室長の部屋

那須烏山市のスクラップ回収業(有)ひらつね 経営企画室ブログ

HKS計画

2013年08月27日 | 趣味

室長です。

かねてから企てていた目論見がようやく実現の運びとなったので、お知らせします♪

名付けて、HKS計画(ヒラノ小魚水族館)!

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祖父から譲り受けた、幅が120センチもある巨大水槽(1200mm×450mm×450mm)を我が家の自部屋にて稼働させたのです~

当初の予定では今春に稼働させるつもりだったのですが、水漏れが発覚して自力でコーキング(水槽の内側にゴム張りをする)を施して直したところやはり水が漏れてしまったので、プロのコーキング屋さんに無理を言って頼んで対応してもらい、浄化フィルターを約2万円(!)で購入し、ようやく水張りにこぎつけたのはお盆の頃のことでした。

これだけ迫力のある大きな水槽に魚を泳がせるとなると、何を入れて鑑賞するかが悩みの種。水槽のサイズに合わせて大きな魚を入れるのも良いのですが、やはり見ていて飽きないのは多種多様な魚種を混泳させる、しかも、川の中を覗いた時のシーンを再現したような鑑賞法なのではと思い、近くの川で採取した小さい川魚を群れで混泳させることにしました♪

ちなみに、多数の魚を買う場合、成魚を多数入れると過密になってしまい某多摩地区で見たことのある「生簀(いけす)」のような環境になってしまうので、それだけは避けようと思いました(笑)

現在、水槽内に棲んでいるのは
マブナ×1尾
ウグイ×2尾
カワムツ×約10尾
オイカワ×約10尾
モツゴ(クチボソ)×4尾
タモロコ×2尾
シマドジョウ×1尾
スジエビ×1尾
ヌマエビ×1尾
の9種類、約30尾です。

これだけ大きな水槽に大量の小魚を入れて初めて気付いたのですが、いわゆる雑魚(ざこ)ばかりだととりとめのない水槽空間になってしまい、面白みに欠けてしまうのです。主役級のコイやタナゴ、ひょうきんな脇役のドジョウ等の特徴あるキャラクターがいてはじめて水槽内にメリハリが生まれて魅力的な空間になるのでは、というのが水槽をつぶさに見ていて発見したことです。

それは舞台の上で踊ったり歌ったりしている某アイドルグループと相似形なのではないかと不謹慎ながらも思った次第w あれだけ群れていると、やはりセンターが誰とかって決めておかないと並んだところでメリハリがなく収拾がつかない事態になっちゃうんでしょうね~

いずれにせよ目下、ヒラノ小魚水族館ではセンターを張れる主役を発掘中ですので、進展がありましたらご報告します♪


スチール缶とアルミ缶

2013年08月16日 | スクラップ情報

こんにちは、室長です。

先日の秋元社長との会食時に教えてもらったことを一つ思い出したので、ここで披露したいと思います。

それは、パン・アキモトの缶詰パンはスチール缶に入っているのですが、なぜスチール缶を使っているのかという素朴な疑問に対する回答です。

確かに、よくよく考えてみれば私たちがよくお世話になっている缶ジュース等には大別してスチール缶とアルミ缶があり、それぞれどのように使い分けられているのかあまり深く考えたことがありませんでした。

お話を聞くと、なんでも充填方法による缶内の圧力が関係しているのだとか。

製缶メーカーのサイトを参考にしながらもう少し詳細に記しますと、缶内の圧力が外気圧より低い場合は「陰圧」、高い場合は「陽圧」と分けられます。陰圧の場合、缶の胴部が気圧に押されて内側に凹もうとするので頑丈な缶を用いる必要が出てくる一方、陽圧の場合には、ガスの作用で缶の胴部が膨らもうとするので薄い素材でも強度を保つことができます。

陽圧の飲料物の代表例は、ビールや炭酸飲料等の炭酸ガスを含んだ飲料の他、最近ではお茶や果汁飲料でも窒素ガスを加えることで陽圧化できる技術が開発されて充填が可能になっているようです。一方の陰圧の飲料物の代表例は、加熱殺菌が必要となる乳飲料やコーヒー、紅茶等です。これは、飲料を缶に詰める際、熱いまま充填するのですが、熱が冷めると缶の中の圧力が下がり陰圧化するようです。

