古代日本国成立の物語

素人なりの楽しみ方、自由な発想、妄想で古代史を考えています。

西吉野の柿

2022年10月31日 | お出かけ
2022年10月吉日、美味しい柿を手に入れようと奈良県五條市西吉野まで車で走りました。五條市は日本有数の柿の産地で、柿シーズン真っ只中になると、幹線道沿いに出る柿販売所などで美味しい柿を安く買うことができます。

この日はFacebookで見つけた山の中にあるカフェ「こもれび」にも行ってみようと思って、国道168号線からフルーツロードに入り、さらに横道に外れて山道を登って、ほぼ終点にあるお店に辿り着きました。ところが残念なことにカフェはお休み。しかたなく周辺をワンコと一緒に散策して絶景を堪能して車に戻ったところ、駐車場横の柿農家さんが柿の販売を始めていました。






大きくてオレンジ色のつやつやした柿が並びます。この時期は刀根早生という品種です。形や大きさの整った柿が並べられた大小の箱があり、どれも市価よりも安いと思ってみていたのですが、お店の端っこにあった収穫用の大きなカゴに無造作に入れられた柿が目に留まりました。「訳アリ柿、詰め放題150円」と書いてあります。少し傷があったり、柔らかくなったりしていますが、自宅用なら問題なく、ほぼ訳ナシ柿と言ってもいいものが大半です。奥さんは迷うことなく袋に詰め始めました。結果、なんと15個も詰めることができ、1個あたり10円で手に入れることができました。詰めればもう少し入ったんだけど、とは奥さん談。柿選びに必死になって写真を一枚も撮らなかったことが悔やまれます。でも、11月になると富有柿が出ると聞いたので、そのときに写真を撮ってきたいと思います。

はるばる来たのでそのまま帰るにはもったいなくてドライブがてら、一の木ダムに立ち寄ってワンコの散歩をし、そのまま柿博物館へ行きました。






柿博物館はご覧の通り、まさに柿でした。入館無料で、200種類もの品種の柿の実の実物を並べていて、この季節ならではの展示に驚きました。隣には「果樹・薬草研究センター」があって、山の斜面に設けられた試験農場で研究のための栽培がおこなわれていました。






さて、目当てにしていたカフェが休みだったので、まだお昼ご飯を食べていません。車に戻って、柿博物館でもらってきた五條市の観光マップを見て、国道24号線沿いにある「Spoon」というカフェに行くことにしました。

山を下りる途中にこんなものを見つけました。柿の産地ならでは、と思うものの、何のための物かはよくわかりません。



「Spoon」はなかなかかわいいお店で、注文したハンバーグランチとミックスフライランチも満足のいくものでした。







山の上のカフェがお休みだったのは残念でしたが、美味しい柿を格安価格で買うことができ、一の木ダムや柿博物館でのんびりした時間を過ごし、大満足のランチもいただき、なかなか良い一日を過ごすことができました。









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大阪から愛知・岐阜経由で氷見への旅(後編)

2022年10月14日 | 旅行・車中泊
10月9日、「道の駅 恐竜渓谷かつやま」は危惧した大型車が来なくて静かに過ごすことができ、十分な睡眠がとれました。この日は金沢の友人宅を訪問することもあって、とくに行き先を決めていませんでした。朝から二人で相談して、マエダセイカの羽二重餅の古里、高向神社、横井チョコレートのアメ横・夢菓子市、五月ヶ瀬の工場直売店、最後に海岸へ出て東尋坊へは行ったことがあるので、すぐ近くの雄島へ行って、そこから金沢まで走ろうと決めました。



ということで、まずはマエダセイカの羽二重餅の古里へ。以前に永平寺にいったときに来たような気がするのだけど、もしかしたらデジャブかな。いろんな種類の羽二重餅が試食できて楽しかった。自宅のお土産に生羽二重餅を1つ購入。





次は高向神社です。今回の車中泊で古代史に関連する唯一の場所です。ここは第26代継体天皇の母君である振媛のお里で、彦主人王のもとに嫁いで近江で暮らしていたものの、彦主人王が若くして亡くなったために、幼な子の継体(男大迹王)を連れて実家へ戻ったとする『日本書紀』の伝承にある越前国坂中井(さかない)の高向とされる場所です。神社のある住所は福井県坂井市丸岡町高田です。小さな村の小さな神社ですが、地元の皆さんが伝承を大切にしていることが伝わってくる良い神社でした















