●今日の一枚 109●
Bud Shank
The Bud Shank Quartet
今年最初の一枚、西海岸を代表するアルト奏者バド・シャンクの1956年録音盤『バド・シャンク・カルテット』。
超有名盤であるが、なぜか聴いたことがなかった。数年前の東京出張の際行った四谷の「いーぐる」でたまたまかかっていた。この時は、A面のみしか聴けなかったが、この度、決定盤1500シリーズででたので購入してみたわけだ。
愁いの漂うトーンがいい。シャンクはアルトとフルートを演奏するが、アルトはもちろんのことフルートもなかなかのものだ。どこか深遠なものを感じるフルートである。クロード・ウィリアムソン・トリオをバックにシャンクが自由自在に演奏しているといった感じだ。傑作と呼んでもいいのではないか。休日にゆったりとした気分で聴きたい一枚である。
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