学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

重宝するネットのツール

2017-01-06 22:46:53 | 仕事
現在はインターネットが普及して便利な世の中になりました。美術の調査に関わる者にとって、知りたいことは何でも調べられる環境は嬉しい限りです。

私の場合、検索サイトでキーワードを入力して調べるのはもちろんですが、それでも見つからない人物名や項目があるときに重宝しているのは次の2つ。

Google books
 世界中の書籍の「中身」まで検索できるシステム。例えば「岸田劉生」と入力すれば、「岸田劉生」の単語が記載されている書籍のなかの文章の一部を提示してくれる優れものです。これをヒントにして、調査したい人物や項目の原典の書籍にあたることができます。

国立国会図書館デジタルライブラリー
 旧名は「近代ライブラリー」。明治、大正、昭和初期に出版され、著作権が切れた書籍をデジタル画像で公開しています。私の場合、ほとんど手に入らない貴重書の装幀や挿絵などを確認したいときによく使います。モノクロがほとんどですが、なかなかどうして重宝します。

インターネットの普及で、こうした情報をネットで得ることができるようになったのは本当にありがたい。このほか、個人的な趣味では国立公文書館の城郭地図のデジタル画像も好みです(笑)今後、博物館、美術館、図書館などのデジタル資料の公開が普及してくるでしょうから、ますます楽しみです。
コメント
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