室長の部屋

那須烏山市のスクラップ回収業(有)ひらつね 経営企画室ブログ

プラ新法とは

2022年03月31日 | スクラップ情報
室長です。

早いもので、気付けば明日から4月。様々な物事が新しくスタートするタイミングですが、廃棄物業界に関連するところでは4月1日から「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」(プラ新法)が施行されます。

※詳しくは環境省のサイトを参照。

このプラ新法、昨今の社会の脱プラやサーキュラー・エコノミーを進めるための法律で、今後のプラ資源の扱いがどうなっていくのかを示す法律です。とは言っても、未だにピンとこない方(私も含め)が多いかもしれません。そこで、私なりに思い切って要約してみることにしました!


(0)新法制定のねらい
2050年にカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量を全体としてゼロにする)を実現するという政府の壮大な方針の下、プラスチックを使用した製品の設計・製造から廃棄物の処理までのライフサイクル全体で資源循環を促すために新法を制定しました。
法律では、主にプラ製品の
①設計・製造
②提供・販売
③排出・回収・リサイクル
の3つのフェーズに分けて、守るべき指針や基準を示していますが、ここでは「消費者」、「市民」および「排出事業者」の切り口から、法律施行による具体的な影響を見ていきたいと思います。

(1)消費者への影響
◎ワンウェイ(使い捨て)のプラスチック製品の使用規制が強化
──これまで消費者に無償で提供されていた以下の12品目のプラ製品について、「特定プラスチック使用製品」に指定して、削減に向けた取組み(≒実質的には有償化)が求められるようになります。
・フォーク
・スプーン
・ナイフ
・マドラー
・ストロー
・ヘアブラシ
・くし
・かみそり
・シャワーキャップ
・歯ブラシ
・ハンガー
・衣料用カバー

(2)市民(日常生活)への影響
◎新しい分別ルールが導入(されるかも)
──これまで燃えるごみ等として回収された再資源化可能なプラ製品について「プラスチック製品」として新たな品目が設けられ、分別回収されるようになります。ただし、自治体によって対応はマチマチのようで、私の住む那須烏山市では未実施の予定のようです。

(施行前):燃えるごみ(生ごみもプラ製品ごみも一緒)
(施行後):燃えるごみ(生ごみ)+プラスチック製品
※リチウムイオンバッテリーを使った機器は、破砕時の爆発のリスクが高いため、混入にはナーバスなのでご注意を!

(3)事業者(排出者)への影響
◎「排出事業者が取組むべき排出の抑制・再資源化等」の明確化
──事業活動に伴って排出されたプラスチック使用製品廃棄物を「プラスチック使用製品産業廃棄物」と規定し、排出者は以下の優先順位に従って排出抑制や再資源化を進めるよう求められます。
①排出の抑制…そもそものプラスチックの使用量を減らす
 ↓
②適切な分別…再利用できるものとそうでないものを厳格に分別
 ↓
③再資源化の実施…「マテリアルリサイクル」がメイン
 ↓
④再資源化できないものは可能な限り熱回収
 ↓
⑤どうしても再利用できないものだけ焼却処分へ

※小規模企業等(商業・サービス業:従業員数5人以下、上記以外の業種:20人以下)はこれらの指針から除外。
※代表的な廃プラである緩衝材などもプラスチック使用製品産業廃棄物として明確に規定されている

◎排出の抑制及び再資源化等の実施状況の把握、管理体制の整備
──「その記録を行うものとする」、「事業場ごとの責任者の選任」といった表現で明文化されており、それに伴って今後、何かしらのチェックがされるようになるかもしれません。この点については不明瞭な部分が多いため、適宜フォローしていきたいと思います。


以上をまとめると、熱回収をしない単純な焼却処理のハードルが非常に高くなる(単純焼却するには、相応の理由づけが必要になる)と換言できそうです。努力義務に近い指針ですが、国が今後目指す方向性を如実に示すものとして無下にはできませんね。

買うは易し…

2021年08月17日 | スクラップ情報
室長です。

真夏の盛りですが、コロナの影響でなかなか自由気ままに過ごすことができない時間が続き、ストレスが溜まり気味ですね。
このお盆休みもコロナ&悪天候でどこにも出かけられず、消化不良の連休となってしまいました…

