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kan-haruの日記

大森町界隈あれこれ ニュース 大森町周辺の師走の出来事(2009.12.26号)

2009年12月26日 | 大森町界隈あれこれ イベント
kan-haru blog 2009

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内川大森第8中学校前の遊歩道護岸工事が始まる
内川の遊歩道護岸工事は、開桜小学校前の工事は2期に分けて行われ、第1期の半分の工事が2008秋に完成(「大森町界隈あれこれ ニュース 大森町周辺の秋のイベント(2008.11.11)」参照)し、残は2009年3月に全体が完成して開桜小学校の花まつりと合わせて大田区長出席のもとで桜の植樹が行われ(「風景・風物誌 花見のはしご 今年は大森町界隈の花見と大田区の桜 その1」)ました。この遊歩道の完成により、内川を案内する案内板や標柱が建てられベンチが置かれ、新名所が生まれました。

開桜小学校前の遊歩道護岸工事に引き続き、今年度は大森第8中学校前の内川北岸の延長180mの遊歩道護岸工事が11月から始まりました。工事は21年度から23年の3年間に分けて、60mずつ秋から冬にかけて護岸工事が実施される予定です。

 大森第8中学校前の遊歩道護岸工事が始まる1(写真拡大)

開桜小学校前の遊歩道完成により、元PTAの方が中心に内川の源流探索や、地域の歴史と変遷、文化など、内川を考えていこうという動きが生まれています。

 大森第8中学校前の遊歩道護岸工事が始まる2(写真拡大)

当初内川の環境整備は、旧呑み川と同じように河底を公園化しようと計画されましたが、地元住民の反対により現在の様な遊歩道ができ、内川中流の環境が素晴らしく優しい水元公園となり、散歩したりベンチに腰をおろして話を弾ませたりして休息できる憩いの場になりました。
今後は、下流のふるさと浜辺公園の環境整備とともに、内川全体の環境整備にもつながる親しみやすい川に変って行けば、遠い遠い昔の幼稚園の通園時に感じた人工的な匂いの川から、その頃には考えられなかったカニや川魚が群生し渡り鳥の安住出来る川(「大森町界隈あれこれ ニュース 大森町周辺の師走のイベントと出来事(2009.12.23号)帰ってきたかも」参照)へと自然回帰が進んでいけると考えています。

変貌する大森町駅周辺の商店街
大森町駅周辺の商店街も暮れに押し詰まり大きく変貌してきました。2009年3月のニュース記事(「大森町界隈あれこれ 大田区ニュース3月号 商店街が大きく変貌他」参照)の時点からは、大森町駅隣の東京キッチンが閉店して店舗が取り壊され(地図白抜き④)、商店街通り南側の和菓子店のあった青柳跡から大森食堂跡地にマンションの建設(地図①)が始まっています。

 大森町駅周辺商店街地図

変貌が進み、大森町駅から東側の第1京浜国道までの間の大森町商店街通りで開店しているお店は、僅かに6店舗のみとなりました。

 大森町駅東の商店街通り(:東京キッチン跡地、:大森町駅東の商店街では店舗数が少なくなる)

ほのぼの通りの丸忠行川商店跡とコマツヤ靴店跡地にもマンションの建設(地図③)が行われています。さらに、ナンカ堂北店と田肥電器店に挟まれた跡地でも建設(地図②)が進んでいます。

 大森町駅周辺の新規建築物工事現場(:大森町駅東口前の共同マンション建築現場、:丸忠行川商店跡のマンション建築現場、:ナンカ堂南跡地の新築工事現場)

また、大森町駅西口隣のナンカ堂1号店は12月31日に閉店となり、その後店舗建屋の取り壊しが行われます。ナンカ堂1号店の2階で開店していたカラオケ店は、ナンカ堂2号店の2階へ移転しました。

 大晦日に閉店するナンカ堂1号店(:ナンカ堂閉店まであと8日、:閉店まであと5日、:ナンカ堂2号店に移転したカラオケ店)

地元と作る地場演劇の会20周年公演
地元と作る地場演劇の会は、1990年に地域で語りつがれる「やげんざか往来」で旗揚げ公演をしてから、今年で20周年を迎えて地場狂言の「蒲田太平記」と「羽田たいへん記」の2本建てと、「うたたか20年」と銘打った芝居好きの人びとのミュージカルを、大田区民プラザ・大ホール(東急多摩川線下丸子駅前)で12月5、6日に公演されましたので、6日の開演を見に行きました。

 区民プラザ・大ホール(写真拡大)

2年前の「やまわろ」公演(「大森町界隈あれこれ イベント 地場演劇公演「山わろ~呑川へきたかっぱのこと~」」参照)以来の久しぶりの記念公演の観劇です。

 公演ポスター

演題の作者は江角英明で、本業の俳優で学んだ狂言を取り入れた史実を鮮やかに取り入れた会心の作です。作者は2004年に亡くなられており、今回は記念公演で追悼の意味を含めて、本格的な能舞台を用いて演出が江角英明と大蔵流狂言方の真船道朗の指導による公演です。

 20周年記念公演チケット

・蒲田太平記
時は14世紀の鎌倉幕府が倒れて南朝北朝が入り乱れ、華々しく戦った武将の新田義興の顛末の物語で、義興は敵の計略により無念の最期をとげました。
舞台は移って現代となり、新田神社(「イベント 新田神社 例大祭の古武道奉納演武 その1、2」参照)に祀られている義興が、船頭の頓兵衛を従えて登場し、少将の局を手土産を持って訪れて、男女の平行線を狂言仕立てであぶり出す喜劇です。

 狂言公演舞台(写真拡大)

・羽田たいへん記
昭和20年9月に、アメリカ軍から2日間で強制立ち退き命令が出て、住民が去った夜更けの穴守稲荷で2匹の狐が祭神のトヨウケを探しているところに巡査と警防団員が現れます。
姫を心配したスサノオと、夫を探して出雲からクシナダをがやってきて、狂言ことばに羽田弁や出雲弁が飛び交い織りなす人間的な神々の世界を、狂言によりユーモアを生み出す世界に引きずりこまれます。

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