マダムヤンのひとりごと

香港が大好き!中国の情報を発信したいと思っているのですが…ごめんなさい!子どもの話題ばかりになっていますね。

横浜中華街

2006-11-16 | 中国
おとといの夜(11/14)NHKの「ドキュメント72時間」という番組を見ました。テーマは“横浜中華街の青春”。10月10日の「双十節(シュアンシージエ)」のお祭りに向けて、獅子舞などを練習していくお話と併せながら、華僑の人たちの力強さを伝えるものでした。この番組の中で、いくつかの事が印象に残っています。
まず、①獅子舞。香港では春節の時に街に獅子舞が繰り出して、商店の軒先にぶら下げたレタスなどを食べる、というのを見ましたが、大陸では見たことないですね。田舎で春節を過ごした時も、爆竹には圧倒されましたが、獅子舞は見たことがありません。
横浜の中華街にある関帝廟で春節のカウントダウンをした時に獅子舞の演技を見て「そうそう!これこれ!!これが中国のお正月!!」と感動したものです。
2人ひと組で1頭の獅子になります。高さ2m以上の杭の上を跳んだりはねたり、大きな玉に乗ったかと思うと、もう1つの大きな玉に飛び乗ったりと、かなり危険を伴います。演じている人たちは、自分がしくじると相方も怪我をしてしまうので真剣勝負です。
それらの伝統芸能はすべて、先輩が、後輩に指導をするのですが、先輩たちは仕事を終えて駆けつけ、夜中まで熱心に教えます。彼らの伝統を守ると言う意識の強さは、私たち日本人には欠けているんじゃない?って気がしますね。学校や地域で昔からのものを代々受け継いでいく、伝統を守っていくことって、ほとんどないんじゃないかな?だから、教師と生徒、また、地域の人々の関係も非常に軽薄です。信頼関係ってそういう活動を通して育まれていくものだと思うんですけど。どこの社会においても自分が原点に戻れる、拠り所となる、信頼できる幹(base)が欲しいですよね。学校は予備校と化して、必修と科目がどうのうこうのう、と騒いでいる今、学校にそれを求めるのはとても困難だと言えるかもしれません。TVでみた彼らはどこかで1つに繋がっている、そういう目には見えない「絆」が見て感じられました。中国人であるという誇りともう1つ、彼らの団結力の強さの影には
②横浜中華学院という、大きな柱があり、それにしっかりと支えられているような気がしました。こう毎日「いじめで自殺」というニュースが続くと、学校に対する不信感はつのるばかりです。でも、正直な話「ryuryuはここの学校に行かせたい」と思いました。きっといじめなんてないですよ。
日本人の島国根性は外国人(特に朝鮮、韓国、中国、フィリピンなどアジア系)に対して、顕著に表れます。常に自分を上位に置いておきたいという意識が強いらしく、偏見の目で見たり、自分達の社会から除外しようといじめたりします。ほんとにイヤラシイ!!ryuryuを日本で教育する上で、一番心配なのは、そのこと。半分チャイニーズなryuryuは、きっといじめられるに違いありません。で、「ここの学校ならいいなぁ~」って思ったわけです。今では30%の生徒が日本人の父母を持つ日本人の子どもたちだそうです。驚きですよね!小さい頃から中国語を学ばせよう、ということらしいです。この点も「いいな」って思う理由です。やはり中国人だけの社会になると、またそれはそれでせまぁ~い社会になってしまうので困ります。子どもの頃から、世の中には色んな人たちが暮らしているんだ、ということを肌で感じて欲しいと思います。そうして成長し、社会に出て行く時、自分がこの広~い世界の中で何をしなければならないのかを見極められる大人になって欲しいなぁと強く希望します。
まとまりのない文章ですが、とりあえずアップします。
★この番組の再放送があります。NHK総合で11月21日午前2:55~3:25で
横浜中華街ファンさん、ありがとうございます。学校名が間違えていたのですね。さっそく訂正いたしました。m(__)m




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1 コメント

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NHKの「ドキュメント72時間」 (中華街ファン)
2006-11-22 16:57:36
番組で取り上げられた学校は横浜中華街にある横浜中華学院です。山手中華学校さんも素晴らしい学校ですが、老婆心ながらコメントを書き込ませていただきました。

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