今年の夏らしい思い出と言えば(振り返るにはまだ早いですが)、まん延防止が発令される直前に家族で海水浴に行ったことでしょうか。
その海水浴場はさほど有名なスポットではなく、海水浴客でごった返している感じでもなく程よく疎らな密度で海を満喫することができました♪

その日は日差しがもの凄くギラギラしていたもので、2年ほど前に入手したポップアップテントが大活躍!
小さく折りたためることもあり、一家に一台欲しい便利なヤツとはまさにこのことを言うのだなと満足気に折りたたんで仕舞おうとしたところ、これがなかなかうまくいかずに四苦八苦。
だいたい20分ほど格闘したでしょうか、その後、無理くりなんとかひん曲げて折りたたんで仕舞うことに成功!
しかし、帰宅してから干すために広げたが最後、二度と畳むことはできず…たった数回使っただけで廃棄処分せざるを得なくなってしまいました(涙)



布+鉄のシンプルな材料なので廃棄するのは簡単かなと思ったのですが、実際に分解してみると見た目とは裏腹に結構厄介な構造になっています。
まずは鉄製のフレームに沿ってカッターで布を割いていきます。
全ての部分を割くことで最終的に鉄のフレームと布に分離されます。
フレームはなんと一本の鉄をリング状につなげたものになっていまして、長さは数メートルありました。



室長の場合、どんなに長くてもこのまま鉄くずとして自社で処分できてしまうのでこれ以上の労力は必要ありませんでしたが、個人が一般的な家庭ごみ(危険物)として処分しようとすると長さ数十センチにカットしてから廃棄しなくてはいけないので、この長さの鉄を何回もカットするのはたいそう骨が折れる作業になるのではと考えただけでも憂鬱になりました、、

元はと言えば、こんなに短命で廃棄しないで済むようにしっかりとしたつくりになっていて欲しいのですが、それに加えて、廃棄するときももうちょっと素直に廃棄できるような(簡単に分解してゴミ出しできるような)構造になっていると良いなと思った次第です。

安く買えるものは得てして、廃棄する際のコスト(金銭的・労力的)は高くつくものだったりします。
株ではありませんが、買うは易し(廃棄するは難し)…ですね。
廃棄する時のことまで思いを馳せて賢く買い物をしていきたいものです。

5Sのヒケツ

2020年06月30日 | スクラップ情報
室長です。

ひらつねが隔月で発刊しているニュースレター「RINC」。

7月号の特集は5Sについて!

こんな暇な時だからこそ、普段ならできないことにまとまった時間を割いて、今後の生産性向上の足掛かりにしたいところですよね。

地元の(有)小澤製作所さんでは、かつてのリーマンショックをきっかけに5Sに取り組み、その後に生かしている好例と聞き及んでいたため、これをチャンスとインタビューさせてもらいました。

その内容がこちらです。



(下の画像をクリックすると大きくなります)


インタビューを通して得た5Sのヒケツの最たるものは、「モノの所在が一目で分かるよう表示すること」にあるようです。

いやー、勉強になりました!

空巣・盗難にご用心

2020年04月17日 | スクラップ情報
室長です。

「先行きが不安になると盗難が増える」と直感的に思って弊社でも対策を取りはじめていましたが、やはり悪いことを考える人の行動は早いものです、、


大阪・北新地で「コロナ空き巣」多発 休業店は怒り
(4/16日刊スポーツより)

新型コロナウイルスの緊急事態宣言に伴う休業要請を受け、ほぼ休業状態になっている大阪・キタの繁華街「北新地」のバーやラウンジで、空き巣被害が相次いでいることが16日、分かった。約450店舗が加盟する北新地社交料飲協会には、緊急事態宣言が出された先週7日から今週初めにかけて数件の被害が報告されている。同協会の副理事長の織田高央さんは「混乱に乗じた“火事場ドロボー”は絶対に許せない」と憤りを隠せない。
(以下、略)


こうした報道を受けて、弊社も警戒態勢をいっそう強めることにしたいと思います!

