卵は全て孵化、成長しています。今月中か来月初旬にはコロニーが形成できそうな勢いです。

「C個体」  正直あまり期待していなかったのですが、現状は「B個体」とほぼ同じです。

これには、大満足」です。

 

その結果、分かったことは、触覚欠損個体であっても一部であれば、正常個体と同じコロニー形成能力があると認められることです。

 

「A個体」

「B個体」

「C個体」