こんばんは、室長です。
外の風が心地よい季節になってきました。
今日は久々に大型トラックでのメーカー納品に複数回行ってきたのですが、花粉のピークも過ぎたこの時期は大型トラックでの遠出も悪くないものですね♪
トラックの運転が取り立てて大好きという訳ではないのですが、運転中の楽しみの一つに、流れるような風景をちょっと脇見する(!)ことがあります。大型トラックは運転席が高いので、普段乗用車に乗っている時には見えない風景が見えたりするものでして。。
同じく運転席が高いことに由来してついやってしまうのが、道路を走る他の大型トラックやトレーラーをぼんやり眺めることです。「苫小牧」や「大阪」等のナンバープレートを見てははるばるやってきた運転手の疲れに同情したり、トレーラーに積載されたコンテナを見ては異国情緒を感じたりして、瞬間的にちょっとした旅気分を味わうことができるのです。
今日は前を走っていた大型トラックが目に入り、ボディを確認してみると、この辺ではあまり見慣れない浜松ナンバーのトラックでした。少し気にして見ていると、「HAMAKYOREX」のロゴが見えます。そう、この辺では滅多に見かけない運送大手(株)ハマキョウレックスです。
ハマキョウレックスと言えば、異色の運送業者としてかつて『日経ベンチャー』というビジネス誌でたびたび取り上げられていたことを思い出しました。確か業務効率化のためにかなり変わった取り組みをしているという切り口だったと思います。。
詳しい内容は忘れてしまいましたが、前職の時にハマキョウレックスの取り組みを先進事例としてお客さんにしきりに紹介していたことだけは覚えています(苦笑)
そんなおぼろげな記憶を出発点にホームページを調べてみると、「日々収支」や「アコーディオン方式」という懐かしいキーワードが出てきたことでようやく記憶が蘇ってきました。
要点としては、
・「全員参加」をテーマに、率先した業務改善に取り組んでいる。
・労働集約的な業務なので、人件費管理が改善の中心。とりわけパートタイマーの活用が肝。
・具体的には、①各現場独自の方法で日々の収支を把握する「日々収支」、②物量に合わせて適正な人員を調整する「アコーディオン方式」及び③現場のパートタイマー全員が日替わりでリーダーを努める「日替わり班長」と呼ばれる管理手法を実践している。
その結果、曰く「各部署で決算をこなし全員で効率化を考えることで、受け身の現場から積極的な現場へと変わり、コスト競争力の高いセンターを運営しています。」とのこと。
詳しい管理手法はもう少し調べてみないと分かりませんが、業務管理の切り口としてこうしたものがあるということを知るだけで、何かしらのヒントになる気がします。パートタイム従業員の多い小売等のサービス業だけでなく、製造業にも応用できそうです、旅館業や医療福祉施設の運営にも十分に使えるのではないかと個人的には思う次第です。
同社の社長が書いた『日本一を目指す物流会社の すごい社員勉強会』(日経BP社)という書物も出ているようですので、参考までに勉強してみるのも良いかもしれませんね。連休中の課題図書にしてみようかなぁ…もし有意義なネタが見つかりましたら、何かしらの機会(媒体?)に還元できればと思います~