お客さまにおかれましても、長期連休前に盗難対策を万全に済ませておくのが望ましいですね。

最近の市況概況

2020年03月17日 | スクラップ情報
室長です。

このところ、武漢発のコロナウイルスの影響で、株価がもの凄い勢いで下落しています。

観光業や飲食業を中心とするサービス業は大打撃を受けている一方、近隣の製造業は思いのほか落ち着いているように見受けられます。ただ、サービス業を発端とする景況悪化は玉突き的に遅れて製造業にも波及することが懸念され、今後の景気悪化と低迷が非常に心配なところです。

さて、最近のスクラップ市況を取り巻く状況をグラフにして見てみましょう。




「LME銅価格」、「鉄スクラップ価格」、「日経平均株価」のそれぞれの変動を2014年1月1日を100として指数化したグラフです。

足元での日経平均株価の下落ぶりが著しいことが、ぱっと見て分かることと思います。

注目すべきは、銅価格と鉄スクラップが日経平均に約半月~1ヵ月ほど先んじる形で、1月頃から続落していることではないでしょうか。

今回のコロナウイルスの発生時期については諸説ありますが、「12月8日に湖北省の武漢で「原因不明の肺炎」症例が確認されていた」、「1月1日にウイルスの発生源と指摘されている武漢市の海鮮市場の休業が発表された」(https://www.fnn.jp/posts/00050021HDK/202001290640_reporter_HDKより引用)など、1月前半の段階でリスク要因として急浮上しつつあることが分かります(あくまでも今にして思えば、ですが、、)。

特に銅価格は足が速く、かなり早い段階で急落していることが分かります。「銅は景気を知っている」という格言がありますが、まさにその通りの動きをしています。

ただ、その後の資源価格の推移を見ていると、株価ほどの大暴落の様相はなく、むしろ健闘しているようにも思えてきます。まあ、それでも鉄スクラップは3年半ぶりの低水準に沈んでしまってはいますが、、

相場ですので一寸先は闇。明けない夜はないのと同じように、いつかは相場は明るくなるはずと思い、今はただ耐えるしかなさそうですねぇ。

御用だ御用だ!

2019年09月17日 | スクラップ情報
室長です。

とある業界紙にて「廃棄物「置き逃げ」警戒」という大見出しで、引き取り先のない廃棄物が勝手にスクラップ業者に持ち込まれる「置き逃げ」について警鐘を鳴らしていたのが数か月前のこと。

ヤード内への不法侵入と言えば普通なら“盗難”が真っ先に頭に浮かぶものですが、処分が難しいスクラップや廃棄物が国内に滞留している昨今、処分に費用がかかるものを一方的に投棄していく“置き逃げ”が全国的に散見され、それに対する警戒も必要になるとのことです。



ちょうどその頃、弊社のリサイクルボックスでも明らかな廃棄物(リサイクル券が必要な家電や家庭の粗大ごみ等)が不法投棄される事案が数件立て続けに起きていたので、まったくの他人事ではなくいっそう警戒するように気を引き締めていました。


そして蒸し暑いある金曜日の夕方、その事件は発生しました。

リサイクルボックスの脇に車を横付けにしている車が遠方に見えたので、段ボールや古紙を入れてくれているお客さんかなと思っていると、なにやらカサのはる大きなものを車から出して地面に置いています。徐々に近づくにつれ、なんと明らかな廃棄物(衣装ケース)を白昼堂々「置き逃げ」していこうとしているではありませんか!

すぐに駆けつけて事情聴取を敢行。詳細は記しませんが、素直に謝らなかったので「それは犯罪ですよ!」と一喝して、すでに投棄していたゴミを持ち帰らせました。

ちなみに、その不届きな輩は高齢の夫婦でした。人生の晩年になってそんなつまらない罪を犯してしまうとは…と同情さえしたくなるような後味の悪い情けない感情が湧いてきました。

ネガティブな話はあまりここではしたくはないものですが、同じような残念なケースが生じないよう、注意喚起としてあえて記しておきたいと思います。

みなさまも「置き逃げ」にはくれぐれもご用心を!

許可更新完了

2019年04月14日 | スクラップ情報
室長です。

2ヵ月前のエントリーで産業廃棄物収集運搬の許可更新の申請についてお知らせしましたが、先月末、無事に更新が完了しましたので報告いたします♪

なお、廃掃法の改定により、平成29年10月1日以降の許可更新にあたっては、水銀使用製品産業廃棄物(廃蛍光管など)の取扱の有無について明示した許可証が発行されます。

弊社では、主に廃蛍光管を想定した水銀使用製品産業廃棄物の収集運搬が「可」ということで許可を受けましたので、お困りの際にはお気軽に声をかけてください!