ここまで書けばお分かりだと思いますが、陰圧のものにはスチール缶を使い、陽圧のものにはアルミ缶を使うことになる訳です。

一説には、お茶類やコーヒー、紅茶などは、中味を缶に充填してから加圧状態で高温で殺菌する「レトルト殺菌」という製法で作るため、強度の関係から頑丈なスチール缶を使用しているのだそうです。もちろん缶詰パンも、スチール缶に入れたパン種を缶ごと加熱して殺菌し、焼き上げた直後に脱酸素剤とともに封入、密閉して雑菌の繁殖を抑えるという製法を用いているので冷めると陰圧になるものと思われます。他にも、冬場は加温するコーヒーやお茶の場合、熱伝導率が低くて冷めにくいスチールの方が適しているという理由もあるそうです。

とは言え、輸送コストの面から近年ではアルミ缶が優勢になりつつあるようです。それでも、スチール缶は打検による内容物の品質保証機能があることから、一定の需要はあるのでしょうね。鉄スクラップを扱っている弊社としてはスチール缶にも頑張ってほしいとちょっと贔屓したくなってきます(笑)

ちなみに、アルミ缶の底が円形に凹んでるのは内側からの圧力による変形を防ぐ役割があるのだとか。身の回りには色々と科学の果実が転がっているのですね~


商工会青年部の講演会

2013年08月13日 | 商工会・法人会

こんばんは、室長です。

先日、那須烏山商工会青年部にて(株)パン・アキモトの代表取締役秋元義彦氏をお招きして、「小さな会社の大きな挑戦」と題した講演会を開催しました!

パン・アキモトは非常食用の缶詰パンで有名なパンメーカーです。この缶詰パンは文字通り、缶詰に入ったパンなのですが、賞味期限が3年にもかかわらずふわふわの食感でなかなか美味しいパンなのです♪

開発は平成7年の阪神大震災にさかのぼり、震災の際、何か支援できることはないかと思い立ってパンを焼いて現地に届けたところ、被災者に十分に行き渡る前に日持ちせずに廃棄されてしまい涙を飲んだことが開発のきっかけになっているそうです。先般の東日本大震災でも、秋元社長は知人を通して自衛隊のヘリに缶詰パンを1万5千個も積んで被災地に直接運んでもらったそうです。ちなみに、私が同社を知ったのは震災1ヵ月後のガイアの夜明けの被災地特集で紹介されてでして、「こんな会社が栃木にあったのかぁ」と感心して見ていた記憶があります。

同社では地元の那須地区でベーカリーを展開している他、沖縄に工場を設けたりロサンゼルスに事務所を設けたりと地域だけでなく世界を見据えた経営を実践しています。近年では、「救缶鳥プロジェクト」なるプロジェクトを立ち上げ、賞味期限が残り1年になった缶詰パンを回収し義援物資として飢餓で苦しむ国々に送ることで国際貢献を行なっているそうです。その行動力には驚くばかり。。まさに「小さな会社の大きな挑戦」です。

社会貢献しながらビジネスを成り立たせていくという秋元社長の経営方針には私も同感でしたが、それを達成するのには多くの困難が付きまとうのでしょうが、それを乗り越える秘訣については残念ながら私にはまだ掴むことができませんでした。。

ただ、事業を展開していく上で、「これまでになかった新しいアイデアを考えて他社と差別化する!」などと考えると新しいことはなかなか思いつかなかったりするけど、「顧客が困っていることを解決するためにはどうしたら良いだろうか?(それも当の顧客に思い切って直接聞いちゃったりする)」と発想を転換すると案外うまくいくのではという社長のサジェスチョンは妙に頭に引っかかりました。

で、大量の風船を針でつついて壊しているこのお方が秋元社長です(笑)

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その他にも、商品の自主回収によって会社が傾きかけた話や金融機関から資金調達する際の必殺技、社内の社員教育の秘訣、果ては個人的な“お節介”で仲間と合コンイベントを開催して地元を盛り立てている話など多方面の話を聞かせてもらいました(笑)

とにかく前向きな印象が強烈に残ったので、その前向きさは是非とも見習いたいと思います。一聴衆、一消費者、そして経営者を志す一人として、同社の今後の展開がとても楽しみになりました♪