さて次は横井チョコレート。この日の行き先を決める作戦会議のときにネット検索でいろいろ調べていた奥さんが発見したところです。以前に「道の駅 越前」に行ったときに買った横井チョコレートが美味しかったことを思い出して、絶対に行きたいと言った場所です。チョコレートだけでなく、子供向けの駄菓子などもいっぱいあって子供連れのお客さんがたくさんいました。





お菓子つながりで次の行き先は五月ヶ瀬の工場直売店。どんなお菓子があるのか全く知らずに軽い気持ちで来たのだけど、どうも店構えからして少し敷居が高かった。結局、何も買わずに退散。その代わりではないですが、目の前に広がる一面の蕎麦畑を眺めてきました。





次は友人宅を訪ねる前の本日最後の目的地、雄島です。東尋坊には来たことがあるのだけど、近くにこんな島があるなんて知らなかった。小さい駐車場がいっぱいだったけど、運よく空いたので停めれました。どうやら釣り客が停めているのでなかなか空かない様子。ラッキーでした。この島は東尋坊と同じで柱状節理の寄せ集めでできた島で、海岸から橋が架かっていて歩いて渡れました。











ここからは一路金沢を目指します。途中、少しだけ北潟湖に寄って写真だけ撮りました。アイリスブリッジというらしいです。



金沢では友人宅でお茶したあと、金沢駅近くで晩ご飯を食べて、「金沢ゆめのゆ」というところでお風呂に入ってから別れました。こちらはさらに1時間近く走った「道の駅 倶利伽羅峠・源平の郷」で車中泊です。この日は午後から降り出した雨が翌朝まで続きました。ここも車中泊する車があまりなくて静かに快適に休むことができました。

倶利伽羅峠は聞いたことがあるものの、ここであった源平の戦いのことはよくわかりません。ただ、道の駅が資料館になっていて、出発前に少しだけ見学して勉強しました。











翌朝、いよいよ最終目的地の氷見を目指しまます。以前から氷見で美味しい魚を食べたいと思い続けていて、是非とも行ってみたいと思っていたのが氷見漁港にある「魚市場食堂」です。朝9時半だというのにお客さんがいっぱいで順番待ち。でも回転が速くて意外にすぐに入れました。二人ともでっかいつみれの入った漁師汁がついた氷見海鮮漬丼にして、白海老の唐揚げをシェアしました。お腹がいっぱいで、結局この日はこの一食で夜までお腹が持ちました。

















食後は近くの「道の駅 氷見番屋街」へ行ってみました。人気のスポットで、駐車場ではたくさんの車が停める場所を探してウロウロしています。帰りにもう一度、金沢の友人宅に寄ることにしていたので、ここでしか買えないという氷見プリンをお土産に買いました。これだけの賑わいをみると地域おこしがうまく行ってるんだろうな、と思いました。







このあと、帰りに「道の駅 雨晴」に寄ってみました。晴れていたら富山湾越しに立山連峰が見える絶景の場所、のはずです。雨は止んでいましたが、残念ながら立山連峰は望むべくもなかったです。その代わりに、ちょうど電車が通るタイミングに居合わせたようで、いい写真が撮れました。





さあ、ここからは金沢経由でひたすら自宅を目指して走ることになります。相変わらず高速(無料区間を除く)は使いません。友人宅を出たのが15時半頃で、大阪の自宅に着いたのが23時頃でした。なかなかハードな4日間でしたが、満足度の高い車中泊旅となりました。

(おわり)






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大阪から愛知・岐阜経由で氷見への旅(前編)

2022年10月13日 | 旅行・車中泊
2022年10月7日、仕事を早い目に終えて3泊4日の車中泊旅に出かけました。今回のルートは、大阪を出て北名古屋のとある施設を訪ね、その後、北上して岐阜、そこから西に向かって福井、北上して石川、そして富山の氷見を折り返し点として大阪に戻ってきました。通過地点も含めると4日間で、大阪、奈良、三重、愛知、岐阜、福井、石川、富山、滋賀、京都の2府8県を走破したことになります。自動車専用道を除いて基本的にずっと下道を走り、走行距離は920キロとなりました。以下、レポートです。