プラメーター

2019年02月27日 | スクラップ情報
室長です。

中国の廃プラスチック輸入禁止に端を発して、日本国内では廃プラを中心に産業廃棄物の処理がかつてないほど難しくなってきています。

残念ながら、この現象は一朝一夕に解消されるとは思えず、処分にかかるコストは高くなり続けており、まとまった量の不要なモノ(産廃予備軍)を持ち続けることは一定のリスクがあるという認識に頭を切り替えた方が良さそうです。

参考までに、産廃(廃プラ)を取り巻く処分困難度のリスクを“プラメーター”として、以下に段階別にまとめてみました。

Lv.1:受入基準の厳格化
大量の廃棄物を効率的に捌くために、処理に手間暇がかかるもの(多種類が混載しているものなど)は敬遠される傾向が顕著に。
 ↓
Lv.2:受入量の制限
各施設のキャパオーバーの量の廃棄物が搬入されて処理が追いつかず、タイムリーに搬入できない状態。1~2ヵ月待ちはザラ。
 ↓
Lv.3:処分料金の値上げ
国内の最終処分場(埋立など)のニーズが急速に高まり、最終処分の単価が上昇。つられて中間処理の処分単価も上昇中。
 ↓
Lv.4:新規契約の停止
施設のキャパを超えそうな中間処理業者の中には、これまで取引実績のない新規先からの相談を断るケースが増えている。これまで適正に処理してなかった排出者には厳しいツケが回ってくる懸念も…
(今はココ↑)
 ↓
Lv.5:処理施設の停止(受入前面ストップ)
処理能力を超えた状態が長く続くと、事故や設備故障等のアクシデントにより処理施設がストップするリスクも高まる。処理施設の破綻が最悪のシナリオ。

レベル5(あくまで仮定ですが)にはまだ達していませんが、仮に一つの中間処理場(処理場A)が長期間ストップしてしまう事態が発生した場合、今までそこで処理していた産廃が行き場を失い、他の処理場Bに流れ、オーバフローぎりぎりで処理していた処理場Bに更に負荷がかかる形になり、万一アクシデントが発生すれば処理場Bもストップし、連鎖的に処理場C、処理場Dも…なんてことも確率は低いものの考えうるリスクとして頭の片隅に入れておいた方が良いかもしれません。

やや誇張した表現ですが、事態はそれほど緊迫しているのです。

取引先のお客さんには既にご不便をおかけするケースも出てきており、今後、状況がさらに悪化することも視野に入れる必要がありそうです。くれぐれもご用心ください。

書類の書き方改革

2019年02月14日 | スクラップ情報
室長です。

先日、地元商工会(工業部会)主催の働き方改革セミナーに参加してきました。

かなりタメになるセミナーで、4月から労働環境を取り巻く法律のうち重要な変更点があることなどを理解でき、貴重な機会になりました♪
こういった機会を小零細企業の会員に提供することこそが、商工会の第一のレゾンデートル(存在意義)であると再確認した次第。

さて、そのセミナーの前段にて、働き方改革や健康経営の分野の先進企業が事例紹介をする中でも触れられていたのが、効率化というものでした。最近、身近なことでも劇的に効率化が図られてちょっと感心したことがありましたので、ついでにここに記しておきたいと思ます。

ちょうど5年前の今頃、産業廃棄物の収集運搬の許可更新の手続きに四苦八苦していたのですが、それからはや5年が経ち、今年も許可更新のタイミングとなりました。

また同じように苦労する羽目になるかと思いきや、説明マニュアルを読んでいますと、大きな変更を伴わない更新については添付書類が大々的に簡略化されているではありませんか!

これも削ってしまってよいのか!?と少し心配になるくらい大胆に省略化されていた箇所もあり、拍子抜けすると同時に肩の荷がかなり軽くなったのは嬉しい誤算でしたw

その結果、書類作成はスムーズに進み、ご覧の通り穏やかな付箋の状況とあいなりました(笑)





煩雑な資料を作成して提出させるというのが許認可の際の一つのハードルとして“あえて”設けているものと推察しているのですが、この効率化・省略化は勇気のいる決断だったかと思います。
近年まれに見る業務効率化として、室長的には積極的に評価したいところです。

なお、あえて希望を付け加えるとするならば、ワード形式のテンプレートをもうちょっと使い勝手良くしてもらえればありがたいなと。
「文字の配置」や「文字のサイズ」をいちいちいじって体裁を整えるというのは結構なストレスなもので、、

