GWには『 Midnight Sun 』 (氷の上のふたり)という白熊の映画(白熊ってかわいい!)と、『 Midnight Special 』というSFをDVDで見ました。両方とも何故かMidnight 。私もGWで昼夜逆転。『 Midnight Special 』は私は面白かったです。かみさんはつまらない、と言っていましたが。私には、すごくリアリティーのある映画でした。" Event "が近く起きると言われているので、それのメタファーだと私は思いました。メタファーといえば『騎士団長殺し』も読みました。いろいろと感想はありますが、長くなるのでやめときます。大化の改新のときの大和絵のこととか、日本画家 安田靫彦のこととか。
でも、ギリシャ哲学以来のイデアがニーチェ以降相対化され、メタファーの世界になったことは確か。でもまだ postmodern にはなっていない。文学もそれを模索中なのだと思いますが、果たして村上春樹が、それになれるのかは、私には疑問です。1Q84でカルトを描いて、それなりに面白かったけど、団塊の世代の彼が描いたカルトは、チャック・パラニュークらジェネレーションXの描くカルトに比べるとちょっと古い。そんなこと言うと、ハルキストからバッシングされそうですが…。カルトの次に春樹が描いたのが画家っていうのは、私にはなにか思い当たる感じがします。私も一応アーティストの端くれなので…。
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