10月7日、17時半に大阪の自宅を出発、天理インターから亀山インターまで名阪国道、あとは下道を使って北名古屋市まで休憩を挟みながら約5時間で目的地の施設に到着。さっさと用件を済ませて車中泊予定の「道の駅 美濃にわか茶屋」には零時過ぎに到着しました。翌日からの時間を有効に使おうと思って少し強行軍でしたが一気にここまで来ました。この道の駅での車中泊は二度目になります。

10月8日、道の駅からすぐのところ、岐阜県美濃市「うだつのあがる町並み」を散策しました。以前、四国を一周したときに徳島県美馬市にも「うだつの町並み」というのがあって、そことよく似ていました。朝が早かったのでお店がどこも開いていなくて、ほんとに散歩するだけになってしまいましたが、ワンコの朝の散歩にちょうど良い感じでした。



















美濃を出発して長良川沿いに国道156号線を北上し、郡上八幡を目指します。11時前に到着し、予定していた旧庁舎記念館の裏にある駐車場は空きが2台しかなく、ぎりぎりセーフでした。この駐車場は1時間150円(ただし30分で出庫すれば無料)&30分50円で短時間の滞在なら安くすみます。付近の他の駐車場の多くが1日500円なので、4時間以内ならこちらの方がお得ということになります。

山の上のお城までは長い坂道なので早々にあきらめて、ワンコを連れてふもとの城下町を散策です。柳町通りから本町通りと歩くのですが、観光マップではこれが推奨ルートとなっているのにあまり観光客がいません。町並みも何となく中途半端。それでも「宗祇水」まで来ると人も多くて賑わいがありました。吉田川にかかる橋を渡って新町通りに入ると「やなか水のこみち」というところがあって、狭い一画だけど一番居心地の良い空間でした。































12時過ぎに駐車場も戻ったので、駐車時間は1時間とちょっとで200円。やっぱりここがお得でした。郡上八幡からはさらに北上して「道の駅 清流の里・しろとり」でランチ休憩。「good cafe and Factory」というお店で唐揚げ弁当をひとつ買ってシェアしました。美味しかったです。



ここから福井県に入って九頭竜川沿いを西に向かいます。福井県の全ての川の流域面積の7割を占めるとされる九頭竜川も最上流あたりはほんとに細い川です。あたりまえだけど。途中、九頭竜湖や九頭竜ダムを見ながら大野市を目指します。五木ひろしの「九頭竜川」の歌碑がありました。九頭龍ダムは少し貯水量が少なくなっていたのが残念ですが見ごたえありました。ロックフィル方式という土と岩で造られたダムだそうです。



















九頭竜川をさらに下って越前大野の盆地に差し掛かったところに、Facebookか何かで見てチェックしていた「ゆいファーム農家のとうふ屋さん」というお店があります。翌日に金沢の友人を訪ねることにしていたのでお土産を調達しました。



大野市に到着したのが16時まえ。すでに日が傾きかけています。まちなか交流センターの広い駐車場が無料なのには驚きました。ありがたい。行こうと思っていた「御清水(おしょうず)」もすぐ近くです。大野市はあちらこちらから清水が湧き出る水の町だということを初めて知りました。ここも山の上に越前大野城がそびえているのですが、坂道を登ることはしませんでした。その代わり、ワンコを連れて街中を散策です。道が広くてきれいに整備されていて歩きやすい街でした。





























大野市を17時前に出発。10分ほど走って「あっ宝んど」でお風呂です。ついでに晩ご飯もここで食べることにしました。越前そばとソースかつ丼。意外にも美味しかった。でも、お風呂が温泉でなかったことに気づいて少しがっかり。この日は結構歩いたのでゆっくりお湯につかって疲れをとりました。







この日の車中泊の場所は「道の駅 恐竜渓谷かつやま」です。新しくて広くて、着替えスペースもあって、車中泊にはおススメですね。

(後編へつづく)













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