願わくば、添付書類をインターネット上でのウェブ申請にしてもらえるとありがたいですね~省力化かつ省資源にもつながるので、なおよろしいのではないでしょうか。

見て見ぬフリはできない

2019年01月10日 | スクラップ情報
室長です。

遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。

今年の正月休みはどこにも出かけない寝正月気味の連休となりました。
昼も夜もダラダラ生活で、テレビもダラダラと流し放題の毎日。
テレビは箱根駅伝の中継以外、基本的に正月の特番か過去の番組の一挙再放送ばかりだったので、どうしても本腰を入れて見る気にならず、BGM的に聞き流す一方でした。

しかし、そんな中で目に留まったのがNHK(Eテレ)の『びじゅチューン!』三夜連続で一挙放送というもの。

この番組は世界の美術作品を(変な)歌と(変な)アニメーションで紹介する約5分程度の番組。
その作品の特徴を捉えた歌詞を盛り込んでいたりするので、意外と勉強になることもあったりします。
独特の世界観をもとに構成されていて、時としてメロディーや歌詞が頭や耳にこびりついて離れないという、ツボにはまると大変な番組なのです。

それが20回分くらいを2時間ぶっ続けで三夜連続で放送する(もちろん深夜帯)というのですから、好きな人にとってはまたとないチャンスな訳です。

偏愛するまだ数歩手前にいる室長はリアルタイムで見るはずもなく、録画して後でのんびり再生して見ていました。
気に入っている作品の一つ「武蔵の遅刻理由」も録画されていて、子どもと一緒に毎日のように再生して堪能しています♪

こんなのどかな正月休みを送れるのも、案外幸せなことかもしれませんねぇ~
今年一年、そんな平穏な日々が続けばいいなと思った年頭でした。
そんな訳で、本年もよろしくお願いします。


追伸
正月休みに唯一やった建設的なことといえば、リサイクルBOXの改良でした。
実は、ここ半年くらい古紙の持ち去り事案が多発しており、防止策をとらねばと思いつつも忙しさにかまけてなかなか対策が後手に回ってしまっていました。
ようやく工作する時間が確保できたので、「見て見ぬフリはできない、俺は武蔵~♪」と口ずさみつつ、簡易な防犯策を打っておきました。



網で上部を囲って、一部に返しも設けることで、ちょっとした出来心を挫く仕掛けになっています。

たかが持ち去り、されど持ち去り。
ドロボウを見て見ぬフリはできない!
ということで少し物々しい感じになっていますが、ご容赦ください。

リサイクルBOXの取扱品目の変更

2018年12月23日 | スクラップ情報
室長です。

年の瀬がいよいよ近くなってきて、年末の大掃除に追われ始めている方も少なくないかもしれません。

そんな時に活躍するのが、資源物をいつでも受け入れ可能な弊社のリサイクルボックス!!、、、なのですが、このところ「金属くず」BOXの中に悪質な廃棄物(家電リサイクル法対象の洗濯機や明らかな廃棄物)が投棄される事案が頻発しているため、「金属くず」の受入れを中止せざるを得なくなりました。



これまで良好な利用状況だっただけに非常に残念ですが、ご理解いただきますようよろしくお願いします。

「カンバンに偽りあり」の状態ですが、ご容赦くださいませ。

その結果、古紙(段ボール、新聞、雑誌・書籍など)のみの受け入れとなりますが、引き続きご利用いただければ幸いです。

<取扱品目>
・段ボール
・新聞
・雑紙、書籍など
※家電リサイクル法対象品は投入不可です。
※火気厳禁

資源回収業の初心に戻るべし

2018年02月02日 | スクラップ情報
室長です。

得意先のお客様には昨年来からニュースレターにてお伝えしておりましたが、いよいよ家庭から排出される電化製品の無料回収がストップになりそうです。

廃電化製品の最大の買い手である中国が、品質の悪い(環境負荷の大きい)スクラップの輸入を大幅に絞っており、廃電化製品が輸出できなくなっていることによるものです。

中国の環境規制を発端とする再生資源業界へのインパクトは多方面に広がっており、現段階では、鉄スクラップにはプラスの影響を及ぼす一方、古紙類には強い逆風となっている模様です。

こうしたスタンスがいつまで続くのか、逆にいつ翻るのかは全く読めないところ。

そうなってくると、品質の悪い品物は何かしらの手を加えて品質の良いものに変えていく必要がありまして、手間暇をかけて付加価値をつけていくというのがスタンダードな対応方針になっていくでしょう。

しかしそれはなんてことない、地道に廃棄物に手を加えて再生資源として価値のあるものに仕立てていたという、かつての再生資源業者がやっていたことそのままの仕事に戻る、ということに過ぎません。

資源回収業の本義とはなんぞや?

