蟻取物語

蟻の採集や飼育に関する研究成果を、写真等を活用して公開する。

1120 ケブカクロオオアリ ケース内ペアリング 現況

2019年05月12日 13時19分27秒 | Weblog
交尾が確認できている2匹は、産卵をしています。
交尾の確認できなかった1匹も健在です。

蟻巣内で脱翅した2匹も今のところ健在です。
産卵の徴候はみられません。
これから一カ月ほど暗所で放置します。
ストレスを与えないためです。
ひたすら死なないことを祈ります。


1119 ケブカクロオオアリ ケース内ペアリング考 回答編(7-6・7)

2019年05月10日 16時08分36秒 | Weblog
6 日光と時間について
日光に当たっていることは、重要な要素の一つです。
温度と共にペアリングの引金になる要素です、
前述したとおり、温度管理は重要ですが、日光の管理も注意しなければなりません。

午前十時ころから野外に出し、ケース内に日光が差し込むように設置します。
まずオス蟻が出てきて飛び始めまあす。
午後になって、メス蟻が活動始めます。

このような状況が数日続いたころ、
ペアリングの瞬間がやってきます。
その頃は、オス蟻は歩きまわっている状況なので、メス蟻と遭遇する機会が多くなっています。

7 まず実施してみよう
やってみなければ、実感として把握することはできないと思います。
経験を積み重ねて、感を醸成することがポイントだと思います。
簡単にあきらめることなく、根気よく経験をつむことが大事です。

わたしもまだまだ改良の余地があると思っています。
チャンスがあれば、再び挑戦したいと考えています。

1117 ケブカクロオオアリ ケース内ペアリング考 回答編(7-4・5)

2019年05月01日 15時01分20秒 | Weblog
4 温度設定
温度は27℃から30℃になるように設定します。
湿度は40~60パーセントに設定します。
温度は日陰調整、湿度はスポンジで行います。
わたしは経験と感で行っていますが、未経験の方は温湿計をケース内に設置して行ったほうがいいでしょう。

5 風との関係
ケース内ですので、風の問題は発生しません。
風の有無はペアリングには、直接関係ないようです。