室長の部屋

那須烏山市のスクラップ回収業(有)ひらつね 経営企画室ブログ

トラック運転の楽しみ方+α

2014年04月23日 | 仕事と経営

こんばんは、室長です。

外の風が心地よい季節になってきました。

今日は久々に大型トラックでのメーカー納品に複数回行ってきたのですが、花粉のピークも過ぎたこの時期は大型トラックでの遠出も悪くないものですね♪

トラックの運転が取り立てて大好きという訳ではないのですが、運転中の楽しみの一つに、流れるような風景をちょっと脇見する(!)ことがあります。大型トラックは運転席が高いので、普段乗用車に乗っている時には見えない風景が見えたりするものでして。。

同じく運転席が高いことに由来してついやってしまうのが、道路を走る他の大型トラックやトレーラーをぼんやり眺めることです。「苫小牧」や「大阪」等のナンバープレートを見てははるばるやってきた運転手の疲れに同情したり、トレーラーに積載されたコンテナを見ては異国情緒を感じたりして、瞬間的にちょっとした旅気分を味わうことができるのです。

今日は前を走っていた大型トラックが目に入り、ボディを確認してみると、この辺ではあまり見慣れない浜松ナンバーのトラックでした。少し気にして見ていると、「HAMAKYOREX」のロゴが見えます。そう、この辺では滅多に見かけない運送大手(株)ハマキョウレックスです。

ハマキョウレックスと言えば、異色の運送業者としてかつて『日経ベンチャー』というビジネス誌でたびたび取り上げられていたことを思い出しました。確か業務効率化のためにかなり変わった取り組みをしているという切り口だったと思います。。

詳しい内容は忘れてしまいましたが、前職の時にハマキョウレックスの取り組みを先進事例としてお客さんにしきりに紹介していたことだけは覚えています(苦笑)

そんなおぼろげな記憶を出発点にホームページを調べてみると、「日々収支」や「アコーディオン方式」という懐かしいキーワードが出てきたことでようやく記憶が蘇ってきました。

要点としては、
・「全員参加」をテーマに、率先した業務改善に取り組んでいる。
・労働集約的な業務なので、人件費管理が改善の中心。とりわけパートタイマーの活用が肝。
・具体的には、①
各現場独自の方法で日々の収支を把握する「日々収支」、②物量に合わせて適正な人員を調整する「アコーディオン方式」及び③現場のパートタイマー全員が日替わりでリーダーを努める「日替わり班長」と呼ばれる管理手法を実践している。

その結果、曰く「各部署で決算をこなし全員で効率化を考えることで、受け身の現場から積極的な現場へと変わり、コスト競争力の高いセンターを運営しています。」とのこと。

詳しい管理手法はもう少し調べてみないと分かりませんが、業務管理の切り口としてこうしたものがあるということを知るだけで、何かしらのヒントになる気がします。パートタイム従業員の多い小売等のサービス業だけでなく、製造業にも応用できそうです、旅館業や医療福祉施設の運営にも十分に使えるのではないかと個人的には思う次第です。

同社の社長が書いた日本一を目指す物流会社の すごい社員勉強会(日経BP社)という書物も出ているようですので、参考までに勉強してみるのも良いかもしれませんね。連休中の課題図書にしてみようかなぁ…もし有意義なネタが見つかりましたら、何かしらの機会(媒体?)に還元できればと思います~


息抜きに

2014年04月20日 | 趣味

室長です。

このところ気が重い日々が続いている気がしたので、気晴らしに久々に釣りに行ってきました~ちなみに今年の初釣行です♪

ポイントは隣町の市街地近くの里川です。

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狙いはヤマメなのですが、まさかの獲物がミノーにヒット。なんと、20cm程のウグイでした(笑)

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その後、寒い中(曇天、15℃程度)を粘っていると、ようやく本命のヤマメがヒット!

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やはり美しい魚体ですね~約25cm程の良型ヤマメ。ほれぼれしてしまいます。。

これを糧にまた明日から頑張れそうです!


散歩の道中にて

2014年04月06日 | まち歩き

こんにちは、室長です。

花見がてらに烏山市内や郊外を散歩している道中、山道の峠あたりで気になる「トタン建築」を発見!

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ここはかつて烏山から宇都宮に車で向かう際に必ずと言っていいほど通った山道でして、今はこの真下にトンネルができた関係で旧道となってしまい、日中でも車通りはほとんどありません。

この掘立小屋はバス停として使われていたような面影を持っており、往時の通りの姿が偲ばれます。よく見ると“自由連合”やら“徳田虎雄”といった20年近く前の時代を感じさせる内容の色褪せたポスターが貼ってあったりして我々の目を楽しませてくれます(笑)

また、坂の入口付近には馬力神の石碑が立っていたりと歴史を感じさせるものもちらほら見受けられます。ちなみに、馬力神とは、人や荷物を運んだり力仕事を補助する馬を供養するために交通の難所等に設けた石碑のことです。

前後約2時間かけての散歩でしたが、昔懐かしの通りや路地を歩いて久々に懐かしい気分に浸ることができました♪それと同時に、新しくできた建物やなくなってしまった建物、空き家になっている建物など新しい発見もあり、町中を無目的に遊歩するのも案外刺激的な試みであることが分かりました。何人かでかつての通学路を巡って「ここにはあれがあった」とか「ここでよこく道草をくってた」とかとワイワイするもの楽しそうですね!


偏愛者による一冊

2014年04月03日 | スクラップ情報

こんばんは、室長です。

仕事とは関係があるのか分かりませんが、過去の記事に引き続きまして、これまたとある偏愛者による面白い本(というか写真集)を見つけたので紹介します♪

その名も『トタニズム』(洋泉社、イシワタフミアキ著)。トタンを素材として用いた建築を愛でるというものです。

トタニズムとは、「トタン及びその建築・構成物を肯定し、美的様態・表出構造を鑑賞・分析・批評しようとする思想・運動。その信奉者はトタニストとも呼ばれる」のだそうな。

そのトタニズム宣言なるものがだいぶ振(ふる)ってまして、「トタンは、向こうからやってくる。家、車庫、物置、工場、倉庫、屋根、塀、放置物。さまざまなアーキテクチャに姿をやつし、散歩の道中、旅行先の車窓、あてなく徘徊する山野海端の景中、やにわ眼中に出現する鮮烈で玄妙なる天然物の現代美術品、それがトタン建築、もしくはトタンそのものである。」と高らかにかつ大真面目に宣言しています(笑)

基本的に経年変化(劣化!?)したトタン建築のファサード(立面、側面)を写した写真が主なのですが、くだらないと思いつつも哀愁を漂わせたチョイスに心惹かれてつい衝動買いしてしまいました(苦笑)

トタンと言いますと、それこそひらつねでは鉄くずとして軽トラックに満載して運び込まれるのが日常の光景なのですが、ついぞそんな愛で方があったとは盲点でした。そういう視点でもう一度トタンくずを見てみると機械でプレスしたり切断したりするのが少し惜しくなってくるから不思議なものです。

みなさんもこれを機に周囲のトタン建築を見直してみてはいかがでしょうか~