IWGP

2000年4月から放送したTBS系ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」のあらすじなどなど勝手気ままに書いてます

スープの回⑤

2003年03月28日 | IWGP
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マコト、銅像のふくろうに話かける。相当追い詰められてるね・・
「もう何もかも嫌んなっちゃった。仲間も母ちゃんもブクロも。池さん、いやふくろうさん、俺は明日始発でこの街出るよ」
ふくろう「世話になったなぁ・・」っと銅像のふくろうが話した。ふくろうはシュンとの思い出もつまっているね。
マコト、キャップをふくろうに被せ去って行った。








マコトの部屋
マコト荷造りをしている。そこにケンさんが入ってきた。
ケンさん「おい、どこ行くんだい?」
マコト「関係ねぇだろ」と出て行ってしまう。

ケンさん追いかけて歌いだす「俺の俺の俺の話を聞け~♪2分だけでもいいお前だけに本当の事を話すから~♪お前の愛したブクロの街の優しさに抱かれて泣けばいいだろう~ハッ!」タイガー&ドラゴンね。
マコト「変な歌。・・・母ちゃんよろしく頼むわ」
ケンさん「あぁ」
マコト「冬は母ちゃんあかぎれひどいから米ぬか買ってやってよ。つーかあんた働けよ」
ケンさん「それはどーかな」
マコトが行こうとすると・・
ケンさん「待て!お前には父親らしいこと何もしてやれなかったからね」っとズボンにはさんだマヨネーズを出した。
ケンさん「プレゼント。これは俺が一番好きなものなんだよ」
っとマコトに投げる。マヨ好きも一緒なんだね。

マコト「ありがと」
ケンさん「Adios my son」




キングラーメン
Gボーイズ達はブラックエンジェルに勝つためラーメン作りに明け暮れている。







公園
ホームレスが寝ているとそこに怪しい人影が。

すると寝ているホームレスに薬を嗅がした。そしてローションを取り出す。
っと、当たった手にすごい静電気が起きた。ホームレスが暴れたことに動揺し、犯人はホームレスを蹴っ飛ばす。そして逃げて行った。
そのホームレスの正体はマコトだった。






スライのスタジオ
1人で雄叫びを上げてる。
っとデスクがないことに気づく。必死に探す。
そこに携帯が鳴る。





ボーリング場
マコト、脇を押さえてる。
スライが来た「どーした?」
マコトがスライを呼び出したようだ。
マコト「いや何かあったら連絡くれって言ってたからさ。あっ迷惑だった?」
スライ「いや、ちょうど出かけようと思ってたとこだったし・・・そーいえばどーなった?ホームレス襲撃事件」
マコト「あぁ、あれねぇ捕まったよ犯人」
スライ「うそぉ。そっか、良かったな~いや気になってたんだよ、そりゃ良かったぁ」

マコト「・・・」
スライ「何?どーしたの?」
マコト「あの音のことなんだけどさ」
スライ「あーあれ、気に入った♪」
マコト「サイコーだよ、ぶっちゃけ何の音なんだよ?」
スライ「それは言えないよ、苦労して見つけた音なんだから。俺らはこの世で一番早い音って呼んでる。学校で習ったろ?一番早いのが光、次が音だよ。あれは限りなく光に近い音なんだよ。」
マコト「俺バカだから分かんねぇわ」
スライ「例えば雷が鳴るときまず空が光ってピカ~、しばらくして音がくるドン。近ければ近いほど光と音の間隔が狭くなる」
マコト「近くで鳴った音ってことか」
スライ「バカじゃないよ、あんた」
マコト「ありがと」
スライ「そろそろ戻らないと。」
マコト「忙しいんだ」
スライ「RIZEは最高のバンドだよ」






ネットカフェ
和範「いらっしゃい」またスーパーロン毛に戻ってるよ~
マコト「すっげぇ繁盛してんじゃん」
和範「インターネットカフェだからね。いちおー店長」
ちゃんと働いてるんだね。まだハッキングもしてるようだけど。
マコト「あれどーなった?」
和範「報酬が先。」
マコト「金取んのかよ~」と言いながらもお金を出す。
和範「払うんだ(笑)」
マコト「24だからバカにすんなよ」

和範、パソコンを開く。スライのホームページだ。「この人何したの?」
マコト「骨折り」
和範「ホームレスの」
マコト「あっ知ってんの?」
和範「前科はないし、組関係とも付き合いはなかった。だけど意外なところで意外な男と繋がってた。」
マコト「誰?」
和範「ドーベルマン山井」懐かしいね~今頃ムショでしょ?

マコト「・・・まじかよ、おい」
和範「3年前、ブラックエンジェルのメンバー集めるために東口のクラブにほぼ毎晩出入りしてたらしい。そこの店長がスライ」
マコト「面倒くせぇ~」
和範「それ何?」とマコトの持ってるMDを。
マコト、MDをコンポに入れようとするがどこに入れていいか分からない・・

2人でMDを聴く。
和範「何これ?」
マコト「方向性の違いだな・・」




街中
しんさん、ゴミをあさっている。
何者かが影から見ている。





面会室
マコト、山井の面会に来た。
山井は耳と鼻を繋いでたチェーンを紐に変えてるよ。それOKなんだ?

