▲<浜比嘉島「東の御嶽」>
浜比嘉大橋に戻り、道沿いに浜漁港へ行く途中の、水戸藩漂着の歴史を伝える「ヤマトンチュウの墓」を見過ごしたが、浜集落に入る手前にある「東の御嶽(シヌグ堂)」を見学。大きなガジュマルの木があり鬱そうとして神秘的な場所でした。
▲<「東の御嶽」入口道路脇にあった案内板>
浜漁港から南下して「浜集落」に入る。中央に「浜中学校」がある島で一番大きな集落です。
中学校の北側に「浜公民館」があり、その敷地内に「地頭代火の神(ジトウデーヒヌカン)」があります。「殿(トゥン=浜里主所)」も合祀され、立身出世の神として、進学、旅立ちの際に祈願します。
集落東側の道を南下すると、美しい漆喰と赤瓦の「旧家親川家」がある。
▲<立派な石垣が当時の繁栄をしのぶ>
さらに南下すると、集落のはずれの小高い所に「浜公園」がある。そのふもとに、住民の生活用水に活用された「前ヌカー(ウブガー)」がある。
▲<「前ヌカー(ウブガー)」>
遊んでいた公園から降りて来た、元気良く挨拶してくれた小学生の女の子に、もう一つの井戸の場所を聞いたら奥にあると教えてくれたので、さらに南下して畑と山の間に、円形の形をした「西の井戸(イリカー)」を見つけた(ここは、農家の人が手を洗ったり、休憩所に使ったという)。
▲<「西の井戸」>
そこから畑の中の道を降りて行くと、左側の森の中に「西の御嶽(イリヌウタキ)」があった。
▲<「西の御嶽」>
静かで美しい集落を西に抜けると浜に出る。
対岸の勝連半島を望み、海に点在して浮かぶ岩の形が美しい。
地図で観る感じでは、小さな島に感じたが、訪れてみたら意外に大きな島で、散策をしても楽しいパワースポットがたくさんある興味深い島でした。
※この「浜比嘉島散策記」は、「オキナワグラフ」2007年9・10月号を参考にして訪問しまとめました。