越冬に成功した羽蟻は、メスが80匹程度、オスが110匹程度でした。
3月に入ってから、次々とメス羽蟻が脱翅していきました。未交尾なのは、明らかです。
オス羽蟻も死んでいきます。原因がわかりません。
脱羽蟻メスの多くは死んでいきました。現在10匹ほど管理しています。
後日この現象を推論してみたいと思います。
4月14日現在、メス羽蟻4匹、オス羽蟻20匹ほどになりました。
このメス羽蟻4匹は蟻巣から外に出てこなかった個体です。正常な個体だったと思えます。
4月15日、大型ケースに羽蟻とワーカーを入れた蟻巣を設置しました。
いよいよケース内ペアリングの実施です。
気温は24度ほどでしたが、ペアリングにいたりませんでした。
4月16日、午前10時に外の日光に日陰調整して、ケースを設置しました。
11時には、オス羽蟻が蟻巣から出てきて、さかんに飛びまわり始めました。
午後2時過ぎにメス羽蟻4匹が巣外に出てきました。
午後三時になって、最初の交尾が観察できました。
交尾は30秒以上続き、完全なペアリングでした。
続いてもう一匹交尾を観察できました。
後の2匹については、残念ながら確認できませんでしたが、交尾済みの可能性があります。
明日、脱翅状況をみればわかると思います。
今後の作業としては、
オス蟻がまだ健在なので、羽を落としているメスにペアリングを試みてみたいと思います。
鮮明な画像が撮れなかったのは残念ですが、参考に観ていただきたいと思います。