マコト「3年も経てば嫌でも変わるよな」
山井「・・・」
マコト「時間ねぇから用件だけ話すわ、スライって男のことなんだけど」
山井「昔の仲間に会うことは禁じられている。けどお前は別だ。仲間じゃねぇからな。」
マコト、ズボンにはさんだヒカルの本「誠」を出した。
マコト「ヒカルの書いた本だ。読んだか?」
山井「どうせ嘘ばっか書いてあんだろ」
マコト「お前がリカとシュンを殺したのは嘘じゃねぇ。今更責めるつもりはねぇよ。でも一生ついてまわるんだよ。お前だけじゃねぇ、俺やヒカルやあの時ブクロにいた連中みんな」
山井、軍手をはめた手をだす。タカシに落とされた人差し指はない。
山井「俺はその張本人だ。お前に言われなくても知ってるよ。そこまでバカじゃね。スライは普段はおとなしい男だった・・・」




しんさんが捕まっている。

2人の男は黒いフードに黒いバンダナ。
「これが終わったら金子に電話しろ」
「マコトを呼び出すんだよ」
しんさん「おめぇらマコトの知り合いか」
薬を嗅がされた。
しんさん「やめれ、やめれ」
しかし意識を失ってしまう。
フードを取った男はスライだった。「あの音を完成させるんだよ」





面会室
山井「だけど最後に会ったとき忘れられねぇ話を聞いた。北海道で起きたトンネル工事落盤事故の話だ。ある若い作業員が事故に巻き込まれて下半身の骨がグシャグシャになるほど重症を負った。スライが言うにはその男が意識を失う寸前に天国の音を聞いたらしい。」
マコト「天国の音」
山井「稲妻みたいに早さで体の中を走る音で、たまらない快感だったらしい。まるで天国への扉が開くような音・・スライはその音を探してるんだ」
そのためにホームレスの骨を折ってたんだね。足から上へ、どんどん音は近くなるってこと。。





RIZEの楽屋
金子の携帯が鳴る。ジェシーから。
金子「何やってんの?もうすぐリハ始まるよ」
ジェシー「助けてくれ・・」
金子「ジェシー?おいジェシー」




マコトの部屋(ビニールハウス)
そこには律子、ケンさん、マサ、ホームレス達がいた。
シンさんは両腕に包帯を巻いている。

ホームレス「何だ?出て行ったんじゃないのか?」
シンさん「お陰様で頭だけは助かった。あいつらおめぇの仲間か?」
マコト「誰?」
シンさん「とぼけんな!骨折りだよ」
マコト「会ったことあるけど仲間じゃねぇよ。」
マサ「どーゆうことだよ?」
律子「言いなさい!マコト、犯人誰なの?」
マコト「ゴチャゴチャうるせんだよ!」とマヨネーズとMDを投げる。そこに携帯が鳴る。金子からだ。
金子「ヤベェ事になった。ジェシーがスライにさらわれた」
マコト「めんどくせんだよ」と部屋を飛び出す。


金子と落ち合う。
マコト「どーゆうことだよ?」
金子「分かんねぇ、俺がMD持ち出したのバレてブチキレてんのかもしんねぇ」


スライのスタジオ

ドアを開けると・・・

マコト「ジェシーって・・」
そこにいたのはタカシの彼女?のジェシーだった。またもや柔道着姿だよ。
っとその時マコトは後ろから頭を殴られる。スライとジェシーだ。

金子「どーゆうことだよ?」
スライ「決まってんだろ、生であの音聞かせんだよ」
金子「本気で言ってんのかよ」
ジェシー「・・・」





マコトの部屋
マコトが投げたMDを聞くと・・

そこにはスライとジェシーの声。マイクテストや、場所、ホームレスのおよその年齢などが吹き込まれている。
マサ「今の声RIZEのジェシーだ!」
そして骨が折られる音が入っていた・・・
マサ「信じらんねぇ、ジェシーとスライが骨折りなんて・・」
ケンさん「そいつらどこで何してる?」
マサ「今日確かライブだけど」
ケンさん「めんどくせぇな・・案内しろ」





キングラーメン
前を何者かが通りかかる。そして戻る。
タカシ「ただいまー!!究極のダシとか言って結局、名古屋ね」
が、しかしGボーイズは誰もいない。
タカシ「って誰もいね~客もいね~ビックリさせちゃおー」

厨房で骨を砕く。そこに韓国人の店員が戻るがタカシを誰だか知らない。随分長い間留守にしてたってことだね・・
っとどこからか「タカシちゃーーん」とジェシーの声が。。




タカシ走る。

そしてジェシーを発見。
ジェシー「タカシちゃん!」
タカシ「誰ですか?」
ジェシー「ジェシー・・・」
このシーン昔も見たね。
タカシ出て行ってしまう。ジェシー得意のロシア語で叫ぶ。





『スープの回⑥』へ続く