今回の流れはそんなことを我々に諭していると考えなければなりません。

市況は大台に戻すか

2018年01月15日 | スクラップ情報
室長です。

日本の株式市況とは裏腹に、ここ数年低迷していた各種スクラップ市況。

LME銅価格や鉄スクラップ価格の推移を見てみますと、2014年1月1日を100とした場合、グラスシーリングのようなあたかも“見えない天井”があるかのように、100を下回っているのが常の状態でしたが、今年はいよいよそのガラスの天井を突き破りそうな勢いで市況が戻ってきています。



もはや鉄スクラップは国際商品になっており、国内のスクラップ価格を牽引しているのはやはり輸出市況。

日本の一地方にいる限りではあまり感じませんが、どうやら海外では景気が良いようです。その結果、鉄スクラップの需要も旺盛になっているようなのです。

日本から輸出されるスクラップの主な最終需要家は中国でして、中国の景気いかんで相場が左右されるという状況になっています。

最近室長が鉄スクラップの先行きを占う際に参考にしているデータに「鉄鉱石の上海先物価格」があるのですが、その価格も近年の中では比較的高い水準にあるようで、強基調の相場の裏付けとなっています。

とは言え、現在の相場上昇は中国の季節的な要因(冬季の環境規制に伴う減産実施)が絡んでいることも十分に考えられるため、油断できません。

とりわけ注意したいのが、昨年はじめに実施された違法鉄鋼操業の取り締まりの結果、あぶれてしまっているであろう低品質の鉄スクラップが先々アジア方面に輸出に回り、全体的な輸出市況を軟化させてしまうリスクです。

2020年の東京オリンピックを控えてここ1年は日本国内の鉄鋼需要は底堅そうなので、大打撃を被る可能性は低いと思われるものの、下方に向けて過敏に反応するタイミングが一回くらいはあるのではないかというのが室長の見立てです。

最近の傾向からしますと、下がる時は早いので気を付けたいものです。

とは言え、こればっかりは相場次第。当たるも八卦当たらぬも八卦ですので、あまりくよくよせずに前向きにいきたいですね!


追伸

今年のおみくじは昨年に続いて「吉」でした、、相場の項目もあまり良くないご宣託があったので、まずは大きな欲をかかずに過ごしていくことにしたいと思います。

新規許可の取得(福島県)

2018年01月12日 | スクラップ情報
こんばんは、室長です。

この度、福島県の産業廃棄物収集運搬の許可を新規取得しました!

取扱品目は以下の10種類です。
①汚泥
②廃油
③廃プラスチック類
④紙くず
⑤木くず
⑥繊維くず
⑦動植物性残さ
⑧金属くず
⑨ガラスくず等(水銀使用製品産業廃棄物含む)
⑩がれき類

昨年10月から水銀使用製品産業廃棄物(蛍光管など)の処分のルールが変更となりまして、変更後初めての許可申請でしたので少々戸惑いましたが、そちらも無事にクリア♪

より多様な廃棄ニーズへの対応が可能になるかと思いますので、蛍光管の処分を中心にお困りのことがありましたら是非ともお声かけくださいませ!

満載御礼

2017年12月26日 | スクラップ情報
こんばんは、室長です。

2月に稼働を開始したひらつねのリサイクルボックス

その後、利用者の温かいお心遣いもありまして、お陰様でルールを守って積極的にご利用いただいております♪

折しも、年末の大掃除シーズンを迎え、弊社の通常業務だけでなく、リサイクルボックスも大忙し!!



少し油断すると段ボールや鉄くずを入れるパレティーナが資源物で満載になり、今にも溢れんばかりとなってしまいます。

これから大みそかにかけて、ご家庭ではいよいよ本格的な大掃除が始まるかと思います。

いつ/どれだけ持ってきていただいても大丈夫なように、なるだけきれいな状態でお迎えしたいと思いますので、ドシドシお持ち込みください!

【取扱品目】
〇段ボール
〇雑誌・チラシ・書籍
〇新聞
〇金属製品 ※家電リサイクル法対象品除く

24時間、365日対応しておりますので、ご利用ルールの範囲内で遠慮なくお持ち込みくださいませ♪