年間数十件もの講演会を行なっているなど多忙な中、こんな田舎にまで来て貴重な講演をしていただきありがとうございました!この場を借りて御礼申し上げます。


お祭りで思ったこと

2013年08月06日 | 食・酒

室長です。

久しぶりのエントリーになりましたが、実はこのHPのプロバイダーであるOCNに不正ログインがあったとかで7月末からしばらくブログ更新のページに入れなくなってしまい、更新が滞ってしまいました。。当初は山あげ祭りについて記事を書こうかなと思っていたのですが、既に10日程経過してしまいましたし、市中でも今年のお祭りは早くも過去のものとなった感が強いので、また来年に持ち越すことにしたいと思います(笑)

それで、何について書こうかと悩んだところ、お祭り中に疑問に思ったことがふと思い出されました。

今回のお祭りでは、前年に引き続き子供みこしのお手伝いをしたのですが、それに加えて今年から地元の金井地区の屋台を引っぱる“若衆”のお手伝いをすることになりました♪ちなみに、屋台とはこんなに大きくて豪勢なものです(映像は昨年のもの)。

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今年は私も慣れない白とピンクの浴衣を着て街中を練り歩いたり駆け足で走ったりした訳なのです(笑)昼は炎天下の中、夕方は激しい夕立の中、久しぶりに全身を使いました…

さて、ここからが本題。若衆は早朝から夕方遅くまで外を歩いていることもあり、一日が終わると喉が渇ききっています。しかも、昔ながらのというか伝統的な組織なので体育会系的なノリが強く、20~30代の若者が多いこともあり(もちろん高校生には飲ませませんが)、夜の飲み会が大変な乱痴気騒ぎになります!

みなさんそれなりのオトナですので強要はされませんが、テーブル各地で一気飲みが発生します。はてはバナナ(皮付き)の一気食いまで(苦)室長は新入りということで一気飲みはさせられず、端っこの方でお手柔らかにビール攻めを受けていました。正確には一気飲みの波が回ってくる前に、次々と注がれるビールで酔いが回り腹もパンパンに膨れてしまったというのが真相なのですが…

そんな膨満感と酔いに苛まされながらふと思いついたアイデアが、「酒のアルコール度数を半分に減らせば、酒も2倍飲めるのでは」というもの。なんせ、若衆ではたくさんの酒が飲めるのは「カッコイイ」という風潮があるように見受けられまして、室長ももう少し酒が飲めればと周囲の方々をちょっと羨ましく思ったりしたものでして。

まあこれは何も今さら思ったのではなく、これまで美味しい日本酒でも一晩で2合以上を飲んでしまうとたいがい翌日に禍根を残すことしばしであるため、日本酒のアルコール度数をもう少し何とかならないかなぁ、と以前から悔しく思っていたのです。

例えば、アルコール度数を半減させた日本酒を売り出すことを考えますと、今まで2合までしか飲めなかった人が倍の4合まで飲めるようになるので売り上げも単純に倍になって、簡単に市場拡大になるではないですか!飲み手にとっても売り手にとってもメリットのある話ですので、なかなかに良いことを思いついたと思っていたところ、低濃度酒と言って日本酒業界では既に取り組んでいるテーマだったようです。

後れを取ってはならぬと急いで近くのスーパーに行ってみると、アルコール度数7%の日本酒「コールド大関」なるものがズラリ並んでいます。さっそく1本だけ買って自宅にて試飲開始♪

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うぅむ、地元の名酒の東力士を水で薄めたような味、と言えば伝わるのでしょうか(笑)「味わう」と言うより「口にする」という表現が近い飲み物で、どちらかと言えば終わりも見えずにダラダラと飲む長期戦に向いている酒の味でした。これも一つの新しいカテゴリーなのでしょうね、きっと。

もう少し美味しそうな低アルコールの日本酒がないものかと探してみたところ、
・「碧蛙」(新政酒造、アルコール度数12%)
・「東一Nero」(五町田酒造、アルコール度数13%)
・「一ノ蔵ひめぜんDry」(一ノ蔵、アルコール度数10%)
等々、全国の有名な酒蔵も低アルコール日本酒の開発に取り組んでいるそうで安心しました。ただ、低アルコールと言ってもやはり10%を下回るのはなかなか難しいのですね…

そのうちお取り寄せをして飲んでみるつもりですので、続報を待っていてください♪