K&A

kan-haruの日記

大森町界隈あれこれ 内川風景 変化する冬の内川を歩く(その1)

2010年02月04日 | 大森町界隈あれこれ 風景
kan-haru blog 2010

< 総合INDEX へ

内川を歩く(上流1)
内川は大森町の中心をJR東海道線の東から開桜小学校前を流れ、旧東海道の内川橋を通って「ふるさと浜辺公園」の河口までの約1.5kmを東京湾に流れる二級水系の短い人工の川(「大森町界隈あれこれ 内川風景 大森町を流れる昭和の面影 その1」参照)です。
1939年(昭和14年)に父の転勤により大森町に居住して、幼稚園に通園した時に、内川沿いの道を毎日通ったのが始めて見た内川で、内川右岸の川岸から50mのところに氏神様の諏訪神社があり、高校時代は内川沿いの校舎に通い、また大戦後の疎開から帰京の仮住まいは河口岸に接した住宅で過ごし、内川は生活環境からは切れない存在の川なのです。

 大森町の中央を流れる内川

内川は江戸時代から明治時代には、第1京浜国道から下流は現在までその流れを引きついていますが、上流は現在の京浜急行電鉄の鉄橋付近から南方にカーブして、大森町駅付近で西に折れて本流は大田区北馬込付近の水源に達して(「大森町界隈あれこれ 内川風景 大森町を流れる昭和の面影 その2」参照)いました。

最近では、川の水がきれいになったので人口河川の内川でも自然回帰が見られ、上流では大森第八中学校付近から京浜急行内川鉄橋付近で、親子連れの鴨が遊泳している光景を見ると付近住民の気持ちが癒されます。
しかし、上流の大森第八中学校の遊歩道護岸工事(「大森町界隈あれこれ ニュース 大森町周辺の師走の出来事(2009.12.26号)」参照)と新橋から下流で大掛かりな護岸工事が行われていますので、野鳥にとっては居住し難いなかでところどころで何とか住み着いています。

 内川上流地図

ただ、2年前には内川河口の「ふるさとの浜辺公園」の対岸の「大森海苔のふるさと館」(「大森町界隈あれこれ 海苔の歴史を学び体験する 大森海苔のふるさと館オープン その1、2」参照)前のふるさとの広場にかけて多数のカモメが見られましたが、今年は1羽も見られないのは下流の護岸工事が本格的に開始されたためと思われます。
昨年は、内川中流の開桜小学校前で遊歩道護岸工事を2年連続で行っていましたので、鴨も殆ど見られませんでしたが、昨春の遊歩道完成(「風景・風物誌 花見のはしご 今年は大森町界隈の花見と大田区の桜 その1」参照)後の今冬の始めには開桜小学校前には多数の鴨が寄り付いており、その中に混じってカモメも見られました。
年が明けて下流の護岸工事が本格化すると、カモメは見られなくなり、鴨の数も減少した様です。そこで、2月3日に内川の河口から大森第八中学校付近まで歩いて、内川風景を見てきました。

大森第八中学校付近の鴨の遊泳
1月31日には大森第八中学校の第1期護岸工事現場のやや下流付近から四之橋付近の間を大型の鴨が1羽で回遊しており、2月3日には種類の異なるかもが4羽ほどが遊泳していました。

 大森第8中学校前の工事中の内川で鴨の遊泳(:[0131]、:[0203])

大森第八中学校の遊歩道護岸工事
大森第八中学校の遊歩道護岸工事は昨年11月から開始(「大森町界隈あれこれ ニュース 大森町周辺の師走の出来事(2009.12.26号)」参照)され今年の第1期は、東邦医大病院側の富士見橋から60mの遊歩道護岸が3月末に完成予定です。
護岸工事を1月18日に見ると、護岸外部を鋼矢板で仕切り、護岸部の水の汲みあげを行っていました。

 第1期内川護岸工事1(写真拡大0118)

同31日に見ると、鋼矢板内部の護岸壁の基礎土台が築かれ、遊歩道護岸部の補強仕切り板が築造されていました。

 第1期内川護岸工事2(写真拡大0131)

2月3日に見ると、遊歩道護岸部の底部の基礎工事が行われていました。

 第1期内川護岸工事3(写真拡大0203)

四之橋界隈
・大森学園高校の風力発電機
大森第八中学校から内川を下流に進むと五之橋が架かっており、その先の四之橋の間に大森学園高校の校舎があり、内川沿いの校舎の屋上に風力発電機の風車が2基回転しています。風力発電機とともに大森学園高校の紹介が、1月14日のテレビ東京「空から日本を見てみよう」で放映(19:58~22:00)されました。高校の紹介のなかで、昨年70周年の設立当時には画期的な徒弟学校からスタートした模様が紹介されました。徒弟学校については、このブログでも掲載中(「大森町界隈あれこれ 大森学園創立70周年 徒弟学校から戦後焼跡工場仮校舎の歴史を追う(第2回その1、2)」参照)です。

 大森学園高校(:大森学園高校遠望、:大森学園高校の風力発電機

・諏訪神社節分祭
四之橋を北に進むと道路右側が諏訪神社への裏門です。諏訪神社の正門の参道は、東方の諏訪橋を開桜小学校に沿って北に進んで、四つ角を左に曲がる道が表参道です。2月3日は、諏訪神社の節分祭(「大森町界隈あれこれ 二月の風景・風物誌 諏訪神社の節分・初午と金山神社の針供養2009」参照)が午後3時から行われましたので、参詣してきました。

 諏訪神社節分祭(写真拡大)

・老人クラブ新年会・誕生会
1月21日に諏訪神社境内の諏訪会館で、大寿会第一クラブの新年会・誕生会が開催されました。諏訪会館は、大森西町会や老人クラブなどの集会に使用されます。

 大寿会第一クラブの新年会・誕生会(写真拡大)

< 総合INDEX へ
毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております(2月分掲Indexへ)
カテゴリー別Index 大森町界隈あれこれ 大森町風景別総目次
<前回 大森町界隈あれこれ 2010年 大森町の正月・年始風景 その1(第86回箱根駅伝) へ
次回 大森町界隈あれこれ 内川風景 変化する冬の内川を歩く(その2) へ
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 番外編カテゴリー別ブログ記... | トップ | 大森町界隈あれこれ 内川風景... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
写っている野鳥は (RELHAM)
2010-02-05 12:10:42
大森第八中学校付近の写真ですが、左はカワウですね。中と右はオナガガモのオスとメスです。
返信する
RELHAMさん、野鳥の名前を教えて頂き有難うございます (kan-haru)
2010-02-08 11:27:12
はじめまして、RELHAMさん、野鳥の名前を教えて頂き有難うございます。

昭和初期時の内川は排水溝の役の川であり、現在は上流からの流れはなく、
海水の干満で水位が変化している川ですが、付近住民にとっては憩の川です。
ここ5、6年前から、野鳥が寄りついてくるようになり喜んでいます。
ただ、これから数年は河川工事が行われますので、野鳥にとっては寄り付き
にくい環境です。

最近、野鳥が訪れてくれる環境になったばかりですので、不勉強で鳥の種類
も名前も分りりません。今後とも、いろいろと教えて下さい。

最後になりましたが、RELHAMさんのホームページは素晴らしいですね。
ゆっくりと、見させて貰います。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

大森町界隈あれこれ 風景」カテゴリの最新記事