映画「団地」

2016年07月20日 07時00分00秒 | 映画・DVD

▲<7月9日から、「桜坂劇場」で公開中のコメディ映画です>

阪本順治監督×藤山直美の最新作です。

このコンビで、1999年「顔」で、第24回日本アカデミー賞 優秀作品賞、優秀助演女優賞、優秀脚本賞、優秀音楽賞、最優秀監督賞  2000年度キネマ旬報 日本映画ベスト・テン1位、読者選出日本映画ベスト・テン1位、監督賞(阪本順治)、主演女優賞(藤山直美)、助演女優賞(大楠道代)、脚本賞(阪本順治、宇野イサム)他、多数受賞している。

大阪近郊の昭和の団地に、中年の山下夫婦が引っ越して来た。

その夫婦は、トラックの居眠り運転によって、一人息子が事故死し、生きる希望を無くして「漢方薬局」を廃業した。

団地にも慣れた頃、夫が団地自治会長選に推薦され、少し元気が出てき始めたが、落選して落ち込みヘソを曲げ団地住民の目を避け、床下に籠る生活へ・・・。

普段から、暇で噂話が好きな住民たちが、落選した後山下さんんの姿が見えない事に対して、根も葉もない噂を流し始める・・・。

全体に流れる、出演者の関西弁が何とも言えないゆったりとした間が心地よい。特に、藤山直美と岸部一徳の掛け合いが面白い。

夫婦の掛け合い以外にも、自治会長夫婦の石橋蓮司と大楠道代や住民たちの言動が、関西の生活シーンでの「あるある」が続く。

久し振りに、笑える映画を観た。


【評価】★★★